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【SS】智絵里くん♂レイプ!野獣と化したなお♂かれん♀
1§1:2017/01/08(日) 21:24:02 ID:H1Tn9UGU
授業が終わって途端に騒がしくなった教室から緒方智絵里は静かに抜け出した。彼は小柄で細身の美形ではあったが、それ以上に存在感の薄い雰囲気も相まって、クラスの中で特別に目立つことはなかった

2名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 21:24:57 ID:H1Tn9UGU
―家に帰ると、彼は制服を脱ぎ、着替えを始めた。その服は明らかに女物である。

3名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 21:25:08 ID:D.LWXF62
おっ? リベンジか?

4§2:2017/01/08(日) 21:26:31 ID:H1Tn9UGU
それが智絵里の秘密であった。娘を望んだ彼の父に唯一得られた子が智絵里だった。父は息子に智絵里という女としての名を与え、溺愛した。しかし彼が成長し、隠しきれない男性性が顕になってくると、それをなんとか覆い隠そうと父は智絵里に女装を強要したのである。
智絵里の当然の抵抗は、父の手段を選ばない暴力によって報われた。彼の助けを求める声に、母はただ夫の子への暴行を傍観するだけであった。彼の抵抗はゆっくりと小さくなり、やがて智絵里は家庭内での女装という異常なルールを無感情に受け入れた。

5§3:2017/01/08(日) 21:28:33 ID:H1Tn9UGU
智絵里はこのことを家族以外の誰にも言わなかった。特に学校の皆にはこのことをひた隠しにした。このことがクラスの皆に露見したとき、何が起こるかは容易に想像がつく―どう良く言っても異常、率直に言えば地獄そのものの家庭に比べれば、幸福とは言わずとも少なくとも平穏平和な日常があった学校は智絵里にとってまさにオアシスだったのである。それを失う訳にはいかなかった。

6§4:2017/01/08(日) 21:29:28 ID:H1Tn9UGU
―その日、授業が早く終わって家に帰った智絵里は、近所の公園に数少ない趣味の一つである四葉のクローバー探しに出かけた。群生するクローバーの上にしゃがみ込み、一心に四葉を探す智絵里の背後から、少し怯えたような声がかけられた。

「えっ、緒方さん…何してるのそれ…?」

7§5:2017/01/08(日) 21:30:01 ID:H1Tn9UGU
振り返った智絵里の目の前にいたのは、一つ下の学年の北条加蓮である。あまり他人と交流を持たない智絵里にも一学年下ながら美人として北条加蓮の名は薄っすらと印象に残っていた。
彼女は平生を保とうとしていたが、その表情は嫌悪感と怯えで薄っすらと強張っており、何よりその目線は智絵里の胸元へと釘付けになっていた。
智絵里は彼女の視線を追うように胸元に視線を落とした。着替えを忘れて家から女装のままで公園に来たことに初めて智絵里が気付いたのがその時だった。

8名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 21:30:15 ID:jN9ZA3Cw
リベンジええぞ!ええぞ!

9名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 21:30:37 ID:ZHySFg9Y
続きが気になっていたから嬉しいですねこれは…

10§6:2017/01/08(日) 21:30:43 ID:H1Tn9UGU
その瞬間、智絵里の思考は真っ白になった。その中から狂騒的に湧き上がって来た最初の思考は「口封じ」だった。どうしても、なんとしてもこのことを、学校の連中には喋らせないようにしなければ…しかし、彼の家庭が狂っているように、その異常性にただ一人気付いていたはずの自分の思考回路もまた狂っていることに、智絵里は気付いていなかったのである。

智絵里は無言で加蓮の手首を掴んだ

11§7:2017/01/08(日) 21:31:17 ID:H1Tn9UGU
「えっ、何?どうしたの…」

少し困惑した様子で問いかける加蓮を強引に引っ張って智絵里が向かったのは公園の公衆トイレだった。そのまま障害者用トイレに加蓮を引きずり込むと、ドアに鍵をかける。

「えっ、ちょっとアンタ何する気なの…?」

壁に後ずさりながら加蓮は怯えた声で言う。智絵里は無言のまま加蓮へとゆっくり近づいた。意を決したかのように加蓮はドアへと突進する。そうはさせるかと智絵里が組み付き、二人はしばし掴み合いとなった。何とかして智絵里を振りほどいて外へ逃げ出そうとする加蓮、加蓮を外に出すまいと必死に加蓮に組み付く智絵里―

