１月に小学校を休む中学受験生が合格できない理由　ココロの余裕を忘れないで

こんにちはソーへーです！

小学６年生で、中学受験を目指しているお子様と親御さんにとっては、受験直前期は正念場ですね。

特に1月は、都内の受験前月ということもあり、小学校を休んで受験勉強に専念するお子さんもいます。

1月にクラスの半分が休むというおかしな現象

中学受験をするお子さんを1月の間中、小学校を休ませる親御さんの考え方は次の通りです。

願書とともに中学校へ提出する調査書（小学校が作成してくれます）は、12月中に完成してご家庭に届きます。

そのため、入試直前の1月は小学校を休ませても、志望する中学校は欠席記録を知ることができません。

であれば、学校を休ませて、受験勉強に集中したほうが有利だろうと。

こうして、中学受験率が高い都心の小学校では、クラスの半分が学校に来ないというおかしな現象がおきます。

直前期は勉強に集中させてあげたいと考える親御さんの気持ち

僕も中学受験の息子を持つ親として、そんな親御さんの気持ちは痛いほど分かります。

小学６年生になると、ただでさえ学校生活が忙しくなります。

通常授業も毎日６時間までありますし、運動会や音楽界等の学校行事のリーダーを勤めるのも６年生の役割です。

しかも、中学受験するからといって、学校の宿題が減るわけじゃありません。

むしろ、中学校に入って苦労しないように、小学校６年間の総復習を授業で行うところも多いです。

中学受験をするお子さんにとっては、鼻歌でも歌いながら満点が取れるような授業内容なんですが、それでも時間的に拘束されるのは同じです。

そのため、12月までは忙しい学校生活の間を縫って、何とか受験勉強の時間を捻出してきた反動からか、1月くらいは休ませてしまっても問題ないんじゃないかと考える親御さんもいるようです。

学校を休ませることがマイナスに作用することもある

ただ、ここで意外な事実をお伝えします。

「直前期に学校を休んで受験に望む子は第一志望に合格できないことが多い」

僕の知り合いで中学受験をした方からも聞きましたし、塾の先生方からも聞くことが多いです。

直前期に学校を休んだほうが、最後の追い込み勉強に時間を割けるので、良い結果が出てもよさそうなものです。

この逆の事実は、いったいなんなのでしょうか？

子どものココロの余裕を確保することも忘れないで

子どもが中学受験で志望校に合格するためには、緊張感漂う試験会場の中で、次から次へと登場する見たことのない難問をひとりで解決する必要があります。

難関中学になればなるほど、今までの経験したことのない新しい切り口の問題に直面することになるでしょう。

その時に大事なのは、ココロの余裕。

難関中学の問題は、知識量を問うというよりは、子どもの柔軟な思考力を推し量る問題が多いです。

算数や理科のように、限られた試験時間内に、ヒラメキを求める問題も少なくありません。

その時に大切なのは、子ども自身がフレキシブルな思考を取ることができるかどうか。

違う言い方をすると、試験問題を楽しむことができるかどうかにかかっています。

難しい問題になればなるほど、追い詰められた気分で取り組んだら絶対に解けません。

それよりも、気楽に構えて、難しい問題と遊んでみよう！という気持ちで臨んだほうが、柔軟な発想が出てきて解ける可能性が高まるものです。

実際に、難問で有名な麻布中学の合格生達は口をそろえて、入試問題が楽しかったといいます。

彼らは緊張感を通り越して、受験を楽しむというココロの余裕を持っていたのです。

まとめ

直前期は受験生にとってとても大切な時期です。

もちろん、最後の追い込みで学力を大きく伸ばす子も大勢います。

ただ、過度に勉強ばかり詰め込み過ぎると、子どもはココロの余裕を失います。

そして、ココロの余裕を失った子供たちは、受験当日に柔軟な思考力を発揮できません。

それでは、何のために直前に無理をしたのかわからなくなります。

そのため、1月は適度に勉強はしつつも、極力普段通りの学校生活を続けるほうが良いと思います。

そのほうが、子どものココロも身体もベストコンディションを維持できるからです。

受験まであと少し。

全ての中学受験生が全力を出せることを心の底から祈っています。

がんばってください！

通信教育を活用して節約する方法もある

最後に、中学受験最大の出費である塾の費用を節約する方法を紹介します。

それは、うまく通信教育を活用する方法です。

実は、御三家のような有名中学でも通信教育だけで合格しているご家庭も珍しくありません。

実際に僕も長男を塾に通わせていて思うのですが、自宅でもしっかりと勉強できる習慣のあるお子さんであれば、通塾は必ずしも必要ないのではないかと思います。

ただ、中学受験の出題範囲はかなり特殊ですので、中学受験に特化した学習は必要です。

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通信教材と言っても、授業を動画形式で受講することが可能です。

昔みたいに紙のテキストを自分で読むというスタイルではなく、ipad等のタブレットで動画で授業を受講するスタイルです。

そして、授業を受けた後は、昔ながらの添削問題に取り組みます。

ただ、昔と違って、添削問題をZ会に郵送したら、３日後には採点して、答案を電子データとして送ってくれます。

そのため、添削問題の結果をすぐに見ることができます（大手塾でも実力テストの返却は１週間後なので、それより早いです）。

また、教材や添削問題については、東大京大合格者御用達のZ会ですので、内容の濃さがハンパないです。

問題数は少ないですが、一問一問が非常に良く練られているので、しっかりと学力が身につきます。

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