僕らは「カッティング」というが、編集作業が一番面白い。
ずっとやってて飽きない。
黒澤もゴダールも、編集を心から楽しみにしていたという。
北野武は撮ったその日に編集することもあったという。
編集をやっていると、本当にモンタージュというものは存在するのだ、と感じる。
繋ぎ方でカットが生きもするし死にもするのだ。
特に「会話の間合い」。
某監督は昔「会話で繋げられる演出が減った」と嘆いていたが、一番楽しいところなのに、どうして興味がいかないのだろう?
会話をどう繋げるか、何コマの間を空けるかで、自然な会話になったり、名漫才コンビの話芸になったり、ひどくどんくさくて気が狂ったような間合いになったりする。
面白いものだ。
今回は本編集も自分でやろうかな?