2017年に日本を訪れた外国人観光客は推計で約2,867万人だそうである。
この3年間、年400万人増加のペースで増えているということなので、
政府が言っている、2020年東京五輪の年に4,000万人という目標数値は、
当初、この数字が発表されたときは「夢のようなことを言っているな」と
思ったものだが、こうなると達成可能なものになってきた。

先日、ラジオを聴いていたら、「私が今年、チャレンジしてみたいこと」というテーマに対し、
60代の女性からの「英会話の勉強をしてみたい」という投稿が読まれていた。
勉強をしたい理由は、2年後のオリンピックで日本を訪れる外国人も増えるだろうから、
街で見かけた外国からの観光客が地図を見て、考えているような場面に出会ったら、
積極的に声をかけられるようになりたいからだという。

このふたつのことから、「時代は変わった」と思わされる、あることが浮かんだ。
それは、私たちが若いころ、「英会話を学ぶ」のは、外国に行って仕事がしたい、
あるいは、そういう仕事ができる会社に就職するのに有利だから、ということや、
学生時代に一年間ぐらい海外に留学する準備として、
英会話の教室に通うというケース、つまり、多くの場合、「外国に行くために」というのが
理由だったのではないかと思う。

しかし今は、「日本で外国人と話すために」英会話を勉強するという人が増えているのではないか。
外国人が日本にやってくる。
年間3,000万人近い人が、日本の観光地を訪れたり、文化に触れたり、ショッピングを
楽しむために、私たちの国にやってきている。

今年は「明治維新150年」という記念の年らしいが、
その維新から10数年前、浦賀沖にペリーさんが黒船でやってきてから以降、
「外国」は日本人にとってあこがれであり、いつも「目指す」ところ、「出かけて行く」ところだった。
それから160年あまりの歳月を経て、世界中の人にとって、日本が「出かけて行く」ところになった。
ペリーさんも感慨深いものがあるのではないだろうか。

今のところ、3,000万人の半数以上は韓国と中国でしめられているが、
政府は今後、欧米諸国に対するアピールを強化していく方針とのことなので、
そういう国からの訪問客が増えていくことは十分考えられる。

そして、冒頭で紹介したような「日本にやってくる外国人と話せるように英会話の
勉強をしたい」という気骨ある女性も出てくることになる。
確かに時代は変わったのだ。
英会話の勉強の仕方も変わってきている。

英会話を学ぶ、といえば昔はNHKのラジオ・テレビの講座かECCなど街の英会話教室が
主流だった。
ともに今も健在だが、一長一短がある。
片やテキスト代程度の費用で済むが、マンツーマンのレッスンはできない。
一方は、ネイティブの講師がいても費用がお高い、通うのが億劫になる、など。

そんな両者の良い点を集約したともいえ、
インターネットの時代にピッタリの英会話スクールが、最近は生徒数を増やしているらしい。
「オンライン英会話」。
これを最初に考えた人は特許を取得しておけばいいのに、などと思ってしまったが、
今や、駅前△△などの英会話教室などに負けないくらいの、
多くの「オンラインスクール」がネット上で活用されているという。

ネットのいいところは、そういうスクールを探すのが簡単にできることであり、
さらに、100近くもあるなかから、できるだけ自分にあったものを見つけるための
比較サイトが必ずあるということ。

「オンライン英会話」のスクール探しをしている方には、例えば、
オンライン英会話比較サイトが役立つだろう。

費用、無料体験レッスンの回数、設備はどこまで必要か、などの疑問に答えてくれるとともに、
英会話を学ぶ楽しさが感じられるような、読み物としても面白い。


「世界の国からこんにちは」という歌は、1970年の大阪万博のテーマソングだが、
今や、スタンダードになっている。
2020年、東京オリンピックの年に、この曲は誕生から50年を迎える。


こんにちは こんにちは 西のくにから
こんにちは こんにちは 東のくにから
こんにちは こんにちは 世界の人が
こんにちは こんにちは さくらの国で
1970年のこんにちは
こんにちは こんにちは 握手をしよう


このまま、「1970」を「2020」に替えて、
オリンピックの公式応援ソングとして発売するというのはどうだろう。
日本中のあちこちで、「こんにちは」というあいさつで始まり、
あとは身ぶりを交えた英語の会話が展開される様子を想像するだけで楽しい。

「観光立国 日本」は、街角で果敢に外国人に話しかける、そういう日本人が支えるのだ。





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