米ラスベガスで1月9日から12日(現地時間)まで開催されているCES 2018。会場内のブースでは数多くの新製品や新技術がお披露目されていますが、Intelが会場外でも人々を楽しませています。
場所はラスベガスの目抜き通り、ストリップに位置するベラージオホテルの噴水。IntelはCESの開催に合わせ、8日から11日まで1日2回、ベラージオの噴水ショーとドローンが共演するライトショーを行っています。ベラージオの噴水ショーで、ドローンが使用されるのは今回が初めて。砂漠の街には珍しく雨が続いて冷え込む夜ですが、ベラージオまで見に行ってきました!
夜8時開演の1分前。赤と青に光る250機のドローン「Shooting Star」たちが、噴水の奥からぶわーっと飛び出してきて、上空のスタート配置につきました。板付きならぬ空付きです。となりの女性が「So cute!」と声をあげましたが、私も同じ気持ちでした。
8時ちょうど、Kygoの楽曲「Stargazing」とともに、光と噴水によるショーが始まりました。音楽に合わせて水が勢いよく空にあがり、その水の形に沿うようにドローンたちがくるくると空を舞います。
ひし形を作ったり、キラキラと点滅したり、まるで消えることのない花火を見ているかのよう。ベラージオの噴水は時折、爆発音のような響きを立てて高く打ち上がりますが、ドローンたちは絶妙な配置に移動して噴水の直撃を避けます。
Shooting Starは2017年スーパーボウルのハーフタイムショーでも採用され、レディ・ガガのステージを彩りました。そのときも「きれいな映像だな」と驚きましたが、生で見ると美しさがまるで違ったのです。暗い空に光の奥行きが感じられて、幻想的な空間を作り出していました。VRもいいですが、やはりショーとスポーツは生で見たい!
最後はハート型が空に浮かび、約4分間のアートショーが終了。観客は歓声を上げ、拍手が沸き起こりました。
Shooting Starはショー仕様のため軽量化されており、40億色以上の色の組み合わせが可能。なお、8日に行われたIntelの基調講演でも、ステージ上で100機のShooting Starによる屋内飛行が行われています。
ベラージオの噴水とコラボレーションしたIntelのドローンライトショーは、残すところ11日の20時と22時(現地時間)の2回のみ。たまたまラスベガス観光中という人がいれば、このサプライズをお見逃しなく。見ないで帰国するなんてもったいないぞ!
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