日本のアニメ史を彩ってきた個性豊かなロボットたち。重厚感あふれるカッコいいロボットに憧れ、跳ね回るカワイイロボットを見ては「いつか欲しい」と願った――そんな幼少期を過ごした人は少なくないはず。2017年は、そうした思い出が“現実化”した1年間だった。
バンダイが10月に発表した「ガンシェルジュ ハロ」は、アニメ「機動戦士ガンダム」に登場するペットロボット「ハロ」を再現したものだ。ユーザーに質問したりうんちくを語ったりと、コミュニケーションが楽しめるという。ユーザーの発言を音声認識し、搭載するAIが意図を分析。データベースからふさわしい会話を選び、応答する機能も備えるとしている。2018年に発売予定。
バンダイは、AI搭載の対話型ロボット「ガンシェルジュ ハロ」を「CEATEC JAPAN 2017」(10月、千葉・幕張メッセ)で初披露した。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)も“ハロっぽい”ロボットを開発した。国際宇宙ステーション(ISS)の実験棟「きぼう」に導入した球体ドローン「Int-Ball」(イントボール)は、浮遊しながら船内を撮影できる。宇宙飛行士が自らカメラを持つ必要がなく、実験作業に集中できるようサポートする。JAXAによれば「(開発者は)ハロにインスパイアされた」という。
JAXAが、球体ドローン「Int-Ball」を国際宇宙ステーションに導入。地上管制局が遠隔操作し、浮遊しながら船内作業の様子を撮影する。
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