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高校入試の内申点に反映の「チャレンジテスト」 学校現場では変化も
更新:01/11 19:21
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11日、大阪府内の公立中学校に通う1、2年生を対象にした「チャレンジテスト」が行われました。大阪府独自のテストで高校入試の内申点に反映されるものですが、対策のため学校現場では変化も起きています。
11日に実施されたチャレンジテスト。1、2年生の約13万8000人が受けました。科目ごとに5段階で評価され、高校入試の内申点に反映されます。学校側の評価とテストの結果に大きな差があった場合、内申点が修正されます。
これまでの2回のテストでは、受験者数全体のそれぞれ約3パーセント、2万人ほどの内申点がテスト結果によって修正されました。中には評価が4段階上がった生徒や、3段階下がった生徒もいました。これに対し、教職員で作る組合の担当者はたった1回のテストで評価を変えるのはおかしいと話します。
「先生方が1年間通してつけた評価を1回で変更するのはおかしな制度」(大阪教職員組合 藤川真人書記長)
組合が学校現場で行ったアンケートによると、テストの成績アップに苦心している状況がわかったといいます。
「冬休みの宿題に過去問題を渡すとか、点数の取れない子どもを呼んでテスト対策をする学校が増えている」(大阪教職員組合 藤川真人書記長)
これに対し教育庁は、テストは公平な評価のためには必要だと話します。
「例えば1が5になったり5が1になったりというのは、正常な形ではないと思います。元の評価に実態との乖離があったんではないかと思わざるを得ない」(大阪府教育庁 橋本光能教育監)
大阪府教育庁は、学校側の評価と著しい差が出ないよう慎重に運用していきたいとしています。
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