2018/01/11 Thu 20:24更新

放送全面再開に向け作業進める

石川テレビと北陸放送が昨夜から県内の広い地域で視聴できなくなるトラブルが発生しました。視聴者の皆様には、心からおわび申し上げます。放送は、きょう午前10時半ごろに大部分の世帯に向けた放送を再開しましたが、地域によって依然視聴できない地域もあります。このトラブルは、きのう午後6時40分ごろから石川テレビが視聴できなくなり、北陸放送も午後7時ごろから映らなくなりました。影響は最大で、約40万世帯にのぼり、県内の広い範囲で、加賀地方を中心に2つの放送局を視聴することができなくなりました。トラブルは落雷によって金沢市の石川テレビ本社敷地内にある電波を送信する鉄塔内で火災が発生し、ケーブルが損傷したことが原因とみられています。高さ160メートルの鉄塔は石川テレビと北陸放送が共用していて、「仮設アンテナ」を設置したことによって、きょう午前10時23分ごろ大部分の世帯に向けた放送を再開しました。しかし仮設アンテナは本来の電波より出力が弱いため、電波が十分に届かずまだ視聴できない世帯もあります。石川テレビの田作英雄執行役員放送技術局長は、「鉄塔の頂上に避雷針が設置されているが避雷針ではなく鉄塔の中腹部分に強い雷が落ちた可能性が考えられる」と話しています。石川テレビは引き続き火災の原因の特定を急ぐとともに完全復旧に向けて全力で作業を進めています。