一生結婚できないと予測する女友達の特徴
高校時代の友達で一生結婚が難しそうな女性がいるんだ。
身長170センチくらいの細身でね、ジーパンの裾をカットしないで履けるくらい足が長く、同じように顔も細長いミステリアスな雰囲気の人だよ。
髪型はいつも黒いストレートのロングヘアーをしていて、ややもすると、鞭でM男を引っぱたく女王様、あるいはベール姿で水晶玉を覗き込む占い師さんみたいな雰囲気かな。
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高校では女子の仲良しグループから、背が高くて男子と一緒にいるみたい、何を食べたらそんなに背が伸びたの?としょっちゅうバカにされていて、内心いつも嫌だったはず。
そうは言っても、仲良しグループの全員でイジメていたわけじゃなく、男子からモテないブービー賞の数人が最下位争いをしていただけ。
ブービー賞(ぶーびーしょう、booby prize)とは、スポーツなどの大会において、最下位または最下位から2番目の競技者に与えられる賞である
田舎では小さくて従順な女性がモテる
高身長の女子をバカにするエピソードがいかにも田舎を物語ってるでしょ。
上京してから知ったんだけど、都会ではモデル体型の女性がちやほやされるのね。
お洒落なデートスポットがたくさんあるから、服の似合う女性を連れ歩くことで、男性の承認欲求を満たすことができるじゃない?
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けれど、田舎はデートスポットが少なく、わたしの生まれ故郷みたく一年の半分は雪に覆われるような地域だと、せいぜい車でスキー場に出かけてウインタースポーツを楽しむか、あとは仲間内で集まって鍋パーティーをやりながら、隣近所の噂話をするくらいしか娯楽が無いのよ。
女性は車で移動しやすいように、ボトムスで平たい靴を履くから、もちろん都会に比べてファッションが野暮ったくなる。
そんなダサい彼女のために、服を買ってあげるリッチな男性はほとんど田舎に生息しておらず、都会と比べて一世紀くらい遅れた感覚で過ごしてるみたいよ。
週末に煙草を吸いながら発泡酒の缶をプシュッと開けてさ、ケチくさい倹約的なおうちデートがてらに、することが終わったら、自分本位にテレビのチャンネルを回して、野球かサッカー観戦をする程度って言うのかな。
田舎は経済的にしょぼい男性が多いから、お洒落なレストランに連れて行かないと怒りそうなモデル体型の彼女ではなく、自分の身の丈に合った、小さくて従順な彼女が好まれる。
10代くらいだと、田舎者の価値観が全国共通なのかと錯覚して、高身長女子=モテないっていう公式を持ち出し、仲間内でいちばんモテない女子選手権の大賞を決めようとするの。
身長170センチの女友達は10年に1度しか彼ができない
高身長の女性=モテないという公式を当てはめられて、自己暗示にかかってしまった友達は、すっかり自信喪失してしまい、異性に恋をしても積極的にアプローチできなかった。
ある時、クラスの男子といい雰囲気になったことがあって、女性らしく見られたかったのか、髪にリボンを付けて登校したんだ。
外見が細身の高身長だから、可愛い系よりもクールビューティーが似合うタイプのはずなんだけど、自分にどんなファッションが似合うか分からないほど恋愛経験が浅かったんじゃない?誰でも経験する若気の至りよ。
多分、夜も眠れないほど悩み、リボンを付けて登校しようか散々迷って、当たって砕けるつもりで行動に移したのだと思う。
仲良しグループならば、陰ながら応援するのが良いはずなんだけど、暇な田舎の女子高生たちは、こぞって高身長の友達をひやかしたの。
えーっ!どうしてリボンを付けたの?余計に背が高く見えるよ(笑)ってね。
相手の男子もリボンが似合ってないと思ったのか、気まずい表情でスルーをしていて、淡い恋愛はほんの数日間で終わった。
勇気を出して告白する前に、自分からあっさり諦めちゃったのよ。
どうせ私なんか選んでもらえない、もっと小さくて可愛い女子がたくさんいると判断したみたい。
その後、大学に入ってから初めて先輩と付き合うことになったらしく、舞い上がって喜んでいたのも束の間だった。
卒業後にすぐ結婚して欲しいという先輩と、キャリアを積みたい友達は意見が噛み合わなくなって、交際開始から一年くらいであっさり別れちゃったの。
