子供を育てていると必ずといっていいほどおままごと遊びに直面します
なぜこんなにも子供がおままごとを好きになるのかはわかりませんが
とにかく一心不乱に野菜や果物、ナイフやフォークといったおままごと道具と一生懸命遊び始めますよね
ガスレンジのつまみを回して火をつける動作は一体どこから学んだのか…
もちろんそんな驚きもありますが一方で
いつまで続けるんだろう…
男の僕としてはたかがおままごと遊び、こんなおもちゃの何が楽しいんだろうか
なんて「意味」を考えてしまったり。
そうこうしている間に、暇に(つまらなく)なって、途端に眠気が襲ってきます
この時間、どうにか有効にできないものか…
考えたあげくに編み出した
実はこうやって遊ぶのが良い、おままごと遊びの遊び方と知っておくべきポイントをいくつかシェアしたいと思います
そもそもおままごと遊びって
「おままごと」で調べて見たんですが
おままごとってママがする事じゃなくて
【飯事(ままごと)】が語源なんですね
なので基本的には炊事・食事をする遊びの事を指すんですが
言ってもおままごと遊び、実は幅広いんですよ
炊事、食事の他にも、それに付随した家庭を取り巻く家事業務全体もそれに含まれます
一般的に良くあるのは台所のワンシーンのおもちゃなんかで野菜切ったりする事ですが
その食材を買うためのスーパーやレジ業務、電話なんかもそれに入りますし
洗濯や掃除・片付けなんかもそうですね
そう考えるとそこに必要な洗濯物カゴや掃除機なんかまでもがおままごと遊びに含まれます
日常のありとあらゆるものがおままごとの対象となり、生活の縮図であるということ
ただ単に包丁で野菜を切って食べるだけの遊びではないということですね
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おままごと遊びの遊び方
ではどのように遊ぶのがいいのでしょうか
ここでは遊び方やtipsを7つにまとめましたので一つ一つ見ていきましょう
やらせて見守る
さて、どう遊ぼうか
と言う前にまずは子供のやる事を見守りましょう
子供は何も言わなくてもひとまずは自分の目に入ったものから手をつけ始めます
何が一番最初に気になったのかを観察しましょう
その1番最初に手にとったものが子供にとっておままごと遊びの1番の想像力の源です
一通り遊んだ後にはやっぱり一番最初に手をつけた道具に戻ってきます
何からどう遊び始めたのか。我が子の関心の源を探りましょう
効果音を本物に近づける
では次にすると良いのは
遊んでいる子供の動きに合わせて効果音を入れてあげるという事です
- 蛇口をひねる音
- 水を出す音
- 野菜をかじる音
- 電子レンジの動作音
補助的に音をリアルにつけてあげるだけで子供はどんどんのめり込んでいきます
効果音はテキトーでも子供はお構いなしに楽しんでくれるでしょうが
出来るだけリアルにする方がいいでしょう
リアルな音を出す事で、ままごとというフェイクと日常というリアルとの結び付きが強くなるのと
本物っぽい音を出そうとする親の方も飽きづらくなります
やろうとすると結構難しいんですよこれが!
こちら側が若干感じてしまう恥ずかしさも眠たくならないための一つの秘訣です
退屈なおままごと遊びほど眠たくなるものはないですからね…
種類別に分ける
さてさて、そんな事をやっているとおままごと遊びの野菜や果物が散乱し始めます
ここでそれらのものを種類別にするものの見方を教えましょう
こっちは野菜、こっちは果物…とか
食器はこの下の棚に収納など
種類・グループを教えてあげられるいい機会でもあります
子供のやっている事を邪魔しない程度に上手く誘導してあげましょう
このいかに誘導できるかが親の勝負どころです
頭を使って言葉を選んで上手くやらせてましょう
道具の使い方をリアルに
包丁で野菜をきったりコンロで鍋に火をつけたり、スーパーでお買い物をしてきたりなどといったシーンは出来るだけリアルに行いましょう
例えばカボチャが固くてなかなか切れないフリをしたり
鍋の火を弱火でじっくりとかけるだとか
実際のスーパーの袋に野菜・果物を入れて持ち運ぶなど
本物さながらにすればするほど楽しくなってきます
財布忘れた!とか、スーパーの店員愛想悪かった、とか実は裏側に細かな設定もするとなんだか笑えてきますよ
その辺の細かな設定の事は子供がまだちんぷんかんぷんでもいいんですよ、どちらかというと楽しそうにやってくれる親の姿の方が大事なんです
本を近くに置く
実はおままごと遊びには本が欠かせません
え?本?
