世界で一番孤独なInvestor

〜感情に左右されない投資を〜

スポンサーリンク

工作機械の勢いがすごい!株式投資

2017年下期から暴騰

工作機械の話題が再燃していますね。

昨年は工作機械受注の増加が凄まじく、関連銘柄の株価は大幅に上昇しました。

日経平均の上昇もあり、特に9月ぐらいからの上昇は凄まじいものでした。

下のチャートは工作機械銘柄でお馴染みの(6103)オークマです。

 

f:id:idhry:20180114175836p:plain

 

9月頃の株価は5000円前後ですが、2018年1月12日の終値7890円まで上昇しております。

4ヶ月ほどで1.6倍近くになってます!

工作機械銘柄は外部環境に大きく影響を受ける銘柄ですが、良好な世界景気の流れを受け、日経平均の上昇をはるかに超える勢いがありました。

 

リーマンショック前を超える

工作機械の需要の良し悪しは、『工作機械受注』で測れます。

工作機械の受注や機械受注などの勢いが衰えれば、景気の先行きも不安になりますね。

今週の月曜にも速報の発表があります。

 【1週間の重要指標】

 

2017年の11月には1585億円と前年同期比47%増の新記録を達成しました。

そして、2017年全体では、2007年の最高額である1兆5900億円を超える1兆6000億円台が見込まれています。

リーマンショック前の勢いを超えるとは・・・

ちなみに、数値は「日本工作機械工業会」のサイトで誰でも閲覧可能です。

 

f:id:idhry:20180114182720p:plain

リンク:工作機械統計 | 一般社団法人 日本工作機械工業会

 

そして、日本工作機械工業会では、2018年の目標を先日発表しました。

2018年の受注目標に、2017年を上回る1兆7000億円を掲げました。

本当に続くのでしょうか。

毎月の「工作機械受注速報(確報)」を見て実需を確かめる必要がありそうです。

 

何よりも世界

世界の機械需要が強いうちはこの流れが続くのでしょう。

米国でも設備投資の勢いは強く、中国でも同様です。

昨年は特に中国の需要が大きかったです。

工作機械の銘柄でも国別売上比率は異なります。

中国色が濃いのは(6101)ツガミが有名です。

 

f:id:idhry:20180114183923p:plain

 

ツガミはオークマを超える勢いでしたね。

昨年は、決算の上昇修正に加えて、自社株買いを発表したので、そこも好感された結果といえます。

 

決算書類に国別の売上比率は載っていますので、投資を検討する場合は確認した方が良いかもしれません。

掲載していない企業もありましたが、IRに問い合わせたらご親切に教えて頂けました。皆様もぜひ調べて見てください。

 

〈スポンサーリンク〉

 

私を救った株

私は保有株を公表しておりませんが、今回は過去のトレードを記します。

2017年の夏頃に大損を叩き出した私は、自身で企業分析をできるように一念発起して投資の勉強に励みました。

そして、その時に注目し、最終的に資産の9割を投資したのが(6103)アマダHDでした。

 【初めての企業分析記事】

 

昨年の9月から10月にかけて工作機械分野に注目をしましたが、既にオークマなど主流どころは大幅に上昇し始めてました。

結果論でいうと、上昇し始めていたオークマに投資をしていても儲けることができました(笑)本当にまだまだ未熟です。

当時の私は、既に上昇している銘柄ではなく、まだ動いていないアマダHDに注目しました。チャートを見ると、オークマやツガミより上昇のスタートが1ヶ月ぐらい遅れてることが確認頂けると思います。

 

f:id:idhry:20180114185544p:plain

 

10月時点では他よりも出遅れていましたが、私は調べに調べ、自信を持ってこの株に投資をしました。

大負けしてから本格的に投資を再開したのは、これが初めてです。

1200円台前半に仕込み終わり、そこから工作機械の波と決算の上方修正も合わさり、停滞していた株価が見直されました。

昨年12月に当初設定していた目標株価に近づき、割安性がなくなったので全て利益確定しました

アマダHDの利益のおかげで2017年取引結果は損を取り返し、プラスで1年を終えることができました。

 

注目する企業も業界の流れもしっかり調べることが重要である、と当たり前だけど重要なことを身をもって学ぶことができました。

 

私は既にアマダHDを売却してからその数日後に他の業種の銘柄に投資中ですが、工作機械の勢いが続く限り関連銘柄は強いと考えます。

また、この分野に投資をしていなくても、『工作機械受注』や『機械受注』は景気を占う上で非常に参考になる指標であると考えております。

ちなみに機械受注も今週に発表されます。

今後とも注目していきたいです。

 

ご覧頂きありがとうございました。

今後とも更新します。

【おすすめ本】

株式投資の王道 プロの目利きに学ぶ「良い会社」の見分け方

【関連記事】

 〈スポンサーリンク〉