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レジェンド 作者:神無月 紅

レーブルリナ国

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1608/1608

1608話

「ちょっと、いきなりは止めなさいよね!」

 ダスカーとの初顔合わせ――対のオーブ越しだが――が終わると、スーラはレイに向かって不機嫌そうに告げる。
 会話そのものは、そこまで長いものではない。
 そもそも、現在のダスカーは非常に忙しいのだ。
 それこそこうしてすぐにスーラがダスカーと会話出来たのが、珍しいくらいには。
 ……ただ、その理由の原因は大体レイにあるのだが。
 ギルムの増築工事で仕事が増えているだけではなく、砂上船を陸上で普通に使えるようにする為の研究者や技術者を集めたり、それを行う為の建物や研究所の建築といったことで、更にダスカーの忙しさは増している。
 また、レイが倒したギガント・タートルの解体に関しても、大きさが大きさだけにすぐ解体するという訳にはいかない。
 それらのこととにより、多少は落ち着き始めていたダスカーの仕事は結局減るようなこともないまま……いや、寧ろ若干増えてすらいた。
 レイは知らなかったが、ダスカーは体力を補う為にポーションすら服用している。
 それも、当然安物の低品質なポーションではなく、高級品で高品質なポーションをだ。

「いきなりって言ってもな。結局いつかは会うことになるんだから、今でもいいだろ? 直接会うんじゃなくて、対のオーブ越しだったし」

 ダスカーがいなくなり、エレーナとアーラが嬉しそうに話している光景を見ながら、レイはスーラに対してそう答える。
 実際、それは間違っている訳ではないのだ。
 一度前もって面通ししておき、ダスカーにスーラの名前を覚えて貰うということは、この先間違いなく役立つ。
 だが、それが分かっていても、やはりスーラにとっていきなりダスカーと顔合わせをするというのは、色々と負担が大きかったのだろう。
 ……レーブルリナ国のレジスタンスを率いているスーラと、ミレアーナ王国の三大派閥の一つ中立派の中心人物のダスカー。
 お互いの立場の差は圧倒的なまでに開いており、スーラがこうして憤っているのも無理はなかったのだが。

「分かった、今度からは気をつける。それより、今日の用件済んだ。後は明日の為にも、なるべく早く眠って疲れを癒やしてくれ」
「あのねぇ……いきなりあんなお偉いさんに会わせておいて、すぐにもう寝ろって……眠れる訳がないじゃない」

 呆れと憤りの混ざった表情で告げるスーラだったが、既に周囲では一日歩き続けた影響から疲れきり、早々と眠っている者も多い。
 常人よりも遙かに発達しているレイの耳には、娼婦をしていた時のことを思い出して悔しさからか、悲しさかから、泣いている声も聞こえてくる。
 誰とも知らぬ相手に肌を許し、純血を金で売るような真似をした者も多いのだ。
 貞操観念が高い者であれば、慟哭してもおかしくはない。
 昨夜は奴隷の首輪から解放され、そのまま歩き続け……更に夜には騎兵隊が襲ってきたということもあり、娼婦から解放されたという実感がなかった者も多い。
 だが、今日は特にこれといって何か騒動があった訳でもなく、だからこそ現在の自分達の状況……そしてこれまで娼婦として男に抱かれ続けてきたことを思い出してしまったのだろう。
 そんな声を聞きながらも、レイはその問題を自分がどうにか出来るとは思わない以上、放っておくことしか出来なかった。

「出来るだけ早く眠っておいた方がいいぞ。昨夜は騎兵隊の件もあって遅かったし、今朝は馬車とかを決めるってことで、こちらもまた早かったしな。ここで疲れを癒やしておかないと、自分で気が付かないかもしれないが、明日の移動に差し障る」
「……分かったわよ」

 レイの言葉は間違いなく真実なのだが、スーラは何故かレイにそう言われるのがあまり面白くない。
 正論だと分かってはいるのだが……

「おい、スーラ! 見張りの件でちょっと相談があるんだ! 来てくれ!」

 レイとスーラが話していると、レジスタンスの男がそうスーラに声を掛ける。
 その男は、スーラがレイと話しているのに気が付くと、慌ててレイに頭を下げた。
 男はスーラの部下なのだが、それでもレイという存在がこの集団のとっては必要不可欠な者だと知っているからこその反応だろう。
 ……もっとも、単純にレイの力を見たことによる畏怖からの行動でもあったのだが。
 レジスタンスの者達が苦戦していたジャーヤの兵士達を一方的に倒していたその姿は、男の脳裏に強く焼き付いていた。