12§8:2017/01/08(日) 21:31:56 ID:H1Tn9UGU
―必死になるあまり、智絵里は勢い余って加蓮を投げ飛ばしてしまった。加蓮は枯れ枝のように呆気なくふっ飛ばされ、トイレの壁に打ちつけられる。頭蓋骨とタイルが激突する鈍い音がはっきりと聞こえた。そのまま力なくずるずると崩れ落ちる。

智絵里の脳裏に「殺してしまったのではないか」という怯れがよぎる。少し後ずさりした智絵里の前で、しかし加蓮はゆっくりと顔を上げた

「いッ……たぁ……」

少し金属的な叫びに似た声は、しかし消え行くように細くなっていった。敵意と苦痛に歪んだ加蓮の貌は、次第に絶望の表情に支配されていく。圧倒的に力に優る相手の前に、加蓮の全身は抵抗の意思を失って力なく崩れ落ちた。智絵里は突き動かされるように加蓮に近づく。

13§9:2017/01/08(日) 21:32:25 ID:H1Tn9UGU
そのトイレは典型的な「掃除などされていないが誰も使うこともなかったが故に汚くなっていない部屋」だった。タイル床の上には薄く茶色い埃が積もり、羽虫が無数に絡みついた蜘蛛の巣が窓の隅にこびりついている。
智絵里は力なく壁によりかかり、床に崩れ落ちた加蓮の両手首を掴んで釣り上げた。崩れた胸元からリボンごと上着の前を引きちぎるように開き、そのまま下着まで一気に剥ぎ取った。
顕になった加蓮の肌は青さが差したやや病的な色をしていた。目の前にある彼女の賞賛に値する大きさの胸を見ながら、しかし智絵里が思ったのは性的興奮とは全く別のことだった

自分にもこんなふうな胸があれば、ここまで歪んだ人生を送らずに済んだのかな…

14名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 21:32:27 ID:v1JVowpo
応援してるゾ

15§10:2017/01/08(日) 21:33:00 ID:H1Tn9UGU
彼の脳は電気屋の煤けたショーケースの中のテレビの映像を見るように冷めきった目線で目の前の少女の胸を見ていた。智絵里は加蓮の胸を鷲掴みにしたが、俯き加減の加蓮の表情にはなんの変化も表れない。
これでは足りない。口封じのためには完全に加蓮を屈服させる必要がある―智絵里はベビーシートを倒すと、そこに加蓮をうつ伏せに押し倒した。そして加蓮のスカートを捲り上げて下着をずり下げると、自分スカートの下のパンティを蹴り飛ばすように脱ぎ捨て、力任せに加蓮に腰を打ち付けた。

16§11:2017/01/08(日) 21:33:32 ID:H1Tn9UGU
「んッ…痛ッ……」
その瞬間、加蓮はそう微かな叫び声を上げ、びくんと体を強ばらせた。智絵里はそんなことには構わず、がむしゃらなピストン運動を開始した。
智絵里は加蓮をベビーシートに仰向けに押し倒し、後ろから覆いかぶさるようにして早いペースでひたすら腰を打ちつけた。加蓮の呼吸と、叫びともうめきともつかない小さくかすかな声もそれに応じて早まってゆく。

17§12:2017/01/08(日) 21:34:20 ID:H1Tn9UGU
さして広くもなく、ペンキが剥げて鉄が半分腐ったような遊具が片隅に無造作に集められた、犬の散歩ぐらいにしか使われない公園。その片隅の設備だけはいいが誰も掃除することも使うこともなく放置された公衆トイレの障害者用トイレの中に二人の喘ぎ声だけが淡々と響く。
智絵里の力任せのピストン運動は果てることもなく続いた。彼の脳裏を占めていたのは自分の秘密が学校の皆には明らかにならないようにすること、そしてそのためにこの女を完全に屈服させることだった。性的刺激などその前には彼方の暗雲から響く微かな遠雷のようなものであった。

