「バイト探しはindeed」ができない店長の悲哀
アナログに慣れた世代には摩訶不思議な世界
せっかく便利なITツールも使いこなせないと意味がありません(編集部撮影)
少子高齢化と好景気による空前の人手不足。働き方の多様化による職場コミュニケーションの複雑化――。サービス業界の中間管理職である「店長」の求められる現場マネジメント要件は構造的に高度化を余儀なくされている。サービス業界の健全化に向け一石を投じるべく、店長受難のリアルをレポートしていく本連載。第3回はITに翻弄されるベテラン店長の採用活動の実態に迫る。
「仕事探しはインディード♪」
「バイト探しはインディード♪」
昨年ごろからテレビでよく見聞きするフレーズです。斎藤工(さいとう・たくみ)さん、泉里香さんという、男女それぞれに人気の高い旬なタレントを起用したCMが記憶に残っている人も少なくないでしょう。
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インディード(Indeed)はアメリカを発祥とする、求人情報専門の検索エンジンを手掛ける企業です。求人サイト、新聞などのメディア、各種団体、企業の採用Webページなど、数千のWebサイトを巡回して求人情報を収集。独自のAI(人工知能)テクノロジーを駆使し、求職者の検索条件に合わせて一覧表示する仕組みです。
インディードは求人情報を掲載した企業が、アカウントを持って求人票を作れば、原則として無料で掲載できます。その求人情報の応募効果を高めるために露出を増やし、クリックに応じて課金される有料広告が主な収益源とみられます。
ちょっと大げさかもしれませんが、「求人業界のグーグル(Google)」と言ってしまえばわかりやすいかもしれません。インディードのページでキーワードと勤務地を入れると、さまざまな仕事が検索結果として表示され、推定年収や会社名、職種名、雇用形態などで詳細検索することも可能です。
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