「ああ、気にするな。もう用件は済んだから」
「あ、はい。分かりました。スーラ、行こう」
「それはいいけど……私とレイとの間で、態度変わりすぎじゃない?」

 レジスタンスの男と一緒に移動しながら、スーラは不満そうに口を開く。
 だが、そんなスーラの言葉に、男は仕方がないだろといった風に笑みを浮かべていた。

「あの強さだぜ? お前も見ただろ? しかも聞いた話だと、巨人も全部殺したって……あ、いや。悪い」

 巨人の話になった途端、スーラの表情に暗いものが宿る。
 どうやって巨人が産まれるのか……それを知っていれば、やはり巨人という存在に対して思うところは色々とあるのは当然だった。
 ましてや、スーラも女なのだ。
 望まず得た自分の子供を強引に巨人に変えられ、その子供に母親が腹を食い破られて、食い殺される……ということに、何も思うなという方が無理だろう。

「いいのよ。……ジャーヤという組織がメジョウゴで行っていたこと、それにレーブルリナ国の上層部が関わっていたことは、到底許されることではないわ。今は何も出来ないけど……私達の感じている理不尽は、レイ達がどうにかしてくれる」

 そう自分に言い聞かせるようにして、スーラは男と共に見張りについての話を始めるのだった。





「はああぁああっ!」

 気合いの声と共に、ヴィヘラは地面を蹴ってレイとの間合いを詰める。
 朝日によって、ヴィヘラの着ている薄衣は、その優美な曲線を露わにするが……普通の男ならそれに目を奪われてもおかしくないその光景を前に、レイは自分に近づいてくるヴィヘラの動きにのみ集中していた。
 自分目がけて真っ直ぐ伸びてくる拳。
 その拳の速度は、それこそ普通の人間では見切れないだろう。
 だが、レイはそんな一撃を後ろに跳ぶことで回避する。
 幾ら速度のある拳でも、拳は拳だ。
 ヴィヘラの腕以上に伸びることはない。

(まぁ、世の中には意図的に腕の関節を外して射程距離を伸ばすとかいう奴もいるらしいけどな)

 そんな風に思いつつ、一撃をレイは一撃を外したヴィヘラに向かって足を踏み出す。
 地面を蹴り、一瞬にして間合いを詰めるレイ。
 カウンター……というにはタイミングが外れすぎているが、その一撃が命中すればヴィヘラも無傷で済まされないのは間違いなかった。

「っと」

 ……そう、当たっていれば、だ。
 振るわれたレイの拳は、ヴィヘラの左手に受け止められる。
 その衝撃によりヴィヘラの手は多少痺れていたが、それでも結局はその程度でしかない。
 お互いが、これを訓練だと分かっているからだ。
 ヴィヘラは手甲や足甲も外している状態だし、レイもデスサイズや黄昏の槍といった武器を持ってはいない。
 二人にとっては、寧ろ訓練ではなく一種の遊びに近いのかもしれない。
 もっとも、それはあくまでも二人がそう感じているだけであり、それを見ている方が同じように感じるかどうかと言われれば、答えは否だ。

「ちょ、ちょっと、何よあれ……」

 信じられないといった様子で呟いたのは、数分前に起きたばかりの女。
 草原の上で眠っていたその女は、偶然眠りが浅かったということもあり、他の者達よりも少し早めに起きたのだ。
 そうして見たのが、レイとヴィヘラの手合わせ。
 朝一番に見る光景としては、非常に刺激的なものだった。
 レイ達が強いというのは知っていたし、それを直接目で見もした。
 それでも……いや、だからこそ、こうして戦っているところを見れば、あの時の戦いは夢ではなかったのだと理解する。
 最初にその戦いに気が付いた女の他にも、当然迫力のある模擬戦をやっていれば、そのことに気が付く者はでる。

「ちょっと、何よこの騒ぎ……え?」
「見てよ、あれ。あんな動きが人に出来るの?」
「……私達を格好の獲物だと思って盗賊が襲ってきたら、その盗賊達はかなり可哀想なことになりそうね」

 起きて、模擬戦を見た者達はそれぞれに自分の感じたことを口にするのだった。
 もしレイがそれを聞けば、『フラグ』という言葉を思い出しただろう。そして……

「いやっほう! 見ろよ、兄弟! 女、女、女! 女の集団だぜ! これって俺達にとっちゃ最高の獲物だろ! ったく、何がジャーヤだ。そんなので俺達をどうにか出来ると思ってるのかよ!」
「げへへへ。そうだよな、兄弟。……けど、こんなにいい女が揃ってるのを見れば、俺達って本当に運がいいよな。たっぷりと楽しんだ後で、奴隷として売っぱらえば……」

