巡視船「そらち」によって今冬初の流氷が確認されたようです。そこで本日の天気のあれこれでは、流氷のメカニズムから、陸・海・空から見られるおすすめスポットまで幅広くお届けしたいと思います~
目次
- 1.巡視船「そらち」が今冬初の流氷を確認!!
- 2.そもそも流氷って何?
- 3.オホーツク海の流氷ってどうやって作られるの?
- 4.最新の流氷の位置は?
- 5.陸から流氷を見るおすすめスポット3選!!
- 6.海から流氷を見るおすすめスポット3選!!
- 7.空から流氷を見るおすすめスポット3選!!
- 8.流氷を歩く流氷ウォークもおすすめ!
- 9.まとめ
1.巡視船「そらち」が今冬初の流氷を確認!!
紋別海上保安部は、1月7日に巡視船「そらち」が雄武(おうむ)町日の出岬から北北東約85km付近のオホーツク海で流氷を確認したと発表しました。今冬の流氷の確認は初で前年より5日遅いとのことです。同海保では付近を航行する船舶に注意を呼びかけています。
2.そもそも流氷って何?
流氷とは水面を漂流する氷の事で、定着氷以外のものを指します。流氷の中には、海水が凍って生じた海氷や氷山や皮の水が凍って生じた河川氷も含まれます。この他にも高さ数m・長さ1kmにも渡る流氷山脈などもあります。
引用:流氷山脈
3.オホーツク海の流氷ってどうやって作られるの?
真水は水温0℃で凍りますが、海水は塩分を含むため凍り始める温度がさらに低くなります。下図は海水の塩分濃度と凍結点の関係を表わしたものです。
海水の塩分濃度は3.3%~3.7%の間で平均すると、3.5%になります。凍結点を見てみると、-1.8℃近辺ですね。
こちらは昨年の12月27日時点の北海道周辺の海水温です。海水温は低いですが、-1.8℃と言われるとそこまで低くはないように見えますよね。
実はオホーツク海には、アムール川から真水が流れ込んで来ており、それにより塩分濃度の濃いところと薄いところの2層が出来ます。
海水塩分濃度と凍結点のグラフを見ても分かるように、塩分濃度が低くなると凍結点は逆に高くなるので、このくらいの海水温でも凍ってしまうのです。
4.最新の流氷の位置は?
1月14日時点の流氷の位置がこちらです↓
大分南下してきていますが、見頃は1月下旬以降といったところですかね。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
5.陸から流氷を見るおすすめスポット3選!!
陸から流氷を見られるスポットでおすすめなのが、オホーツクタワー・能取岬・フレペの滝です。
オホーツクタワー
高さは海上38.5mもあるオホーツクタワーは、3階の展望室から流氷を眺めることが出来ます。また海底7.5mまで地下があるので、下から流氷を見ることも出来る数少ないレアスポットです。
利用案内 | 紋別 オホーツクタワー オフィシャルWEBサイト
能取(のとろ)岬
能取岬は、オホーツク海と能取湖の間にある突き出た岬で、標高約40mの高台の上にあります。灯台の近くまで車で行けれるので、ドライブがてら見てみるのもアリですよ。
フレペの滝
世界自然遺産・知床にある景勝地であるフレペの滝は、断崖絶壁から流れる滝が凍りつく神秘的な光景が見えるスポットです。そこからは一面にオホーツク海が見渡せるので、流氷も見ることが出来ます。ただ、フレペの滝に行くには、遊歩道を歩いていく必要があり、スキー・スノシューがないと行くことが出来ません。トレッキングツアーなどもあるので、そちらに参加した方が無難です。
6.海から流氷を見るおすすめスポット3選!!
海から流氷を見るのは、流氷船に乗る必要があります。おすすめの流氷船は、ガリンコ号Ⅱ・おーろら2・知床ネイチャークルーズの3つです。
ガリンコ号Ⅱ
ガリンコⅡは、氷を砕くためのらせん状のアルキメディアンスクリューを搭載しており、ガリガリと氷を割って進んでいきます。この光景は圧巻で、一度は乗ってみたい船ですね。
ご予約はこちらから↓
おーろら2
おーろら2は、選手から氷に乗りかかって船の重みで流氷を割ってきます。ガリンコ号Ⅱのようなスクリューは付いていませんが、パワフルな性能で厚い氷も押し割ります!
ご予約はこちらから↓
冬の醍醐味、流氷観光|網走流氷観光砕氷船 おーろら 公式ホームページ
知床ネイチャークルーズ
上記の2つの船と違い小型なクルーザーで行く感じです。大型船と違い波の影響を受けやすいので、船酔いしやすい人は避けた方が良いかもしれません。ただ、小回りが利くので、流氷の近くまで行くことも出来ますよ。
ご予約はこちらから↓
7.空から流氷を見るおすすめスポット3選!!
空から流氷を見るのにおすすめなのが、流氷ヘリコプタークルージング・流氷熱気球フライト・オホーツクSKYクルーズの3つです。
流氷ヘリコプタークルージング
網走の海岸沿いのヘリポートから流氷を空から眺める遊覧飛行に飛び立ちます。予約なしの当日飛び込みでも行けるみたいなので、気軽に空から見たい肩にはおすすめです。
ご予約はこちらから↓
オホーツクSKYクルーズ
もっと空から見る流氷を満喫したい方には、セスナでのクルージングがおすすめです。やや値は張りますが、30分間とゆっくりと眺められますよ。
ご予約はこちらから↓
オホーツクSKYクルーズ - ヘリコプターと飛行機のHKK北海道航空/airplane & Helicopter Hokkaido Aviation
流氷熱気球フライト
バーナーで暖めた空気の浮力のみで浮かぶ熱気球は、北の大地を風任せでフライトします。バーナーを使わない時間は、ヘリやセスナのようなエンジン音は気になりません。より自然を楽しみたい方には、おすすめですね。
ご予約はこちらから↓
8.流氷を歩く流氷ウォークもおすすめ!
専用のドライスーツを着用して、流氷が押し寄せるオホーツ海に行ける流氷ウォークもおすすめです。インスタ映えしそうな写真を撮りたい方には、良いかもしれません。
ご予約はこちらから↓
流氷ウォークは流氷を楽しむ自然体験ツアー|知床ナチュラリスト協会(シンラ)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
9.まとめ
巡視船「そらち」によって今冬初の流氷が観測されたようですが、南下してくるのは1月の下旬以降のようです。一度で良いから生で流氷を見てみたいものですね。
常時読者は募集中です♪
仕方ないから読者になってやるよという奇特な方は、こちらからお願いします♪
↓
ランキングに参加中です。 応援お願いします♪