18§13:2017/01/08(日) 21:34:49 ID:H1Tn9UGU
意識しないうちに智絵里の口からは熱に浮かされたように言葉が漏れ出し始めていた
「わかってますよね?これ以上、こういう目に遭いたくないなら、さっき見たことは絶対他人に、絶対他の誰にも言わないって、約束できますか?ねえ、約束できますか?ねえ…」
智絵里は譫言のようにそれを加蓮の耳元でつぶやき続ける。
果てしないピストン運動で、加蓮は息も荒く、呼吸するのもやっとの状態になっていた。何度か苦しそうに声にならない風切り音を発した後、加蓮は息も絶え絶えになりながらやっと喉の奥から意味を持っているとわかる音声を絞り出した。

19§14:2017/01/08(日) 21:35:16 ID:H1Tn9UGU
「わかった。わかったから…言わないよ、言わないって、約束するから…だからもうやめて…お願い…もうやめて…お願いだから…」
加蓮は蚊の鳴くような声で、少ない呼気を
吐き出し、息も絶え絶えになりながら何度もひたすら懇願した。しかし智絵里はピストン運動をやめようとはしなかった。追い詰められれば、苦し紛れの口約束ですら迫真の響きを持って聞こえるものだ。抵抗する意志すらなくなるよう、完全に屈服させなければならない…彼は経験上それをよく知っていた。
加蓮の声にならない叫びのような懇願を聞きながら、ついに力任せに酷使してきた智絵里の彼自身も限界を迎えた。下半身が爆発するような感覚を、智絵里は加蓮を力の限りに押さえつけて耐えた。

20名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 21:36:45 ID:7iWzqZOQ
前と同じ人?

21名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 21:37:46 ID:0AJ4zKOs
頑張れ

22名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 21:37:50 ID:12ru8f/I
あぁ~^いいっすねぇ~

23§15:2017/01/08(日) 21:37:53 ID:H1Tn9UGU
智絵里はようやく加蓮から身を離した。ベビーシートに押し付けられていた加蓮の体は力なくずり落ちる。彼女は、しかし泣くことも呻くこともしなかった。呼吸音すらかすかにしか聞こえない。タイル床の上で顔をうつ伏せにして丸まった加蓮の肩は微かな呼吸音とともに小さく小刻みに上下していた。
ふいに智絵里は恐怖感に襲われた。下級生をレイプしたから…ではなかった。馬鹿馬鹿しい話ではあったが、強姦という明らかな犯罪行為をしたにもかかわらず、その事実に気づく前に現れ、たちまち精神を支配した恐怖感が何に対してのものなのか、智絵里にはわからなかったのである。
智絵里は無造作にタイル床の上に脱ぎ捨てられた自分のパンティを急いで履くと、加蓮をそのまま残してトイレから逃げ出した。うつ伏せになった加蓮の表情を窺い知ることはできなかった。

24§16:2017/01/08(日) 21:38:29 ID:H1Tn9UGU
翌日、自分の女装が学校のみんなにバレるのではないかという恐れと後輩をレイプしてしまった恐怖で一睡もできなかった智絵里は震えながらもなんとか登校に成功した。
勉強も手につかなかったが、自分へのいつも通りの無関心に、女装のことはバレていないと気付いた智絵里はひとまず安堵のため息を漏らした。昼休みになったら下の階に降り、加蓮の口止めを改めて確認しないといけないな…と考えていた彼の背後から声がかけられた。

25§17:2017/01/08(日) 21:38:59 ID:H1Tn9UGU
「お、すまん。あのさ、智絵里。話したいことがあるんだ。付き合ってくれないか?」
軽いほほ笑みを浮かべてそう言ったのは智絵里のクラスの生徒会長である神谷奈緒であった。どちらかと言えばクラスのいじられキャラであり、貧乏くじを引かされがちな彼ではあったが、実際生徒会長にふさわしい頭脳と人格、そして肉体の持ち主である。
「は、はい…なんでしょうか?」
「すまん、ちょっと来てくれ」
智絵里は歩き出した彼の後に続いた。

