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2018-01-13

慰安婦問題再燃、「ワイドショー」が韓国批判一色に近く驚いた(世論調査も)。国内的に安倍政権が「勝ち過ぎ」なのが逆に気になる……Add Star

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きのう、おとといの話だったかな…

テレビ朝日、TBS、フジテレビあたりをざっくりと回しながら聞き流した、というレベルであまりきちんとしたエビデンスではないけど、朝のワイドショー、そして昼前から午後にかけてのワイドショーで、けっこう時間をかけてなぜか日韓問題に尺が割かれていた。で、どこも韓国政府文在寅政権への批判一色に近かったのね。とくに司会者が扇動、いや先導する感じで…とくにTBS。

というかNHKの世論調査が。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180109/k10011282971000.html

韓国ムン・ジェイン大統領は、慰安婦問題をめぐる日韓合意について、「元慰安婦の意見を聞かず、前の政権一方的に進めたもので誤りだった」などと述べました。これに納得できるか聞いたところ、「大いに納得できる」が1%、「ある程度納得できる」が8%、「あまり納得できない」が31%、「まったく納得できない」が51%でした。

ありゃー?

韓国慰安婦問題って、そこまで世論が一色に染まるような問題じゃなかったはずで、有り体に言えばかなり与論が分裂する話題だったはずだ。それが一度の合意を経て、それが再び提起される、というプロセスを経たら、ここまで輿論が一致して動くようになってしまった。

まあ、世論の影響をさておくとしても、文政権の主張そのものが大統領選挙の時の公約とは大幅にトーンダウンさせたものにとどまった、微温的なものになったこと自体が、外交的には日本が圧倒的な勝利を収めたことの証左だろう。

今こうやって後から見たら、あの時の外交の一手一手が布石となり 、そして最終の盤面ではこの局面を迎えたということだ。

つまり「安倍外交」…と言うと余計な反発が増えるだろうから、黒幕とも言われる「谷内正太郎」の名を取り「谷内外交」といってもいい、その外交がここに限定すれば、大成功に近かったことは認めざるを得ない。

ただここからが本題だが……その大勝利自体がなんとなく不安なのだ。

ここはさらにエビデンスのない印象論どころか雰囲気論、「よう知らんけど」の世界であることは自分も認めるけど、 NHK の世論調査や、ワイドショー方向性などを見ると、ここまで勝ち過ぎたことはのちに禍根を招くのではないか、と思うのだ。

 まあおそらく、予感としてはワイドショー世論は、慰安婦問題での意見は意見として「オリンピックはいいことなんだから、安倍さん訪韓ぐらいしたらいいんじゃないの?」みたいな素朴な意見によって中和されてくんじゃないかと思っている。具体的には明日の 「サンデーモーニング」あたりからさ(笑)

逆に言うと、「訪韓ぐらいしたら?」と言う声すら高まらず、見送りを支持する声が輿論調査で多かったら、これはちょっと今までとトーンが違うぞ…と思わせることになるだろう。

これは実は、文政権の方にも別の部分では言えて、慰安婦問題での要求が煮え切らないものだったことはのぞけば、南北対話朴政権追及の姿勢をバックにした政権時代の人気は非常に高いものがある。 だからこそ高転びしやすいところはなんとなく感じる。

とりあえず問題はあっても対北朝鮮での結束を強めると言う「2トラック外交」どれだけきちんと進むのか、そこも気にしています。

隠棲中隠棲中 2018/01/13 07:19 最相葉月「星新一 一〇〇一話を作った人」で衝撃的だった一つが、戦後間もない頃に星さんがのめり込んで読んでたのが「太宰治」で、あの文体はあえて太宰の反対を意識してドライさを狙ったものだったというところ。なるほどなあ、と20周忌時に読み返してしみじみ。

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