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星を匿す雲

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【感想】クラシカロイド第2シリーズ15話「どすこい音羽部屋」:少年よ力士になれ

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全国1億3千万人のクラシカロイダーの皆様、こんにちは。i14wanderです。

クラシカロイド第2シリーズ(2期)15話の感想を書きました。

※他の第2・第1シリーズの感想はページ末尾の「関連記事一覧」からご覧いただけます。



目次

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♪15 どすこい音羽部屋

全体を通しての感想

私はこの瞬間を待っていた。クラシカロイドがカオス一色に染まる日を。
世界よ、これがクラシカロイドだ!

ということで、大変面白かったです。いよいよエンジンが暖まったかな、という感じです。
思い返すと、1期も13話から急に狂気が増して、22話まではほぼ謎の疾走感のある素晴らしい話の連続でした。今期はここからが本番ですよたぶん。後の話のあらすじもやばそうなのばかりだし。


何を隠そう、私がクラシカロイドを好きなのは、今回のような疑問も理屈もかっ飛ばしてる展開が秀逸だからなのです。

そもそもいきなり相撲大会開くっておかしいでしょ。音羽部屋って何。なんでみんな普通に力士の訓練始めるの。パッド君はいつの間に親方になってんの。ワーグナーまでちょっと煽られたらやる気になったぞオイ。そのムジークそんな使い方ができるんだ。ってあっという間に力士体型になったあァァ!? モツとシューベルトは太りすぎだろォ!!

と、視聴者はひたすらツッコミを入れてるのに、登場人物たちは誰一人としてこの状態に疑問を抱かない。その結果、事態はさらに混迷を極めるわけです。
そしてこれ見よがしにベタな感動シーンを入れてきたりするけど、それも結局はギャグの一部でしかないわけで。実に愉快だ。


しかも面白いだけじゃなくて、大相撲の勉強になるのも良いです。
私は今まで大相撲には1ミクロンも興味がありませんでした。最後に大相撲を観たのはか十数年前、テレビがまだブラウン管だった時代のことです。しかも、昨今は例の事件の影響でマイナスの印象さえ抱いていました。
しかし、さすがにこの記事を書くにあたっては色々と調べざるを得ませんでした。手形色紙とか懸賞とか力士の年収とかスー女とかね。
で、すげえ、結構面白いじゃん! って思いました。一度くらいは観に行った方がいいかなという気にさえなってきました。だって日本の伝統芸能のひとつですし、お相撲さんよく見るとかわいいですし。

何度も言ってるけどありがとうクラシカロイド。こんなに色々なものに興味を持てるようになったのもクラシカロイドのおかげです。
まあ本題であるはずのクラシックのお勉強要素はどこにもなかったけどねww


以下、個別の場面の感想です。



アバン~Aパート

  • 紙相撲で遊んでいるチャイコとバダ
    仲が良くて癒されますねえ。売れっ子アイドルを演じながら裏では結構えげつないチャイバダもいいけど、こうしてのんべんだらりと過ごしてるチャイバダも好きです。


  • 突然、ハママツ相撲大会の開催が決定される
    何が「というわけで」なのか全く分かりませんが、音羽館の男性陣が参戦するのはもう決定事項のようです。さすが日芽歌さん、押しが強い。


  • 豪華な優勝賞品
    梅干し500キロだと……!? じゅるり。
    ところでそんな大量の梅干しをよく軽々と持ち上げられるねバダ。


  • じゃと言って去っていく3人
    えらくきっぱりとテンポよく断っててワロタ。よく考えろ、米1トンだぞ。まあ家計のやりくりに頭を悩せたこともないニートどもには分からないかハッハッハ。


  • ワーグナー目と目が合った瞬間、か・く・め・い・さっ☆
    宇宙の果てまで殴り飛ばしたいウザさ。チャイバダがキレるのもごもっともです。


  • 女性ファンが入り待ちしてる
    すごい金切り声上げてる、ドルオタ怖い。か・く・め・い! アハッ☆じゃねえよシメるぞ


  • 相撲の映像にドン引きするワーグナー
    ですよねw さすがの歌苗姉さんにもアリではないと思うとツッコミを入れてしまうレベル。


  • 親方はパッド君、おかみさんは日芽歌さん
    いったい何が始まってるんだ。何アニメだこれは。パッド君に至っては喋り方まで親方っぽくなってるし。


  • 廻し一丁になったワーグナー
    チャイバダが積年の恨みを晴らせたとばかりにニタニタしてて、こちらとしても大いに溜飲が下がります


  • ドボちゃんは四足歩行だから相撲は無理
    いや親方、アンタ自分で四「足」歩行言うとるやんけ(笑)。先週の仲良し列車旅が嘘のような薄情さだ。
    でも、絶望の底に叩き落されるドボちゃんも林の中に走り去るドボちゃんもとてもかわいかったので結論としては親方グッジョブ


  • 舘山寺部屋の力士たちが登場
    国際色豊か! そしてワーグナーの地雷をしっかり踏んでいきました。そんなことされたらギャフンと言わせるしかないよね。ってかなんだこの流れ


  • ベトが「豊穣の夢」発動
    ここでムジーク!? しかもひたすら食べて寝て太っていくだけ? 「豊穣の夢」には食欲を増進させる効果があるの? もう意味が分からないお腹痛いw

    ムジークアルバムはこちらです。音羽部屋プロモーションビデオみたいになってて笑えます。信じられるか? クラシック音楽が題材のアニメなんだぜ、これ。
    布袋寅泰×田中彩子×「エリーゼのために」♪クラシカロイドムジークアルバム(15)アニメ「クラシカロイド」第2シリーズ - YouTube