26§18:2017/01/08(日) 21:41:06 ID:H1Tn9UGU
奈緒は歩いていく。しばらくしても止まる気配がない。行き先も告げることなく奈緒は校内を歩き続けた。
智絵里も歩く時間が長くなるにつれ、ゆっくりと不安になり始めた。昨日のことが頭をよぎる。しかし、昨日はなぜか知らぬが普段からは考えられないような力を発揮できたものの、柳の枝のような体の自分と比べ、細身ではあっても力は遥かにある奈緒に、彼は逆らえなかった。そのまま彼に従って歩いてゆく。

27§19:2017/01/08(日) 21:41:46 ID:H1Tn9UGU
奈緒が立ち止まったのは誰もいない校庭の道具庫裏だった。智絵里を壁を背に立たせると、その前に立ち、奈緒は智絵里を初めて直視した。先程の微笑はなかった。あらゆる感情が伺えない表情で、奈緒は切り出した。

「なあ、アンタ、昨日のこと聞いたんだが…」

疑念が確信に変わったとき、智絵里の血液の温度は氷結寸前まで急降下した。真っ白になった彼の頭のなかに響いたのは、昨日と同じ声であった。言いふらされる訳にはいかない。口封じをしなければ、屈服させなければ―智絵里は奈緒に殴りかかった。

智絵里の奇襲を、しかし奈緒はとっさの反応で防いだ

「は?……お前ふざけるんじゃないぞ!」

驚愕の後に発せされたのは、今まで聞いたこともないような奈緒の怒号だった。それと同時に、智絵里の腹に奈緒の全体重を込めた強烈な蹴りが突き刺さった。

智絵里の腹で灼熱が爆発した。息ができない。どんなに頑張っても息が吸えない。地面に崩れ落ちた智絵里の意識はそのまま腹部から広がる灼熱の中に溶けていった。

28§20:2017/01/08(日) 21:42:59 ID:H1Tn9UGU
じんじんと鈍く響く腹の痛み…両足への圧迫感…朦朧として開いた瞼の向こうに見えるのは…天井?

だんだんと意識がはっきりするにつれ、智絵里は自分がいるところが保健室のベッドの上であることに気付いていった。奈緒はどこに行った?…助かったのか?

「おっ、やっと目、覚めたじゃん」

聞き覚えのある声、ぎょっとして顔をあげた智絵里は、北条加蓮が自分の太腿の上にまたがり、挑発的な視線を送っていることに気付いた。

29§21:2017/01/08(日) 21:44:19 ID:H1Tn9UGU
加蓮は制服をすでに脱ぎ捨ててキャミソールとパンティ一枚だった。保健室は節電のために電気が落とされ、窓から差し込む午後の黄色みを帯びた光が室内を薄暗く照らしている。その中で加蓮の肌は心なしか微かに赤く上気しているように見えた。

「もーう、奈緒やり過ぎだって。アタシだってこんな格好のまま延々またがってる訳にもいかないんだからさ」
「…ごめん、力の加減間違えた」
「奈緒ったら素直じゃないんだから~」

奈緒は隣のベッドの横に立っていた。ベッドの周りに張り渡されたカーテンを背後にして、智絵里と加蓮から目線をそらした奈緒の表情から何らかの情緒を見出すことはできない。

30§22:2017/01/08(日) 21:44:58 ID:H1Tn9UGU
加蓮は智絵里の首元を掴むと、そのままずいっと智絵里に顔を近づけた。

「ふふーん、アンタが助けを求めたって無駄だよ。」

目を細めて悪戯っぽく、嘲笑うように微笑む

「アタシは今日の体育の授業で倒れて、保健室で休んでるってことになってる。アタシを保健室に運んだ奈緒がクラスのみんなに絶対安静を厳命して、保健室に近づくことまで厳禁した。その後保健室の鍵を職員室に取りに行くついでにおんなじ事を先生たちにも言って…あっ、保健の先生は今日は終日出張で留守だから」

