そして、栞の会社に押しかけた記者たちに圧されて志乃さんが頭を打って、駆け寄って心配したのが伊能栞ただ一人で、圧した記者たちは何もしないでポカーン顔。今であれば絶対に非難轟々であるボンクラ記者たちに喝!
でもそのせいで記憶が戻った志乃さんであったが、すぐに東京に帰ると言い出し、止めるキースに「やめとくれ!何が「お母ちゃん」だ。もうそんなおためごかしはたくさんだ。やめとくれよ!」の捨て台詞。
東京のお母さんと慕ってきたのに、キース可哀想と思った視聴者も多かったはず。参考までに「おためごかし」の意味が分からず、調べてみたら「表面は人のためにするように見せかけて、実は自分の利益を図ること」ということで、ますますキースが哀れ。
おそらくは息子である栞に迷惑をかけられないという母親の心情でしょうけど、はてさて、栞はどんな対応をするのか?明日明後日と見逃せないようです。ちなみに、志乃さんが栞のへその緒が入った箱を握りしめていましたが、その箱には「明治二十年十月二十九日 栞」と書いてあり、伊能栞の誕生日確定です。
関東大震災直後の話なので、伊能栞はおそらく35歳。中の人、高橋一生さん現在37歳、よく出来ております。
個人的には団真団吾のエピソードよりも、この伊能母子の話の方が感情的に入りやすく、こんなエピソードをもっともっとプリーズ。でも隼也の反抗期は要らないと書いて、明日も宜しくお願いいたします。
去年の今頃、すみれの娘のさくらのブッラク化について書いていたことが懐かしい1月11日でございました。
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わろてんか1月11日83話セリフネタバレ
志乃:私の卵焼きはちょっとこう砂糖がたっぷり入ってるから甘すぎるかもしれないけどね。さあ食べとくれ。
記者:社長は東京のご出身ですが実のお母さんはご無事でしたか?伊能さんは注目の的ですさかい…。
藤吉:こんなんありえへんやろ。
てん:何なん?これ!
藤吉:地震の前から栞君のある事ない事いろいろ探ってたんやろ。
てん:そやけど売名のために地震の被災者支援してたやなんて…。嘘もええとこひどすぎます!
志乃:おはようございます。
てん:おはようさんどす。
藤吉:ああ。どうぞ。
志乃:何だい?これ。まあ…ひどい言われようだねぇ。あんな立派そうな人が。私はね顔を見れば卑しい心の持ち主かどうかなんてすぐに分かるんだよ。あの人はそんな人間じゃないよ。
てん:ホンマそうどす。
志乃:こんなもん…捨てちまっていいかい。
藤吉:どうぞお願いします。
志乃:えい!
リリコ:いろいろと書かれてるみたいやなぁ。しゃあない目立ち過ぎたんや。「糠に釘」や。
栞:それを言うなら「糠に釘」じゃなくて「出る杭は打たれる」じゃないか?
リリコ:わざとボケたったんや。
栞:そうでっか。おおきに。
リリコ:うわ~感じ悪ぅ!救護物資一生懸命に送ってたんは東京のどっかにおるお母ちゃんのためやろ?お母ちゃん無事でいつか会えたらええな。
栞:会わない方がいい事もある。
リリコ:え?
栞:はい。その件についてはお話しする事はありません。
栞:これであの人の暮らしが立ち行くようにしてほしい。
てん:え?
藤吉:それやったら栞君が自分でやってあげたらええんちゃうか?
てん:そうです。
藤吉:ホンマのお母さんなんやさかい。
栞:記憶が戻らないうちはいいがもし戻ってしまったら僕自身どうなるか分からない。頼む。
藤吉:ホンマの親子やろ。
キース:何か臭いで!あ~ああ…。う~わっ焦げてるわ。何や外国行った息子の事でも考えてたんか?
志乃:大変な目に遭ってやしないかって心配でさ。私、母親らしい事してやれたのかね…。
社員:社長よろしいですか?
