はじめに
このブログを読んでくれる人はエンジニアの人だと思うのですが、明日からチームのマネジメント
をすることになったらどうしますか?
そもそもマネジメント
って言ったら何をイメージしますか?
ある人はプロジェクトマネジメント
をイメージするかもしれません。一方ではピープルマネジメント
をイメージするかもしれません。他にもプロダクトやサービスを成長させるプロダクトマネジメント
だったり、一口にマネジメント
と言っても様々です。
まずは自分が何のマネジメント
を期待されているのか、自分がその役割を担うことで会社に何を貢献できるのか考えてみるといいのかもしれません。
マネジメント
に関しては、今まで自分が見てきたマネジメント
に寄っていくのが普通だと思います。誰も教えてくれないものなのでまずは様々な形の情報を集め自分なりのものを見つけていくのがよいと思います。ということで2017年に読んだ本をまとめてみました。
読んだ本まとめ
モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書
モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)
- 作者: 尾原和啓
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/09/27
- メディア: Kindle版
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これはかなりの良本だなと思います。今の時代にあっていると思います。特に第1章は必見です。乾いている世代と乾いてない世代とは?多様性を理解するためにとても大事な本です。1回読んでおいた方が良い本だと思います。
あなたのチームは機能してますか
- 作者: パトリック・レンシオーニ,伊豆原弓
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2003/06/18
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 16回
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こちらもかなりの良本です。ストーリー仕立てで、チームが信頼関係を築くまでのプロセスが描かれています。新CEOとして着任したキャスリンがどうやってチームをまとめあげていくのかノウハウが詰まっています。自分の組織はどのフェーズにいるのか読んでみると良いと思います。まずはこれを読むべきだと思います。
チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ
チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ
- 作者: エイミー・C・エドモンドソン,Amy C. Edmondson,野津智子
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2014/05/24
- メディア: 単行本
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チームが対話し内省をし成長するチームを作るための本、そのための環境作りやリーダーがやることが書いてある本です。ビジョン、心理的安全、場の構築などリーダーに必要なことがしっかりと書いてあります。あなたのチームは機能してますか
の補足+αとして利用すると良いと思います。それなりに量があるので気をつけてください。
リーダーのための! コーチングスキル
- 作者: 谷益美
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2017/02/24
- メディア: 単行本
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これを読んだのは1年前ほどです。コーチングってピンとこないですね。Googleはマネージャについて以下のように定義しています。
- よき指導者である
- チームに権限を委譲し、細かいところまで管理しない
- チームメンバの成功と個々人の幸せに関心を示す
- 生産的であり、結果重視である
- コミュニケーションをとる能力が高い
- チームメンバのキャリア開発を手助けする
- チームに対して明確なビジョンを持っている
- チームに助言を与える重要な技術スキルを持つ
これを見るとスーパーエンジニア(?)スーパーマン(?)ですね。耳が痛いですね。これできそうな人は一人しか知りません・・。 ちなみに、僕が所属しているチームは技術的にも人柄的にも皆素晴らしいものを持っている人ばかりです。そんな人たちに自分がどういった関わりができるかまだ答えはできておりませんが、自分との会話の中で気づきを得てもらえるように自分の秀でた部分を探すところから始めていきたいと思います。面談が雑談に終わっている、自分ばっかり喋っているという人は見ると良いかと思います。
フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術 (PHPビジネス新書)
フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術 (PHPビジネス新書)
- 作者: 中原淳
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2017/02/18
- メディア: 新書
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耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術
というキーワードは少し私の思想とは違いますが(まず部下という言葉は馴染めません・・・)、フィードバックはとても大事です。言えないことでメンバーが正しい道に進んでない状態は避けなければいけません。ショートフィードバック大事です。
役割が違えば見ている視点も違うということを理解して効果的なフィードバックの技術を身につけると良いと思います。特に悪いフィードバックは日本人は苦手ですので。
ザ・ファシリテーター Kindle版
- 作者: 森時彦
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2004/11/12
- メディア: 単行本
- 購入: 13人 クリック: 131回
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この手の本では有名なファシリテータの道具箱をストーリーベースで描いたようなものと理解すれば良いと思います。SWOT分析、パレット分析、PA、ジョハリの窓、タックマンモデルなど様々な手法が出てきます。復習にも良い本だと思います。
まとめ
他にも何冊か読んだなのですが、去年読んだ本を何冊かピックアップしてまとめてみました。
最近は、マネジメント3.0
のような自己組織化が流行っているかと思います。いわゆるマネジメント
をするということを意識しない組織になることを目指すなど、自分の理想を考えておくのが良いと思います。その上でコーチングなど必要に応じて取り入れて行くのが良いと思います。
今も読んでいる本が何冊かあるのですが、ニーズがあれば公開していきたいと思います。読んでいる方の参考になれば幸いです。
シェアして頂けると嬉しいです。
参考になったという方がいれば是非お願いしますm(_ _ )m
モチベーション維持の観点で非常に励みになります。