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ノースフェイスの新リュック 自立し収納も多彩 定番3ブランドの新ビジネスリュックをチェック(上)

日経トレンディネット

2018/1/15

定番ビジネスリュック「シャトル デイパック」で知られるノースフェイスのニューモデルを紹介する
日経トレンディネット

 通勤シーンでもすっかり違和感がなくなったビジネスリュック。その流れをけん引してきた3つのブランド、ザ・ノース・フェイス(ノースフェイス)、吉田カバン、トゥミの最新モデルを紹介する。最初に取り上げるのは、定番リュック「シャトル デイパック」で知られるノースフェイスのニューモデル2つだ。

■米国で企画された新リュック

 ビジネスリュックのトレンドをけん引しているノースフェイスの「シャトル デイパック」。2012年春の登場以来、マイナーチェンジを繰り返しながら現在も発売されている人気バックパックだ。ノートPCとタブレットが同時に入る蛇腹式の専用コンパートメントのほか、電源コードやモバイルルーターなどの電子機器を収納するオーガナイザーなどを備え、ブリーフケースを想起させる品の良いスクエアデザインでビジネスシーンに対応。今もなお、仕事で使うリュックの最有力候補として名前が挙がる。

 そんなノースフェイスがビジネスリュックの次なる一手として投入したのが「アクセス22」だ。

ザ・ノース・フェイスの「アクセス22」(3万7000円)。ほかに容量28リットルの「アクセス28」(4万円)がある。※価格は税別、以下同

 シャトルデイパックが日本で企画されたのに対し、アクセス22は同ブランドが生まれた米国で企画されたもの。「アクセス22は16年春夏に米国で発売され、ノースフェイスが手がけたシティユースのバックパックとして、アウトドア好きの方から大変支持された。そして16年秋冬に、日本で直営店でのみ少量を販売。数が少なかったこともあり、すぐに完売した」と、ゴールドウイン ザ・ノース・フェイス事業部 ハードグッズグループ マネージャーの狩野茂氏は話す。

 その後、17年春夏シーズンも直営店を中心に少量を販売し、完売していた。そして今シーズン、ついに日本で本格展開がスタートしたというわけだ。

■自立するフレーム構造&ワンタッチオープン

フレーム構造でしっかり自立する。メインコンパートメントはワンタッチでオープン

 移動には便利なバックパックだが、意外と困るのがミーティング時やデスクに着いたときのかばんの置き場だ。このアクセス22は底面にPEボード(プラ板)を配し、形崩れしにくいフレーム構造を採用しているので、しっかり自立する。立てかける必要がないので置き場所に困らず、また荷物も出し入れしやすい。バッグ全体がモールド(型枠)で形作られているので荷物も保護できる。

 このフレーム構造を生かし、メインコンパートメントはファスナーではなくワンタッチ式の開閉に。がま口のような開口部に付いた金具を持ち上げるだけで、自動でオープン。すばやく荷物にアクセスできるのだ。金具にはロック機能も付いているので、背負っているときに中の荷物を盗難される心配もない。これは海外企画ならではの発想だろう。

 
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