ドイツ:メルケル首相、徹夜で協議-大連立の成立賭け正念場
Arne Delfs、Patrick Donahue-
第4期政権樹立に向け試練の時-2回目の連立工作
-
ドイツ総選挙から約16週間、まだ新政府できず
ドイツのメルケル首相は社会民主党(SPD)との連立に向け、夜を徹して協議している。選挙後の膠着(こうちゃく)状態を打開し、4期目のメルケル政権発足に向けた正念場だ。
メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)とSPDの幹部は、12日朝もベルリンのSPD本部にこもっている。18時間に及ぶ協議後も、まだ結論が出る気配はない。各党は11日を予備協議の最終期限と位置付けていた。
総選挙から約16週間が過ぎたがまだ新政権が発足せず、メルケル首相は2回目の連立工作に取り組んでいる。首相府高官のヘルガ・ブラウン氏はベルリン時間午前5時ごろ「まだしばらくかかる」と記者団に述べた。
メルケル首相(11日ベルリンで)
写真家:Markus Schreiber / AP写真
原題:Merkel Seeks Breakthrough in All-Night Talks on New Government(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE