アドセンス狩りとは
アドセンス狩りとは、その字の如く、悪意のある第三者の嫌がらせによって、あなたのアドセンスアカウントを停止に追い込むことです。
アドセンス狩りの仕組み
Googleアドセンスでは、同一人物による広告の不正クリックを禁止しています。不正クリックと言うのは、自分の広告を過度に自分でクリックすること(間違ってクリックすることはセーフ)、または複数の人物を使って自分の広告をクリックすることです。前者については、IPアドレスで一発で判明します。後者については、何回以上のクリックが不正クリックかは分かりませんが、PV数(アクセス数)の割りに広告が物凄くクリックされている場合は、Googleはそのアカウントを停止します。そして、悪意のある人は、この不正クリックの仕組みを使って、あなたのアカウントを停止に追い込むのです。ここで具体例を一つ示しましょう。
~アドセンス狩りの具体例~
Googleアドセンスを正しく使っているAさんは、いつものようにブログを書いてしました。ところが、次の日Googleアドセンスの画面を見てみると、物凄く広告がクリックされていて、とても驚きました。「昨日書いた記事がバズったのか?」と思い、ブログを見てみるとブックマークが沢山ついているわけでもなく、アクセス数が増えたわけでもありませんでした。アドセンス狩りについて無知なAさんは、そのままにしておいて、次の日を迎えました。そしてGoogleアドセンスにログインしてみると、こんな画面が表示されました。
「アカウント無効化」の文字を見て、流石におかしいと思ったAさんは、Googleに連絡して、そこで初めて自分がアドセンス狩りの被害に遭っていたことを知るのでした。ここでのアドセンス狩りは「不正クリック」によるものです。Aさんに恨み・もしくは嫌がらせをしたい第三者によって、Aさんのブログに貼られている広告を何度もクリックしたために、Googleは、Aさんのアカウントを停止にしました。
このように、アドセンス狩りについて無知な人は、最悪の場合、アカウントが停止されて初めて自分がアドセンス狩りに遭っていたことを知るので、Googleアドセンスを使っていく人にとっては、アドセンス狩りの知識と対策がかかせないのです。では、次の項から2種類のアドセンス狩りと、その対策について見ていきましょう。
2種類のアドセンス狩り
その①:不正クリック
これは先ほどの例にも示したように、悪意のある第三者は、不正クリックによって、あなたのアドセンスアカウントを停止に追い込んできます。不正クリックによるアドセンス狩りは、基本的に自分で自分の身を守らなければなりません。では、その対策を見ていきましょう。
不正クリックの対策
不正クリックの対策としては、日常的にから自分のサイトのクリック数、クリック率を把握しておく必要があります。もし、クリック率が異常に増加したときなどは、Googleに自分がクリックしたものではないと、Googleの方に連絡をしなければなりません。
連絡先はこちらです。
こちらで、ログインをするとこんな画面が出てきます。
そして、以下の項目を入力します。
①:あなたの氏名
②:アドセンスにログインする時のメールアドレス
③:後ほど説明します
④:不正クリックをされた恐れのあるサイトのURL
⑤:「アカウントで発生する通常とは異なる動作をレポー トする」を選択
⑥:(例)2018年1月13日 13~14時頃3
⑦:後ほど説明します
⑧:不正クリックをしたと思われるIPアドレス等が分かればここに記入します。わからない場合は未記入でも大丈夫です。
③の運営者IDの調べ方
まず、Googleアドセンスにログインします。
ログインしたら、こんな画面が出てくるので、青丸で囲まれた「設定」をクリックします。
次に、こんな画面が出てくるので、青四角で囲まれた「アカウント情報」をクリックします。
そうすると、こんな画面が出てきます。この一番上が「サイト運営者ID」です。
⑦の無効なクリックの疑いがあることを示す該当部分
これは単純に「証拠を見せてください!」と言っているとの同じなので、Googleアドセンスの画面で、不正クリックがされている数値など、不正クリックをされた証拠をスクリーンショットなどして保存し、その画像を、ブログの記事に載せてURLを獲得して、そのURLを載せるか、もしくは、はなてフォトライフにアップロードしてURLを得て、そのURLを載せる方法の2つがあります。
その②:アドセンス規約違反サイトへのアドセンスコードの転載
Googleアドセンスでは、アダルト系のサイト、もしくは暴力的なサイト等にGoogleアドセンスの広告を貼ることを禁止しています。そして、悪意のある第三者は、あなたのアドセンスの広告コードをこれらのサイトへ張り付けて、あなたのアドセンスアカウントを停止にしてきます。
「自分のアドセンスコードなんて、他人に分かるの?」と思うかもしれませんが、あなたのブログのソースコードを見られると、いとも簡単にアドセンスのコードを知ることが出来るんです。では、その対策を見ていきましょう。
アドセンス規約違反サイトへのアドセンスコードの転載の対策
これは、先ほどの「不正クリック」と違い、完全な対策を行うことが出来ます。Googleもこのような広告コードの不正転載は想定していて、しっかりとした対策方法(オプション機能)が用意されています。それが、「アドセンス広告表示許可サイト設定」です。
その方法は、まず先ほどと同様、「Googleアドセンス」へログインします。
そして、最初と同じように、青丸の「設定」をクリックします。
次が、先ほどと違う所で、今度は「自分のサイト」をクリックします。
そうすると、こんな画面が出てくるので、青丸で囲まれた部分をクリックします。
そしたら、「サイトの認証」をクリックします。
次に、こんな画面が出てくるので、赤枠に示したところをチェックを入れて、「保存」をクリックします。
これで設定は終了です。以下のように、「サイトの認証は有効です」の文字が出ていれば、対策はOKです。
まとめ
この世には、他人のアドセンスアカウントを停止にするような人が残念ながらいます。そんな人たちの被害を受けないように、Googleアドセンスで不正クリックがされていないか、こまめにチェックをする。不正クリックがされていた場合は、上記で示した方法でGoogleに連絡をする。自分の広告コードがアダルト系のサイト等に貼られないように、「アドセンス広告表示許可サイト設定」を絶対にしておく。この2つを頭に入れて置くことこそが、アドセンス狩りの被害に遭わない一番の近道です。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。そしてお疲れ様でした。このアドセンス狩りとその対策を多くの方に知ってもらうために、もしよければブックマーク等の拡散をお願いします。