つみたてNISAを楽しもう
つみたてNISAと一般NISA、どちらにしようかというのはなかなかケースバイケースで、悩ましいところですね。私はもう10年以上投信を買ったことが無く、基本は個別株やETFで資産運用をしてきました。
それは、多くが割高で米国ETFよりもパフォーマンスが劣るという考えからでした。もちろん、ジェイリバイブやひふみ投信など一部のアクティブは別、例外です。
そのため最初は今まで通り、一般NISAで「やや逆張り」という投資をしようかと思っていましたが、ちょっと考えが変わりました。というのも普段、信託報酬や構成株、ベンチマークなどで「この投資信託が魅力」「この投資信託の動向が面白い」ということをblogなどの媒体で書いています。
その書いていることを裏付ける意味でも、自分で実際に買ってみようと思いました。そのため、今年からはスッパリとつみたてNISAで取り組むことにしました。
このつみたてNISAとのかかわり方は、「資産を増やす」という観点よりも、いままで書いてきた下記の内容が正しいのかどうか検証をしたいということです。
- 20年米国株ETFを持っていれば殆どプラス圏で運用できる
- MSCIコクサイのパフォーマンスよりもVTIが良い
- 先進国ETFで買えるのは米国ETF
- VTよりもVTIのパフォーマンスが良い
- 新興国投資信託のベストスリーはVWO・EXEi・eMAXISslim
検証結果が出る20年後には、私も還暦を迎えているはずで、非常に楽しみです。奇しくもこの20年というのは野立て太陽光と同じ期間で、様々な挑戦がどのような形で結実しているのか、ということですね。
つみたてNISAで魅力な商品5選
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選んだ商品は下記の5つです。つみたてしている証券はSBI証券になります。
条件はこのように揃えました。
- 究極のドルコスト平均法、毎日買付
- 毎日323円ずつ積み立て
- 均等に20%ずつ割り振る
ということです。これでほぼ年間40万円になります。理由を示しておきます。
「究極のドルコスト平均法、毎日買付」
こういう買い方は自動積み立てでないとできないやり方です。毎月買い付けでしたら、手動でもできます。ここはあえて決して手動でできないやり方を採用しました。もちろん、手数料が無料というのが大きいですね。
「毎日323円ずつ、均等に20%」
投入金額が変わってしまうと成果がブレますので、ここはそろえてみました。1投信あたり323円ずつの買い付けになります。こう考えると、ささいな日々の支出の重さ、300円の価値が改めて分かります。
つみたてNISAで魅力な商品5選の根拠
つみたてNISAで魅力な商品5選をどのような観点で選んだか、という根拠を書いておきます。
eMAXIS Slim先進国株式インデックス
ニッセイ外国株式でも良かったのですが、昨今お元気なeMAXIS Slimシリーズの信託報酬値下げ路線を支持しました。私はこのMSCIコクサイをベンチマークにするよりも、米国一本の指数のほうが優れていると思っています。
それが本当なのか、20年検証してみたいと思いこの投信を選びました。あくまで、比較対象のためということです。もしこのeMAXIS Slim先進国株式インデックスが20年でパフォーマンス1位になれば、「ごめんなさい」と言いたいと思います。
ifree S&P500インデックス
日本では数少ないS&P500インデックスの投信です。ちなみに世界最大のETFはS&P500インデックスであるSPYです。バフェット先生も家族に勧める盤石の米国大・中型株ETFであり、それと同じベンチマークです。
S&P500インデックス、このパフォーマンスを見定めたいと思いました。この投信も弊ブログで以前つみたてNISAベスト3投信として選びましたので、実際に自分で投資をするのが筋だと思いました。
EXEi つみたて新興国株式ファンド
「EXEi つみたて新興国株式ファンド」では、新興国の成長性が魅力であるという意見があり、それを検証したいと思いました。
FTSE・エマージング・インデックスに連動する投資信託で、韓国を含みません。大・中型株、約1,000銘柄から構成されている時価総額加重平均型の株価指数です。
韓国を含まないのは楽天VWOと同じです。また、チャールズシュワブというバンガードよりも信託報酬で知られるETFを使っているところも興味深いところです。
楽天VWOやeMAXIS Slim新興国株式も魅力でしたが、楽天系・三菱系・SBI系と分散させたかったのであえてこちらの「EXEi つみたて新興国株式ファンド」を選びました。
楽天-楽天・全世界株式インデックス・ファンド
いわゆる楽天VTですね。私はVTよりもVTIのほうが好みですが、実際に2年前買ったVTIとVTのリターンはほとんど同じ+45%です。ETFでの比較も続けていく予定ですが、楽天VTと楽天VTIも比較したいと思いました。
すでに楽天VTは投信売り上げランキングでも上位に来ていますね。
楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド
弊ブログイチオシのVTIの投信版です。ETFでも買っていますが、上記4つの投信との比較をしたいと思い、つみたてNISAでも買うことにしました。20年後の期待リターンはややコンサバに年率5%と見込みますが、果たしてどうでしょうか。
この楽天・全米株式インデックス・ファンドを本命としておきたいと思います。
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新興国投信部門です。ベスト3は今のところこの3つかと思っています。
つみたてNISA,おすすめ投信ベスト3はこちらです。今回はこのベスト3を入れました。
本命の楽天・全米株式インデックスファンドの解説です。