薪ストーブユーザー、中でも自分で薪を作っている方なら誰でも一度はこう思う。
軽トラ欲しいーー!!と。
(※ 画像はフリー素材です念の為。)
もうね、ガヤさん凄く欲しいんです軽トラが。
だって、これがあれば薪となる木材を運ぶ際に便利、乗用車のトランクを汚さなくてもいいばかりでなく、「木材あるよ」「じゃ取りに行きます」って即答できる。
薪集めのフットワークが抜群に軽くなるだけでなく、ひいては木材をゲットするチャンスをぐっと引き寄せられるわけです。
例えばこんな事例
現場まで乗用車で取りにいっても良いのですが、やっぱり軽トラックがあると大工さんからのウケが違うわけです。
「あいつは軽トラック持ってるし、木材をあげるって言っても運搬手段はあるし大丈夫だな」って思ってもらえるだけでもアドバンテージがあるわけですからね。
いやもう、仰るとおりです。
こういう記事を読むとさらに欲しくなってしまうのが、薪ストーブユーザーの性ですなぁ。
で。
今回はその思いをちょっとクールダウンさせる、そんな記事です。
薪ストーブにぞっこんで費用対効果が分からなくなってしまった旦那さんに困った奥様がいらっしゃいましたらぜひ読ませて頂きたい記事となっております。笑
■軽トラの維持購入費と薪購入費、どっちがお徳か
・軽トラを10年維持した時の総費用
①車両費用:中古で40万円と設定(40万の車両が10年持つかって話もあるけど…)
②車検費用:10年で5回車検が発生。これは仮にオートバックスで行うとして、5回分¥251650~
内訳
法定費用(自賠責¥25700+重量税¥6600+印紙代¥1100)計¥33400
点検費用(基本整備料¥10450+検査料¥6480)計¥16930 合計:¥50330(1回)
③税金:軽自動車の税金が少し上がりましたね。現在は年¥10800×10年で計¥108000
④ガソリン代:これは使う頻度によってかなり変わりますが、一応毎月一回満タンを仮定。満タン38L×140円×12ヶ月=¥63840 10年で¥638400
⑤自動車保険:これは人によってかなり違うのでざっくり3万円/年と仮定 10年で¥300000
合計:¥1698050(10年)
¥169805(1年)
軽トラ持つとざっくり年に約17万ですよ。(車両費込み)
・薪を全て購入した時の費用
ガヤさんの場合、1シーズンで使う量がだいたい5立米くらいになりそう。
先日、岩本燃料さんで薪を買ったわけですがその時の価格を参考にすると大体1立米3万円くらい掛かる事が分かりました。
販売単価が1立米3万円とした場合、年15万円ほど。
10年間の薪代¥1500000です。
あれ????
これだと、せっせと肉体労働して薪を作っても結局は買った方が安いになっちゃう!?
(もっと言うと薪を自分で割る場合、チェーンソー本体の価格とか燃料費とか、斧の価格とか、薪割り機の価格とかも乗っかってくるわけで、けっこう掛かります。ましてや、自身の時給換算で何時間労働するか…?)
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■結論
結論:(薪使用量によっては)買った方が安くなっちゃう
ただし、24時間焚きっぱなしで年に10立米使う方とか、薪集めに情熱を燃やしすぎてしまった方とか、自営業でそもそも薪ストーブ以外の用途にも活用する方はこの限りではありません。
あくまで、「薪ストーブのためだけに」軽トラを導入する場合のみです。
どうでしょうか、ちょっとでも頭が冷えましたでしょうか?笑
と言っても、実際「薪ストーブ脳」になっちゃうとそう簡単にはいきません。そうなると今度は、軽トラは買えないまでも同じくらい積載性のいい車(ハイエースみたいなのとか、軽バンとか)に乗り換えようとか、そんなこと考え始めちゃうわけですけど、それはまた別のお話。笑
(薪ストーブのために車まで替えたらもう末期症状かも知れませんが、でも…それでも薪を割りたい。コストなんて薪ストーブを選択してる時点で知ったこっちゃねぇ!という心の叫びもまた真実なわけでして、こう趣味性の高い道具ってのは時に人を狂わせると言いましょうか、罪ですねぇ。本当はこんなコスト計算なんてしちゃダメなんですよ。と、最後に見も蓋もない終わり方でまた明日。チャオ。)