最後に突き放すように付け加えると、加蓮は智絵里から顔を離した。そのまま智絵里のズボンのベルトの金具を外し始める。

その瞬間、智絵里は今から何が起こるかを悟った。バネが弾けるように太腿の上の加蓮を弾き飛ばして逃げ出そうとする。それを止めたのは加蓮ではなくその横にいた奈緒だった。暴れる智絵里を押さえ込み、無表情のまま智絵里の頬に強烈な殴打を叩き込む。

太い枯れ枝を踏み折ったような衝撃音がし、赤熱した痛みと、一瞬遅れて吐き気を伴う頭痛が智絵里を襲う。その強烈な一撃は、しかしそれ以上の効果を智絵里にもたらした。父親によるあらゆる種に渡る暴力の支配は少年期からの長きを経て彼の血肉にまで染み込んでいたのだった。智絵里の体からは見る間に抵抗の意思が失われ、溶けるように力が抜けていった。

31名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 21:45:21 ID:l4d5f56g
この辺りから新しいとこか

32§23:2017/01/08(日) 21:45:43 ID:H1Tn9UGU
何事もなかったのように智絵里からズボンを脱がし終わった加蓮は、そのままキャミソールを脱ぎ捨てると、再び智絵里の上にかがみ込み、顔をぐいっと近づけた。

「っていうかさ、アンタが助けを求められるような立場にあるのかな。そりゃまあ、あんなキモい格好してるの学校にバレたらそりゃアンタはみんなからキモがられるだろうけどさ、それ以前にアンタがアタシをレイプしたってバレれば、学校どころか社会から居場所がなくなるよ。それがヤだったら、黙ってアタシのいう事聞いてね」

加蓮は小さく息を吸うと、智絵里の唇に襲いかかった。

「!?」

驚愕し、もがく智絵里をよそに、加蓮は智絵里の唇に吸い付き、智絵里の口腔内を舐め回してゆく。接吻は永遠と思われるほど続き、口内を支配する異者の舌と目前に充満する女の薫りに智絵里の脳は甘い痺れに満たされてゆく

33§24:2017/01/08(日) 21:46:25 ID:H1Tn9UGU
加蓮の接吻は、始まりと同じように唐突に終わった。智絵里は荒い息をつき、夢から覚めたように、身を起こし口元を腕で拭いながら気だるさがかった扇情的な眼差しを送っている加蓮を見上げた。

「ふーん、てっきり性欲に溺れた極まった変態かと思ったら、案外初心なんじゃん。」

加蓮の言葉には意外さと挑発とそれを上回る嘲笑が入り混じっていた。智絵里はパンティを脱ぎ捨てた加蓮が自分のトランクスを引き摺り下ろすのを呆然と見守った。

下着をひん剝かれ、剝き出しにされた智絵里の彼自身はふらふらと情けなく立ち上がっていた。加蓮は箸立てを掴むように智絵里のそれを掴んで無造作に無造作にしごき始める。

智絵里は拉致、脅迫、殴打、濃厚な接吻と怒涛の様に自らの身の上に襲い掛かった事象の嵐による混乱からようやく立ち直り始めていた。あまりに唐突に奪われた初キッスによって上がった息がゆっくりと平静に戻ってゆく。加蓮の人差し指が彼の肛門に突き入れられたのはその時であった。

34§25:2017/01/08(日) 21:47:00 ID:H1Tn9UGU
「かはッ……」
智絵里は腰を浮かせてのけぞった。下腹部の奥で電撃に打たれたような強い痺れが発生し、下半身が猛烈な射精感に襲われる。何か言おうとしたが、脳内は一色に染められ、ただ恐るべき何かを防ぐために耐えることしかできない。それとは裏腹に智絵里の彼自身は張り裂けそうなほど膨れ上がり、ぶるぶると武者震いをしていた。

「うわ…まあ、そういう格好してるなら、やっぱりそういうこともしてるか…そうだよね」

智絵里が暴れたため肛門から抜けた自らの人差し指をティッシュで拭き取りながらそう言った加蓮の口ぶりには、今までとは異なる明確で強い軽蔑の念が表れていた。さらにアルコールで何度も念入りに人差し指を消毒した加蓮は、智絵里の彼自身をもう片方の手でしごきながら、再び容赦なくそれを肛門に突き刺し、そのままピストン運動を開始する。

