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富山新聞

無言で巡拝し、地面に鳥居を描く神職=羽咋市寺家町

神職4人が無言で摂社など巡拝 気多大社「門出式」

2018/01/12 02:01

 気多大社の「門出(かどいで)式」は11日未明、羽咋市寺家町の同大社などで行われた。時折、吹雪に見舞われる中、神職4人が周辺の摂社や末社など14カ所を無言で巡拝し、1年の多幸を願った。

 

 元日から遠出を控えていた神職の禁足を解く神事で、互いに言葉を交わすことが禁じられている。

 

 午前3時すぎ、狩衣(かりぎぬ)に蓑(みの)と笠(かさ)をまとった三井孝秀権宮司らが大社を出発し、一ノ宮海岸そばの大鳥居の下では、地面に画棒で鳥居の形を描き、かすかな声で祝詞を奏上して、四方に祈りをささげた。その後、周辺の神社やほこらなどを黙々と巡った。






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