  • 一瞬にしてお相撲さんになった6人どすこーい!
    クッソwwwちょっと待ってww何が起こってるのか誰か説明してww色々とおかしいwwww

    大草原を生成してしまい失礼しました。そこまで大柄でもマッチョでもないクラシカロイドたちがどうやって相撲なんざ取るんだと不思議に思って前回の記事で予想を書く時も非常に苦慮したのですが、なるほど体型を変えれば一挙に解決ですね。その発想はなかった。

    モーツァルトシューベルトは特に太ったなぁ。脂肪の付きやすい体質なのでしょう。逆にベートーヴェンは筋肉ダルマタイプっぽい。いいなあ、羨ましいなあ。



Bパート

  • みんなの四股名
    無分別幻想厨が私の中で大ヒット。どれもひどすぎるが的確である。


  • 練習風景
    もうこいつら誰なんだww 殊に一段とでかくなった無分別と鰐梨が原形を留めてなさすぎる。スラっとしたスタイルのモツと意外とガチムチなシューベルトはどこへ行った。

    ちなみに餃子道が色紙に手形を付けているシーンがありましたが、サイン色紙みたいなものらしいです。飾っておくと魔除けになるんだとか。超有名な力士のものでも安値で販売されていて驚きました。勉強になるわー。(参考:手形色紙 - 相撲銘品館


  • オルガンの裏に秘密の階段
    すごいな。本来なら「音羽館にこんな秘密が!?」ってドキドキワクワクする要素のはずなのに、話が話だからロマンもへったくれもない!


  • 幻想厨、行司さんになる
    ショパンは和装と縁がありますよね。よく似合ってるなあ。


  • パッド君こいつはもうアイドルじゃない、相撲取りだ!
    唐突な路線転換。いつから大相撲スポ根アニメになったの!?


  • ポンコツ富士と歌苗の青春っぽい場面
    奏助だった時の記憶を完全に失ってるよこの人。歌苗ちゃんはいったい何役なの。ねえなんなのこの無理矢理ねじ込まれた感(?)要素。腹がよじれるんだけど。


  • 湯船につかるとお湯が溢れる
    やめてーw 私の腹筋のライフはゼロよww


  • 力士一同ごっつぁんです!
    約数名、何言ってんだか全く聞き取れない……! 喋り方変わりすぎィ!


  • 「乗鉄」誕生
    まさかの選手交代ポンコツ富士カワイソスww
    ドボちゃんは乗り鉄だったのね。まあドボちゃんの時代には撮り鉄はまだいなそうだしな。


  • 舘山寺部屋の力士たちの四股名
    各国の名物をもっともらしく和名にしてるだけ。クラシカロイドのこういう適度にテキトーなところ、ホント好き。


  • 音羽部屋(ボン出身) 餃子道
    そうだった、相撲も取組前に出身地を表示するんだった、シュールすぎる

    本来は、外国人力士は国名を表示するらしいです。そうすると餃子道の場合は神聖ローマ帝国になるのでしょか。ふむ、なおのこと面白いじゃないか。ここも忠実に再現してほしかったところですが、国名にはデリケートな面があるのでわざと都市名にしているのかもしれませんね。
    ちなみに他の音羽部屋の力士・行司の出身地は以下の通り。圧巻です。


  • 乗鉄が頭突きで相手を吹っ飛ばして大勝利
    爆笑しました。てかこれルール的にアリなの!? 禁じ手じゃないの!?


  • 革命に懸賞が懸けられる
    懸賞ってなんだ? と思って調べてみました。

    大相撲の幕内取組において、好きな取組や応援している力士の取組に懸ける賞金のことだそうです。賞金はその取組で勝利した力士に授与されます。
    懸賞を懸けておくと、下記のような方法で提供者名を宣伝してもらえるようです。フィギュアスケートなどで観客席の下にスポンサーのロゴが入ってるのと同じようなものでしょうかね。

    • 取組表に懸賞の提供者名(今回で言うと革命を支持する会)が印刷される
    • 取組直前に場内放送で提供者名が読み上げられる
    • 仕切(準備運動みたいな時間)中に土俵の周りを懸賞旗が回る
    (参考:懸賞について - 日本相撲協会公式サイト懸賞 (相撲) - Wikipedia

    今回は最後の懸賞旗が忠実に再現されていました。こんな細かいところまで描写するなんて気合の入り方が尋常じゃないですよ。明らかに大相撲をダイマしに来てますよ。ところどころ解説ついてるしね。
    いったいアニメ界の何を目指しているんだクラシカロイドは。大好き。


  • 革命の回想シーン
    出だしがお尻をモゾモゾしてる場面なのと、ポンコツ富士の存在がほぼ抹消されてるのがウケる。


  • 海月の泣き方がすごい
    しめしめ、すっかりワグ海が確立されているぞ。


  • 革命と音羽部屋の力士たちが熱い友情に目覚める
    いや~、謎のいい話感に溢れてますね~。八音たちに一泡吹かせてやるという12話時点での目標はどこへすっ飛んでいったんだワー君w そしてポンコツ士はやはり肝心の場面でワー君の頭に隠れて見切れているww
    ごまかされるなよ、これはいい話じゃなくて変な話だ。


  • 秘密の部屋を破壊するハッシー
    完璧なオチです。1期17話以来の不穏な表情を見せましたね。



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最後までお読みくださりありがとございました!

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※この文章は、i14wander(Twitter ID i14wander、はてなブログID i14wander)により執筆され、i14wanderの所有するブログ「星を匿す雲」(http://cqs4live.hateblo.jp/)(http://cqs4live.hateblo.jp/archive)に掲載されているものです。著作権法32条で定められた要件を満たさず行われる転載は、著作権法21条に違反します。




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