「あっあっあっあっ」

加蓮の指が奥底を突くたびに、智絵里の腰は跳ね上がるように浮き、智絵里の口からあられもない嬌声が溢れ出す。智絵里の腰が暴れて抜けるたびに加蓮の指に念入りに塗り直される消毒用アルコールはそのまま腸の粘膜から智絵里の体内へと逆流し、智絵里の思考と肛門はゆっくりと熱の中に飲み込まれていった。

加蓮は智絵里が肛門からの快感に飲み込まれているのを見て取ると、片方の手は智絵里の腸内をかき回したまま、智絵里の彼自身から手を離し、自分の股間の方に手をやった。じきに加蓮からも押し殺した甘い声が発せられ始め、それが智絵里の自動人形のように垂れ流される嬌声と入り混じり、保健室は異様な雰囲気に満たされる。とめどなく発せられる嬌声にもかすれ声が混じり始めた頃、智絵里の意識は白く反転し、ついに耐え続けていた彼の股間にも限界がやってきた。

35§26:2017/01/08(日) 21:47:39 ID:H1Tn9UGU
下半身で凄まじい感覚の爆発が生じ、智絵里の思考を白く押し流す。智絵里は力の限りのけぞり、白目をむいて獣のような叫び声を上げたが、絶え間なく発せられた嬌声に疲弊しきった彼の喉から出てきたのは木枯らしのような激しい風切り音混じりのかすれ声だけだった。

智絵里の彼自身からは噴水のように白濁液が迸った。加蓮は即座に自分の股間から手を離し、智絵里の彼自身を掴んで、白濁液の飛散方向を自分の方向からずらした。そのまましごき、念入りに溜まっていたものを吐き出させ続ける。それはもはや何も出てこない状況に至ってもなお続けられ、智絵里は渇きに飢えたような痺れが下半身を蹂躙する地獄を味わった。

「うっわ、まっず」

自分の手にまとわりついた智絵里の白濁液を舐めた加蓮は小声で吐き捨て、ティッシュでそれを念入りに拭き取った。改めて息も絶え絶えな智絵里の上に乗りかかると、智絵里の顔を見下ろす。加蓮は欲情に息を弾ませ、扇情的な視線を送っていたが、同時にその姿は無慈悲な氷の彫像のようでもあった。

「ねえ、アタシね、アンタのせいでキズモンになっちゃった。無造作に処女を奪われて、結局アンタだけ気持ちよくなって…本当は誰かアタシの本当に大切な人にあげられたものだったのに。だから、その代償、アンタがこれからアンタの体で永遠に支払い続けてね」

加蓮はそう言い放つと、智絵里の彼自身に乗りかかった。

36§27:2017/01/08(日) 21:48:20 ID:H1Tn9UGU
「んはッ…くッ…」
挿入の瞬間、加蓮は俯いたまま押し殺した甘い嬌声をあげ、体を硬直させた。そしてそのまま激しいピストン運動を開始する。

智絵里の彼自身を自分の中に激しく出し入れしながら、加蓮は顔を上げて智絵里を見た。荒い息をし、口端からよだれを垂らしながら時々喉奥から甘い嬌声をあげ、姓の喜びに打ち震える加蓮の顔は完全に性を、雄を貪る雌の顔だった。しかし、もはや意識の所在すら曖昧になっていた智絵里を、それでも恐れさせたのは加蓮の目だった。智絵里を見つめる加蓮の目は、しかし何も見ていなかった。智絵里は加蓮の目を奥底まで見通すことができた。石英ガラスのような、一切の曇も感情もない無色透明な瞳孔の中を。智絵里は魅入られたかのように加蓮の目に釘付けになりながら、下半身を包む暖かく柔らかい感覚に耐えた。

