【ニューヨーク=山下晃】投資会社バークシャー・ハザウェイを率いる米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は10日、仮想通貨について「ほぼ確実に悪い結末が来るということだ」と話した。米CNBCテレビのインタビューで語った。
インタビューでは「全ての仮想通貨の5年先のプット(売る権利)が買えるなら、喜んで買う。しかし10セント分すら空売りするつもりはない」とも述べた。一定のオプション料を支払いリスクを限定すれば将来の価格下落にかけたいが、価格変動が大きいため空売りはできないとの姿勢だ。
同氏はかねて仮想通貨に対し「蜃気楼(しんきろう)のようなもの」と否定的な評価だ。「理解できないものには投資しない」が信条で、IT(情報技術)バブル期にもIT関連株を購入することを手控えていた。