経験値の足りない若者だったから、上手に甘えて数年だけ待ってもらうような、結婚の駆け引きができなかったみたい。
10代のうちから友達は、高身長だけじゃなくて内面もだいぶユニークだった。
女性のわりに理科が得意でね、セミの生態、UFO、幽体離脱など、NHK教育か年末の裏番組でやるようなトークが好きなんだ。
ちょっと変わってるから、大学の先輩と別れてから異性に縁がなくなって、10年に1度くらいしか彼ができた報告を受けなくなったよ。
地球に接近する彗星の周期みたいでしょ。
性格や外見が悪いわけじゃないけれど、やけに自己完結的で女性らしさに欠けるところもずっと気になっていた。
それでも、いつかは誰かと意気投合して結婚することを願い、毎年5月の誕生日にお祝いメールを送信していたの。
日本史で習った「5・15事件」にこじつけて暗記してさ、10年以上、根気よくメールを送り続けた。
けれど、友達はありがとう、嬉しいと返事をくれるだけで、一度もわたしの誕生日にハッピーバースデーメールをくれたことはないのよ。
だんだんモチベーションが下がってきて、今年はもうメールを出すのをやめた。
とにかく身長170センチの友達は自己完結が好きな人でね、わたしも含めて仲良しグループの女子が辛抱強く年賀状を出し続けても、メールでありがとうとお礼を書くだけなの。
思春期にリボンをからかわれて、恋愛結婚する自信を無くしたのかと心配したが、掘り下げてみると、他にもいくつか将来結婚できない予兆があった。
自己完結的で結婚できない友達の特徴を書いてみるね。
結婚できない友達の特徴1 親が仮面夫婦
友達のご両親はお見合い結婚をしたんだって。
その後、お父さんが単身赴任を続けて、新興住宅地のマイホームではお母さんと娘だけが暮らしていたのね。
要するに仮面夫婦ってやつ。
冷め切った夫婦に育てられた友達は、かわいそうなことに、恋愛結婚がどんなものか分からない様子だったよ。
大学で先輩と付き合ったことはあるけれど、本人のご両親が2人寄り添って生きていないものだから、男性に経済面以外を支えてもらうっていう感覚がピンと来ないのでしょうね。
家族団らん、温かいスキンシップ、行事を楽しむ、風邪を引いたら看病してもらうなど、結婚はメリットがたくさんあるのに。
恋愛映画のヒット作『君に読む物語』を思い出した。
都会のお嬢様がバカンスで地方に滞在している間、田舎者の青年を好きになっちゃう話なんだけどさ。
親としてはブルーカラーの田舎者じゃなくて、社会的地位のあるホワイトカラーの男性と結婚させて、ひとり娘に一生安泰な生活を送って欲しい願うわけじゃない?
常日頃から教育ママに猛勉強をさせられて、がんじがらめの生活を余儀なくされていた娘は、恋愛に猛反対されてブチ切れるの。
シャンパンボトルのコルク栓を抜くみたいに、抑圧していた気持ちがワーッとあふれ出したみたい。
『パパとママに愛の何が分かるっていうの?ハグもしないし、愛おしそうに見つめ合ったりもしないわ!』と怒鳴っていた。
『君に読む物語』のヒロインは、経済面重視で一緒になった両親を反面教師にして大恋愛をしたけれど、現実はそんなに甘くない。
仮面夫婦に育てられた子供って、結婚をする意欲すら湧かず、自己完結的に独身のまま過ごす確率が高いよ。
身長170センチの友達だけじゃなくて、両親が会話をしないって途方に暮れている知り合が結構たくさんいて、全体的に独身のまま低空飛行してる。
追記すると、高身長な友達のご両親は平均体型なんだ。
高校在学中に友達が交通事故でむち打ちを患ったことがあってね、病院へお見舞いに行ったら、珍しく仮面夫婦が2人揃っていたの。
へー、こんなに普通のお母さんから身長170センチになる娘が産まれたのかあと、心の中で呟いちゃた。
結婚できない友達の特徴2 恋愛に無関係な話ばかりする
学生時代から身長170センチの友達は女性らしい要素がなかったの。
仲良しグループがお昼にお弁当を食べた後、『セブンティーン』『ノンノ』あたりのファッション誌を読んで、こんな服が欲しい、あんなお洒落がしてみたいとキャーキャー言いながら盛り上がっていても、一人だけクールに距離を保って、理系男子みたく宇宙の法則について語っていた。
グループのメンバーから話題に興味がないと言われても、お構いなしで理系トークを繰り返していたよ。
わざと嫌がらせをしているわけじゃない。
仮面夫婦のご両親に育てられた影響で、熱烈な恋愛で胸がキューンとする気持ちが分からず、興味を示したくてもできないだけ。
