ワラビー逃した業者に行政指導

11日、愛知県瀬戸市の施設で飼育されていたワラビー2頭が逃げ出していたことがわかり、愛知県は立ち入り検査を行うとともに、施設の管理会社に対し、動物の管理を適正に行うよう指導しました。
愛知県によりますと、11日午前、有限会社、「GAIAproduct」が管理している瀬戸市の施設から、飼育されていたワラビー2頭が逃げ出したと、県に報告がありました。
ワラビーは、体長約80センチのオスとメスで、現在も行方がわからないままになっているということです。
県が施設の管理状況を調べるため、立ち入り検査を行った結果、飼育スペースの扉のガラスが割れているのが見つかったということで、県は会社に対し、動物を適正に管理するよう行政指導を行いました。
会社は愛知県内を中心に移動動物園を運営していて、施設ではワラビーのほか、ポニーやうさぎなども飼育しているということです。
この会社をめぐっては、おととし、瀬戸市内の別の施設からシマウマが逃げだした例もあったことから、県は指導に基づいて再発防止が徹底されるか、注視することにしています。