兵庫県加東市上中、パン店「ナポレオン」は9日、兵庫教育大付属小学校(同市山国)の5、6年生が授業で開発したオリジナルパン4種の販売を始めた。焼きたてが店頭に並ぶと、児童や保護者が次々と買い求めていた。15日まで。
新商品などの試作を重ねて最善のものを作り、問題解決力を育てる新たな授業の一環で、昨年から実施。開発には同店が協力し、販売は2回目となる。
4種は、イチゴやバナナなどを乗せた「はご板パン」(170円)▽犬とひよこをかたどり、チーズやカレーを中に詰めた「ワンピヨパン」(180円)▽クリームの味の違いが楽しめる「ものさし~パン」(310円)▽「サンド3兄弟」(270円)。
「ワンピヨパン」の開発に取り組んだ5年生の男児(11)は「試作より見た目もよくなったので、きっと売れる」と期待していた。
パンの感想をインターネットを使ったアンケートで聞き取り、次回の開発に生かす。(桑野博彰)