『ゲド戦記』のドキュメンタリーで、パパ宮﨑が試写を抜け出し、こう呟いた。

「気持ちで映画を作ってはいけない」

これはつまり、「好きなだけで映画を作ってはいけない」と言い換えることができるだろう。


しかしまぁ巷には、「アニメが好き!」って言ってるだけの、中身のない監督・プロデューサーの多いこと。
常々、「アニメ好きをアピールしている人間と仕事の出来は反比例する」と言っているが、まるで自分の無能を誤魔化すかのように、どいつもこいつもアニメ好きを訴えかける。
そして観客は、「この人はアニメ好きなんだから仲間だ!この人が作るんだからいい作品だ!」と、勘違いする。

んな訳なかろう。

いい加減そういう上っ面の美辞麗句に騙されることなく、その人の仕事を冷静に見つめることはできないものだろうか?
全てのアニメファンに問いかけたい。