『達磨』
180°回転アンビグラム。逆立ちして見ても同じ字形です。
アンビグラムを作りやすい書体とは?と考えると、それはフラクトゥールや
御酒のラベルによく使われているヒゲ文字が作りやすいでしょう。
装飾性が強い書体はアンビグラム化に向いています。
またヒゲ文字のヒゲの本数を奇数(七五三)にすると縁起が良いそうです。
それでは本年もよろしくお願いいたします。:@hibiwarekaibun/意瞑字査印
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『サンタクロース/クリスマスケーキ』
「サンタクロース」を鏡に映し、横に読むと「クリスマスケーキ」になるアンビグラム。
この作品をもって本年は〆たいとおもいます。
どうぞよいお年をお迎えください。
:意瞑字査印
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『甘~い、苦~い』
振動型アンビグラムの亜種。
対象物の一部が隠れて見えないとき、 欠けた部分を脳内で補完して全体像を認識する作用を「アモーダル補完」と言います。
その対象物が文字である場合、まわりに書いてある情報と自分の知識から、隠れた部分を補完して脳が文字列を知覚します。
このデザインはまわりの情報として色だけが違うんですが、それが脳内補完に影響を与えるのか、というちょっとした実験です。
「チョコ」なので「甘~い」または「苦~い」と補完して欲しいところ。読み方の組み合わせは4とおり考えられます。
Twitterでアンケートを取ったところ(N=223)、51%の方が上を「甘~い」下を「苦~い」と読んだ、と回答しました。
やはり、補完作用に対して色は重要だということが分かりますね。:igatoxin
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『収支』
作り甲斐のあるアンビグラムの中では最も画数が少ない言葉ではなかろうか。しかも対義語の組み合わせである。
まだまだこんな言葉が眠っているとは。楽しいですなぁ。
旋回型ということもあり、アンビグラムと気づかない人もいるかも知れないが、それが我々の目指すアンビグラムデザインの境地である。
:igatoxin
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『栗/梨』
振動型というのはそのまま見ているだけで複数の見え方に見えてしまうタイプ。「ウサギとアヒル」のだまし絵のようなものですね。
どちらに見えやすいかは、見る人にとってどちらが好きかに関わるともいわれています。
ということで、秋の味覚のアンビグラム、どちらが先に見えたでしょうか? :igatoxin
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『コウ/オツ』
振動型アンビグラム。
よく「どちらも甲乙つけがたい作品だ」と言ったり聞いたりしますが
本作は行ったり来たりと、どちらでもコウオツつけがたい作品です。
しかし「つけがたい」とはよく言ったもので、どちらにしてもモノはいいようですね。
: kawahar
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『星雲』
180°回転アンビグラム。
星雲と聞いて私がまず思い浮かぶのはドーナツ星雲(M57)で、
虹色のリングがとても綺麗なのです。
ところで、喜ばしいことに最近アンビグラムを作る人が増えてきました。
アンビグラムは特殊な技術ではなく、実は誰にでも書けるものなので、
気軽に作る人がもっと増えればよいと思います。:意瞑字査印
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『逆さ!』
180°回転対称のアンビグラム。
以前私が描いた字をリファインしたもの。「字義」「発音」「形状」の3つが
上下でくるくる回るという欲張りなモチーフであり、
アンビグラム好きならやったことあるって方は多いのじゃなかろうか。
:oyadge01
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『将来/過去』
鏡面対称アンビグラム。
過去の対義語なら普通は未来だが、これ描いた時にはなんか上手くいかなかったので
将来という類義語に逃げたという体となる。
類義語辞典などを見ずに言えば、未来とは「未だ来ざるもの」、
将来は「将に来んとするもの」という対比であり、
それぞれ「遠い・意志の介在しない・空想上の」と
「近い・意志の介在の余地がある・現実の延長として」という違いが
雰囲気として感じられる。…長々と書いたのは、これって過去という言葉には
そういうアイカタが思い付かないなあと思ったからであり、まあ要するに
それだけであります。: oyadge01
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『愛の夢』
180度回転アンビグラム。
語句はフランツ・リストの「愛の夢(3つの夜想曲)」から。
以前に描いたものをクラシックなブラックレター調にリファインしました。
装飾された字形はアンビグラムにとても向いています。
:意瞑字査印 (thx. tok415gtsp)
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