加蓮の甘い嬌声が多く、大きくなってゆくたびに、加蓮の顔から表情が消え、ピストン運動は早く、がむしゃらになってゆく。加蓮が再び俯き、自分から目を離すのを見ていた智絵里を、再び下腹部の電撃のような痺れが襲った。加蓮が智絵里の腸内に指を突き刺すたびに、智絵里の彼自身は割れそうなほど張りつめ、智絵里の腰は浮き上がり、加蓮の腰へと打ちつけられる。

加蓮が渾身の叫びを押し殺したような呻き声を上げ、全身を震えるほど硬直させたのは、智絵里の張りつめた彼自身が忍耐の限界の限界を迎え、残り少ない体液を加蓮の中へ放出した二瞬後だった。

37§28:2017/01/08(日) 21:49:02 ID:H1Tn9UGU
すべてが終わり、全身を使った激しい呼吸が落ち着くと、加蓮は顔を上げて意識朦朧としている智絵里を見下ろした。その表情は、先程と同じ、無気力さと悪戯っぽさと、静かな軽蔑が入り交じったものに戻っていた。

「あー気持ちよかった。でも、やっぱり気の済むまで思う存分SEXするとすると疲れちゃうね。ちょっと休むよ。奈緒、じゃあ、後はよろしく~」

智絵里の上から離れた加蓮は、ベッドの縁に腰掛け、上下の下着を着直した。着終わるとベッドから立ち上がり、隣のカーテンが引き回されたベッドへと移動してゆく。

「ああ、わかったよ。」

奈緒は無表情のまま、しかし加蓮に注意深く付き添いながらベッドのもとへと移動した。カーテンを開けて加蓮と一言二言話すと、カーテンの前に立ち、腰が抜けて動けない智絵里を無表情で見下ろしていた。沈黙のまま時間が流れる。ベッドの向こうから聞こえる加蓮の呼吸は早く荒く不規則なものから、静かで規則的なゆっくりしたものへと変わっていった。

加蓮の吐息が安定した静かなものになってしばらくしたその時だった。突如として奈緒はベッドの上に横たわる智絵里に向かって突進してくる。そのまま奈緒は智絵里の上にまたがると、智絵里の首に手を掛け、力の限り締め上げ始める。

38§29:2017/01/08(日) 21:49:48 ID:H1Tn9UGU
唐突に豹変した奈緒に、智絵里は声にならないうめき声を上げながら、首にかかる奈緒の手を必死に解こうとする。ゆっくりと思考にノイズがかかり始める中、彼は目の前の奈緒の顔を直視した。

いつもクラスのみんなには笑顔を向けている顔は、激しい憎悪に歪んでいた。彼の美しい赤紫色の瞳は見間違えようのない憤怒に燃え立ち、光り輝いている。智絵里はその瞳の色を見たことがあった。何かのバラエティ番組で見た。鉄をも溶かす温度になった炭があげる、蝋燭の炎ともガスバーナーの炎とも違う、この世のものとは思えない妖しい炎の色だ。智絵里は首を締め上げられながら、目を見開いて奈緒の両眼を見た。

奈緒は智絵里の首を絞めたままベッドから智絵里をゆっくりと吊り上げると、洗面台へと智絵里を放り投げた。バランスを崩し、頭から洗面台の上の鏡に突っ込む智絵里、ドラマと違って鏡は割れることはなく、頭蓋骨とガラスが激突する金属的な響きを含んだ鈍い音が響き、後頭部に吐き気を催す鈍痛が襲った。

洗面台の壁に力なくうつ伏せにもたれかかる智絵里に、奈緒は即座に迫った。そして、智絵里の頭を再び力任せに鏡に押し付けた奈緒は、自らの自分自身を智絵里のむき出しの下半身に後ろから強引にねじ込んだのである。

39§30:2017/01/08(日) 21:50:36 ID:H1Tn9UGU
智絵里の全身を強烈な痛みが貫き、智絵里は背中を曲げて声にならない叫びを上げた。強烈な痛みと直後に襲ってきた下半身の強い痺れに唯でさえ激しい交接を行った直後の脳内は完全に蹂躙され、何も考えられなくなった智絵里を奈緒は押さえつけ、狂ったように腰を振り始めた。

