(その1)
マサチューセッツ工科大学(MIT)の人工知能とロボット工学の研究者たちが、自動的に泥棒を判別して発見し、捕まえる画期的なロボットを発明した。
この発明は犯罪対策に悩む世界の国々から注目を集め、さっそく、各国に試験導入され、テストが行われた。
その結果、このロボットは、
アメリカでは40分に1人の割合で泥棒を捕まえた。
イギリスでは30分に1人の割合で泥棒を捕まえた。
フランスでは20分に1人の割合で泥棒を捕まえた。
イタリアでは10分に1人の割合で泥棒を捕まえた。
しかし、中国では、ロボットが泥棒に盗まれてしまった。
(その2)
成長著しい中国は、宇宙開発でも力をつけてきた。
習近平国家主席は、アメリカがかつて月に宇宙飛行士を送り込んだのに対抗し、中国は太陽へ有人飛行させると宣言した。
しかし、特別研究チームが調査した結果、太陽に近づくと、宇宙船も宇宙飛行士も熱で溶けてしまうということがわかった。
中国では、この指摘に基づいて太陽への有人飛行計画の大幅な見直しが行われた。
その結果、完璧な対策が考えられ、次のように報告書にまとめられた。
「夜のうちに近づけばよい」。