 昼をすぎ、昨日よりは幾分か弱い日光に苛立っていたレイ達の前に姿を現したのは、二十人程の盗賊達だった。
 その盗賊達を率いているのだろう二人の男が、レイ達を見ながら心の底から笑いながらそう叫ぶ。
 盗賊達にとって、レイ達は絶好の獲物としか思えなかったのだろう。

「……なぁ、リュータス。お前に初めて会った時もそうだったが、実はジャーヤってそこまで盗賊を仕切っていたのか?」
「それを言われると、俺としても辛いな。メジョウゴの一件が広がれば、ジャーヤの名前も落ちるだろうから、そういう奴も増えてくるだろうけど……今はまだ早すぎる。となると、偶然だろうな」

 リュータスが何とも言えない様子でレイに返事をする。
 つい数日前までジャーヤに所属していた身としては、現状に色々と思うところがあるのだろう。

「おい、お前等! 一体何を言ってる! 自分達の状況が分かってるのか!」
「そうだぞ! お前達はこれから俺達の獲物としての結末を向けるんだからな!」

 盗賊を率いる二人が、それぞれそう告げる。
 だが、そんな二人を前にして、レイは呆れたように口を開く。

「そもそも、お前達は二十人かそこらしかいないんだぞ? そんなお前達が、この人数を相手にどうするってんだよ?」
「はっ、殆どが女じゃねえか。なぁ、兄弟?」
「ああ、そうだ。これなら……」

 そこまで言った盗賊を率いている男の片方が、途中で言葉を止める。
 その理由は、女達の中から姿を現したセトだ。
 最初はセトの大きさや、グリフォンというランクAモンスターという存在を怖がっている者も多かったのだが、ずっと一緒に歩いていれば、女達の中にもセトに構おうと考える者は出てくる。
 セトも自分に構ってくれる相手には嬉しそうに喉を鳴らして懐く。
 ……そうなれば、後は早かった。
 セトを可愛がる者は増えていき、歩き続けた疲れをセトの愛らしさで癒やす者も多く出てくる。
 そんな訳で、セトは一ヶ所に留まることなく、集団の中を歩き回っていたのだが……集団の動きが止まったので、気になったのだろう。こうして前にやって来たのだ。
 それがちょうど盗賊を率いている二人のうちの片方が喋ってる最中だったのは、盗賊達にとって最悪のタイミングと言ってもよかっただろう。

「グルルルゥ?」

 突然姿を現したセトを前に、怯えた表情を浮かべている盗賊達を横目に、セトはどうしたの? と喉を鳴らす。
 レイはそんなセトを撫でながら、笑みを浮かべつつ口を開く。

「こいつらは盗賊で、俺達を襲おうとしているらしいぞ?」
「グルゥ?」

 レイの言葉に小首を傾げたセトは、本気? と言ってるようにも思えた。
 だが、そんなセトを見た盗賊達の方は、そんなセトの態度に何も反応出来ない。
 当然だろう。まさか、このような場所でグリフォンのような高ランクモンスターに遭遇するなど、誰が思い浮かべるというのか。
 レイ達を見ただけではお互いの力量差を理解出来ない盗賊達だったが、そこにグリフォンという存在が現れれば、話は別だった。

「う、うわあああぁあああああっ!」

 最初にそう叫んでその場から逃げ出したのは、盗賊を率いていた二人のうちの片方。
 そんな相方を追い、もう片方もすぐに逃げ出す。
 自分達を率いていた二人が逃げ出せば、他の盗賊達も逃げ出すのは当然だった。

「どうする?」
「あー……そうだな。取りあえず放っておくか。こっちに被害が出た訳じゃないし、まさかこんな白昼堂々と人を殺す場面を見せる訳にもいかないだろ」

 レイは尋ねてきたエレーナにそう返す。
 人が死ぬという意味では、メジョウゴを脱出する際の戦いや、騎兵隊との戦いでも間近で見ているのだが、それでも人を殺すというのが一般的な感覚では受け入れがたいといういうのは、レイにもよく分かっていた。
 冒険者のような者達であればともかく、ここにいるのは殆どがジャーヤによって強引に連れてこられた一般人なのだ。
 であれば、人を殺すという行為に忌避感を覚える者も少なくない筈だった。
 ……同時に、先程の会話からあの盗賊達がここにやって来たのはつい最近である以上、捕らえてアジトを吐かせてもそこにお宝の類はまずないだろうという狙いもあったが。

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