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有毒部位混入のフグ販売、2パック不明 蒲郡

 愛知県は15日、蒲郡市形原町の「スーパータツヤ」が販売したフグの切り身に有毒部位の肝臓が含まれていたと発表した。販売した5パックのうち2パックの購入者が不明で、県は「絶対に食べないで」と呼び掛けている。

 県生活衛生課によると、同店は一般食材などを扱っているほか、フグの加工や販売を手掛けており、15日に肝臓を含む5パックを販売。午後3時半ごろ、購入者の1人が豊川保健所蒲郡分室(蒲郡市浜町)に「買ったフグのパックに肝臓が入っている」と商品を持ち込んだ。他に2人の購入者が確認されている。

 販売されたのはヨリトフグの切り身。肝臓には毒性が強いテトロドトキシンが含まれている恐れがあり、食品衛生法は提供を禁止している。摂取量によっては数時間で舌などにしびれが出て呼吸停止に陥る場合もあるという。県は15日、同店を立ち入り検査した。

 同店の鈴木辰治社長(76)は取材に、商品は「フグ処理師」の資格を持つ従業員がさばいたと説明。「(法的には)本来だめなのだろうが、売っていて中毒が出たことは一度もない。ただ、今後は売らない」と話した。

 フグを処理するには県の資格を取る必要がある。豊橋調理製菓専門学校の鈴木良昌校長(66)は「ヨリトフグは肝臓に毒がない場合もあるが、処理師なら提供してはいけないことを必ず知っているはずだ」と指摘した。

 (中日新聞)

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