全端末一斉に「逃げろ!」
リビングで映画を見るお母さんお父さん。キッチンでレシピ検索するお兄ちゃん。2階の子ども部屋でゲームをする妹。それぞれがスマホやタブレットといった画面に没頭しています。今は、そういう時代です。大事なことは、手の中のスマホやタブレットで伝えてほしい。だから火災探知機もこうなりますよね。
セキュリティ系スマートホーム端末を手がけるFirst Alertが、いざという時、家中の全端末をハイジャックしてアラートを発動するシステムを提案しています。
First Alertは、一般家庭むけのの火災探知機(煙や一酸化炭素を感知)として知られるアメリカのブランド。ホームセキュリティ端末がWi-Fiルータを出すからには、それなりの理由があります。他社のスマートホームシステムにはない機能(火災アラーム)を全面にだして、First Alertのスマートホーム火災探知機シリーズOnelink(ちなみに、こちらAlexa対応)をブーストしようというわけ。
家の中でネットを介するあらゆる端末を接続できるOnelink。ここにメッシュWiFiルータを追加することで、探知機が煙など火災発生と思われる状況を感知した場合、全端末に「緊急事態発生! 避難してください!」というアラートを飛ばすことができるのです。
全端末とは、もちろんこのメッシュWiFiルータのネットワークに繋がっている端末です。誰がどの端末で何をしていようと、即座に端末をジャックして緊急アラートを表示。家族それぞれが、それぞれの端末画面を見ている機会が多い現代らしい、アラートの仕方といえますね。
アラートの表示方法(例えばポップアップなど)の詳細は明らかにされていませんが、画像を見ると画面いっぱいにデッカデカと真っ赤な表示になっており、緊張感を煽りますね。
First AlertのメッシュWiFiルータは、他社製品と同じく、ペアレンタルコントロール機能(観覧できるコンテンツの制限、ネット利用できる時間帯の設定など)もついています。ここに、火災探知機というFirst Alertならではの機能がつくってんだから、ターゲットである子どもを持つ親層が注目しないことないでしょう。そんな時代です。
Source: First Alert
そうこ - Gizmodo US[原文]