栞:ああどうぞ。
社員:北村笑店の方が…。
志乃:お邪魔するよ。
栞:ご案内ありがとう。
志乃:聞いたら昼はろくに食べないっていうじゃないか。そんなんじゃ力が出ないだろ。そう思ってね今日は精のつくものたくさん作ってきたからさ。さお食べお食べ。はい!ほら。卵焼きが気に入ったかい?おふくろの味だからね。あ~ハハッそんなに慌てて食べなくたっていいんだよもう。大丈夫かい?
記者:伊能さんあちこちに寄付してはりますけどそれは土地開発に絡んだ賄賂ですか?地震への救護物資も競争相手を出し抜くためですか。
栞:帰ってくれ。君たちの取材にこたえる気はない。
記者:売名行為ですね?賄賂やと認めるんですね?
志乃:この人はねあんたらみたいなげすな人間じゃないんだよ!とっとと帰りな!誰やねん。
記者:東京弁や。伊能社長のお母さんですか?元芸者のお母さんですよね?
志乃:何言ってんだい!出ておいきよ!
栞:やめろ!この人は関係ない。やめないか!
志乃:ああっ!
栞:おい!おい…!
キース:お母ちゃん大丈夫か?
志乃:あ…。ここは…!?
キース:長屋や。覚えてへんのか?
志乃:あ…覚えてる。
キース:あ~よかった。心配したわ。
てん:お医者さんの話ではケガは大した事ないけどしばらく安静にしてて下さいいう事です。
キース:お母ちゃん俺の事分かるか?
志乃:キーちゃんだろ?
キース:よかった。
てん:覚えてはった。
志乃:忘れる訳ないだろ。息子の事は覚えてるさ。
栞:すまなかった迷惑をかけて。
てん:いいえ迷惑やなんて。
藤吉:とにかく志乃さんに大事のうてよろしおしたわ。
栞:ありがとう。
てん:やっぱり伊能さんが面倒見てあげはった方がよろしいんとちゃいますやろか。お母さんの事。
栞:治療費はこちらで払う。
てん:そんな事やのうて会いに行ってあげとくれやす。
栞:すまない会合があるんだ。
てん:伊能さん言うてはったやないですか。活動写真を好きになったんはちっさい頃お母さんと一緒に見たからやて。お母さんの好きな活動写真を自分で作って日本中を感動させたい。そう言わはったやないですか。うちはそのお気持ち信じてます。
トキ:はい。
亀井:はいご苦労さんです~と。
トキ:ああ亀さん。
亀井:はい。
トキ:今度来はる時天満の帳簿みな持ってきとくれやす。
亀井:そら困りますわ。わしが使い込んでんのばれまんがな。
トキ:亀さんにそないな度胸あらへん事とうにばれてます。
てん:何や2人とも楽しそうやな。
トキ:おトキさんが明るいとね話はずみますわ。
てん:風太から電話あったんか?
トキ:あれから1週間も連絡ありまへん。
てん:けど「便りのないのはええ便り」言いますやろ。
亀井:そらそうでんな。
てん:そうや!お饅頭でもぎょうさん買うといたら匂いにつられて帰ってくるえ。なあ。
亀井:へえ。
トキ:そうですな。ほな今度買うてきます。
志乃:お邪魔するよ。
てん:志乃さん!?
志乃:ごりょんさんにご挨拶に来ました。
てん:挨拶?
志乃:東京へ帰らせてもらうんでね。
てん:へ?
キース:お母ちゃん何してんねや!まだ寝とらなアカンのに。戻るで。
志乃:構わないどくれよ!私は帰るったら帰るんだよ!
てん:あっ志乃さん!
キース:ほら座って。医者が安静にせえ言うてたやろ!
てん:志乃さん何で急に東京に帰るやなんて…。
キース:ホンマやで。東京に帰ったとこで家もない仕事もないそんなとこでどないする気や!
志乃:私みたいな年寄り一人どうなろうがあんたらには関わりないだろ。帰るよ。
キース:お母ちゃん!
志乃:やめとくれ!何が「お母ちゃん」だ。もうそんなおためごかしはたくさんだ。やめとくれよ!
てん:思い出さはったんですか?みな思い出さはったんですか?
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ここから先はネタバレになりますので、お読みになる際はくれぐれもご注意ください。
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