と思うかもしれません
これは親が機転を効かせて近くに置いておきましょう
置いておく本は
同じく野菜、果物、パンなどの食べ物が載っているもの
119などの非常事態や消防車、救急車などが載っているもの
などがあるといいでしょう
どう使うかなのですが、正直なところただ置いてあるだけではよほど本好きの子供でない限り見向きもしません
ですので、今子供が手にとった野菜と同じ野菜が載っているページを開いて「あ!ここにもスイカあったよ!」などと本とも繋がりを持たせます
救急車が出てくる本は、人形のお腹が痛くなった!などの小芝居をして救急車を呼ぶシーンを想定すれば良いでしょう
要は本とリアルとおままごとを紐付けるのです
こうする事で本にも自然と関心が湧くように助長してあげるのです
どの本にどんなシーンがあったと記憶しておくのは脳の体操にも良いですよ
今日からおままごとセットの横には必ず本を用意してください
流れを作る
先程の救急車などの例ではありませんが
物事には流れがありますよね?
ですのでその流れを上手く組み立てて誘導してあげるとおままごと遊びが飛躍的に楽しくなります
「トントントントン…もぐもぐ、あー美味しい」
なんていうありきたりな流ればかり繰り返しても真っ先に親の私たちがくたびれます
こんな事を繰り返していたら脳みそが硬直してしまいますよ笑
そんな事よりやる事をもっともっとハイレベルにしちゃっていいと思います
子供の横で
「あれっ?カボチャの甘煮作ろうと思ったんだけど食材が無いやー、買い物行ってこよーっと、(買ってきて)さぁーてまずは外から帰ってきたから手を洗って〜………
火は弱火でコトコト(コンロ弱火に微調整する)
美味しそうなのができたからみんなも呼ばないと!(電話するフリしてぬいぐるみを呼びあつめる……)」
などなど
想像力を働かせれば子供にもリアルな姿を見せてやれますし、あっという間に時間が過ぎます
眠くもならないですしね苦笑
やるだけやったらあとは上手く立ち去れば勝手に遊んでてくれますよ
メリハリつけて、やる時はやる!って事です
人間関係を教える
ぬいぐるみが出てきたところでもう一つ
手人形とかぬいぐるみ持ってますか?
ぬいぐるみはある家が多いでしょうけど手人形がある家はそこまで多くはない思います
でもこれすごくおススメです!
キャラクターでも良いんですけどね、出来ればそこそこリアルな人形のやつがいい働きしてくれますよ
こいつらを使って人となりを教えましょう!
例えば
「(人形の)ユキちゃんはピーマンが嫌いなのかー、米太郎は食べれるもんねー!どうやって食べるんだっけ?(息子がもぐもぐする)美味しいね!ユキちゃんも頑張って食べてみようね(人形食べるフリ)」
とか
今我が子に良くある困った出来事(例えば食事中椅子に座ってくれないなど)があれば、手人形も同じように座ってくれないシーンを作って子供と人形を一緒に座らせてあげる。その後(人形に対して)良く座れたね!頑張ったね!」
など
自分と人形とを置き換えさせてじわりじわりと分からせてあげるのです
いっつもおもちゃ箱の端くれに荒んでた奴ですが使い方によっては180度その存在が変わりますよ!
ちなみにうちでは語学の為に国ごとの手人形を用意して英語のみ会話可能の人形、韓国語のみの人形など作るようにしています
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
たかがおままごと遊び、されどおままごと遊びです
男の僕も最初は
「ふん、おままごと遊びなんぞ…」
と思っていました
しかしこの遊びの中にたくさんの大事なポイントがあり真剣に向き合うことでリアルの予行練習が出来ることに気がつきました
こちら側がバカにして適当にやるのと本気になるのとでは子供の集中力も段違いに変わります
ある程度付き合ってあげれば、あとは遊び方を覚えるため一人で何十分でも遊んでられるようになります
ぜひその時間を利用して家事を終わらせてしまいましょう!
今や男性も当たり前に家事をする時代
結婚せずに一人暮らしの若者も増えていると言われています
日常の生活力を備えたり、観察力を鍛えてあげることで生きる力をつけてあげましょう
まだ早いでしょ、いえ、そんなことはありません
子供の成長を甘く見ず、こちら側がステージを上げてあげることで子供もレベルが上がります
今からでも子供のおままごと、真剣に取り組んでみませんか?
以上、「遊びじゃねぇ!おままごと遊びはガチでやれ!子供の脳を育てる7つのtips」
でした!
最後までご覧いただきありがとうございました