奈緒が腰を打ち付けるたび、額が鏡に打ちつけられ、鈍い音と衝撃が脳内に響く、強引な摩擦によって痛めつけられた智絵里の下半身は強烈な灼熱に支配されていた。奈緒の前後運動はいつ終わるともしれない。智絵里の理性はその中にほどけるようにゆっくりと熔解していった。

朦朧とした意識の中、智絵里の脳内に奈緒の声が響く。まるで誰一人いない大ドームの中にいるように、異様にはっきりと、その一句一句に込められた感情の襞まで克明に

「幼馴染だったんだ。加蓮は出会ったときからずっと病弱で、俺はその世話をずっとずっとして、あいつをずっと見てきて、ふと目を離したらいなくなっちゃうんじゃないかと不安で、何かあったら当人が嫌がっても医者に連れて行って…それを、その脆弱なものをあんたは、あんたは…」
「俺にはあいつしかいなかったんだ。あいつとずっと一緒にいるんだと、互いのすべてを互いに捧げ合うって、それをあんたは、下らない理由でいとも簡単に踏みにじって…」
「好きだったんだ。ずっと好きだったんだ。その好きな人が、あんなに、あんなに性の快楽に溺れて、打ち震えて…俺は勃起が止まらないんだよ。あんたが、あんたが…」

ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…

智絵里はいつの間にか脳内でそう繰り返していた。しかし智絵里の口からはえづくような汚く情けない嗚咽が奈緒に激しく腰を叩きつけられるたびに吐き出されるだけであった。智絵里の下半身はいつの間にか痛みと痺れがない混ぜになった感覚で一面塗りつぶされ、智絵里の腰と膝は赤ん坊に出鱈目に振り回されたおもちゃのように、智絵里の意志を無視して馬鹿馬鹿しいほどにガクガクと震えていた。

薄れ行く意識の中で智絵里は目の前の鏡の奥から寝ているはずの加蓮がカーテンを開けてこちらを見ていることに気付いた。けだるい厭世感と哀れみと微かな性的興奮、そして水晶の中に走るヒビ割れ面のように密かながらもはっきりと存在する、自らの人生を滅茶苦茶にした者への恨みと彼への復讐が成ったことへの歓喜と陶酔―それはかつて、怒りに狂った父にレイプされ、必死に助けを求める智絵里に、母が向けた目線と全く同じものだった。それに気付いた瞬間、彼の視野は真っ白に爆発した。智絵里の情けなく張りつめた彼自身が白濁液を吹き出し、奈緒が絶頂に達して智絵里の腸内に大量の体液を放出したのはそれと全く同時であった。二重の決壊に智絵里の背骨を強烈な痺れが電撃のように走り、智絵里の下半身は機能を停止した上半身を横目にまるで赤ん坊に蹴飛ばされた積み木の山のようにひときわ激しく震えた。

40名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 21:51:13 ID:H1Tn9UGU
《終》

41名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 21:58:48 ID:ZHySFg9Y
救いが無くて逆に草生えますよ

42名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 21:59:54 ID:I8YHyWkY
日本一やお前!

43名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 22:01:23 ID:D.LWXF62
いいゾ~これ

ただもう少し改行した方がいいと思った(小並)

44名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 22:02:21 ID:c7NDwyDg
なんだこの怪作は……たまげたなぁ……

45名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 22:02:57 ID:g3bhTvHM
もうちょい改行あったほうが読みやすいっすね
智絵里くんSS特有の背徳感をビンビンに感じまくってます!

46名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 22:16:07 ID:jN9ZA3Cw
こういうダークなのも読めるのが二次創作の良いとこすね。

47名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 22:18:45 ID:1aM80xws
もしかして前に同じスレタイで立ててた方ですかね
やっぱり智絵里くんはこういうの似合いますね

48名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/08(日) 23:48:12 ID:/PnFgE6k
続いて欲しい

49名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/09(月) 00:03:10 ID:xudPaL.s
一気に投下してくれてセンセシャル!
続き気になってたから良かった。

50名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/09(月) 13:15:20 ID:PCGONmFw
カレンが精神的にタフな人だと思った(小並感)

51名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/01/10(火) 21:55:42 ID:rQOn6L8o
はよ!

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