それに、高身長女子=モテないっていう自己暗示にかかっていた様子だから、キャピキャピ騒いで、えーっ、(あなたみたいに背が高い女子でも)恋愛を夢見ているの?と思われたくなかったのかな。
それから、友達が書く字はとても男性的で驚いた。
人間は思春期に良い恋愛をすると、字がきれいになるんだって。
高校時代、50代独身の野際陽子みたいな顔をした女教師がいてさ、古典の授業中に教えてくれたの。
字がものすごく綺麗な女教師だったから、わたしは独身だけれど、若いうちにたくさん良い恋愛をしたと間接的にアピールしたかったのかも知れない。
ずっと後になってから知ったんだけど、成長期の素敵な恋愛はバストアップ効果も見込めるらしいぞ。
一般女性と比較して、高身長の友達は女性ホルモンが不足していたのだと思う。
結婚できない友達の特徴3 シェアよりも自己完結
高校生だった頃、身長170センチの友達が一生結婚できないと確信する事件が起きたの。
仲良しグループのメンバー7人のうち、電車通学の3人で下校して、駅の待合室で電車を待っていたんだ。
待合室には売店があるんだけどさ、友達は誰にも分けずにチロルチョコを食べたかったみたいで、わざわざ1個食べてはもう1個、信じられないケチな買い物をしていたのよ。
これにはもう平野ノラも顔負けのおったまげー!
けれど、本人はどこがおかしいのか分からない様子でね、チロルチョコを半分噛んで中身を見れば、得した気分になって楽しいと、女子2人に食べ方の説明をしていたの。
1枚のチョコレートを複数で分け合って、美味しさを共感するのではなく、微塵も損しない方法で自己完結がしたかったんでしょ。
仮面夫婦のご両親に育てられていることを知っていたから、腹が立つというよりも、むしろ気の毒になったことを覚えているよ。
3人のうち、もう1人の友達と売店でそれぞれ違うお菓子を買って、シェアする姿を見せたのだけれど、チョコレートを独り占めしている友達には、どうしてそうするのか気持ちが分からない様子だった。
衝撃的なチロルチョコ事件はずっと記憶に残り続けている。
愛情ホルモン「オキシトシン」が不足している
愛情不足で育った人はメンタル面に支障が出やすい。
離婚家庭のわたしも異常だったけど、仮面夫婦に育てられた高身長の友達も普通じゃないよ。
安心ホルモン「オキシトシン」が一定量に達していないと予測してるんだ。
オキシトシンに関してはこの記事を読んでね。
わたしは心のバケツに穴が開いていたのか、訳もなく寂しいと感じることが多くて、親以外の人間に愛情を求めちゃったの。
でも、高身長の友達は人間を信頼できず、自己完結でしか満足を得られない様子だよ。
心が真冬のバイカル湖みたくガチガチに凝っている。
バイカル湖はシベリアの真珠と呼ばれるくらい、透明度が高くて綺麗だが、冬になると人間が歩けるくらい分厚く凍るんだって。
25万人の死の大行進" 極寒のバイカル湖に沈んだ悲劇の人々によると、ロシア革命が勃発して、革命軍から逃げようとしたロシア帝政時代の軍人、僧侶、貴族、女性、子供など約125万人が8000キロのシベリア横断に挑戦したらしい。
けれど、あまりの寒さで凍死する人が後を絶たず、約25万人に減った状態でバイカル湖を渡ろうとしたものの、猛吹雪に見舞われて気温が氷点下70度まで下がり、輸送用の馬もひっくるめて全員死んでしまったそうだよ。
夏になるとバイカル湖の氷が溶けるように、高身長の友達も何かがきっかけで、いつしか恋愛結婚したくなる時が来るのだろうか。
もう40代だし、寂しいっていう気持ちが分からないまま一生を過ごした方が幸せかな。
自己完結を求める人間は遠くで見守るしかない
愛情が分からない高身長の友達に、飽きもせず10年もお誕生日メールを送り続けたわたしもおかしかった。
相手はそんなもの求めていないってことに、もっと早く気付けば良かったよ。
心のキャッチボールができる人間なら、1年目でお返しメールをくれたはずだし、仲良しグループに年賀状の返事を送るでしょ。
今年も友達は独りでぽつんと食事をしているのだと思う。
微塵も損しないように。
仮面夫婦に育てられた友達は思春期からずっと、無意識のうちに身長を伸ばずことで、女性でありながら男性の役もこなし、独身のまま自己完結をしたかったのかも知れない。
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