bm_white_sands_今回は、アイラモルトから、ボウモア17年 ホワイトサンズを飲みます。

ホワイトサンズとは、アイラ島の南部にあるラガン湾に沿って南北に長く延びる砂浜のことです。
比較的冷涼なアイラ島ながら、砂浜付近の海は南国のようなエメラルドグリーンに染まるのが特徴となっています。

このボトルでは、ボウモア蒸溜所の第一貯蔵庫で熟成させたバーボン樽原酒をメインとしています。

ではストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはアイラモルトならではの磯臭さとパイナップルを穏やかに感じます。

口に含むと、まずライム、パインの爽やかな香り~始まり、続いて海藻のヨードと灰の香りが穏やかに口に広がります。最後にバニラがほのかに漂います。
味わいは、アルコール由来の辛さは少なく、全体的に酸味がしっかり感じ取れます。

次にロックにすると、マンゴーの甘い香りが先にやってきます。スモーキーな香りにヨードの感覚は少なく、純粋に燻製の煙を感じさせ、後にはバニラが締めます。
加水が進むと、内からパインの香りも現れてきます。

味わいは苦みが前に来ますが、とがらず穏やかです。後味に甘みを得られます。

最後にハイボールにすると、磯の香りが先に来た後、マンゴー、パインの香りが続き、最後にバニラの甘い香りが締めます。
味わいは少々甘みが前に来た印象で、比較的飲みやすいです。

17年熟成だけあって、アルコールの刺激はかなり丸められていて、バーボン樽原酒による爽やかで南国のフルーツを想起させる辺りは、ホワイトサンズのエメラルドグリーンの海を連想させたと言えるものです。

700mL、アルコール度数43度、価格は8,000円ほど。
17年もののシングルモルトとしては比較的安価な位置づけです。

<個人的評価>

  • 香り A: アイラモルトらしい磯の香りがあるが穏やか。マンゴー、パインとトロピカルな印象。
  • 味わい A: ストレートでもアルコールの辛さは少ない。酸味、ビターも柔らかい。
  • 総評 A: レギュラーボトルとは性質が大きく異なるが、穏やかで飲みやすい。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ボウモア ホワイトサンズ 17年 700ml 43度 箱付 kawahc
価格:7828円(税込、送料別) (2018/1/14時点)