県教委職員が勤務中に倒れ死亡

新潟県教育委員会の40歳代の女性職員が今月5日に勤務中に倒れ、その後、死亡していたことがわかりました。
女性は先月の時間外労働時間がおよそ120時間に及んでいたということで、県教育委員会は過労死の可能性もあるとして調べています。

県教育委員会によりますと、死亡したのは、高等学校教育課に勤務していた40歳代の女性職員です。
女性職員は今月5日昼ごろ、県庁内の自席で突然、意識がもうろうとなって病院に搬送されましたが、その後、意識不明になり、8日夕方に亡くなったということです。
県教育委員会で調べたところ、女性職員は先月の時間外労働時間がおよそ120時間で、11月もおよそ100時間に及ぶなど、過労死ラインとされる「月80時間」を超えていたということです。
女性から体調不良などの訴えはなかったということです。
関係者によりますと、女性は責任感が強く、同僚職員が休んだりすると積極的に仕事をカバーするなどしていたということです。
県教育委員会は、過労死の可能性もあるとして、女性職員の勤務状況を10月以前にもさかのぼって調べることにしています。