2018/01/09 Tue 21:53更新

カヌー選手がライバルの飲料に薬物

小松市で去年行われたカヌーの日本選手権で、男性選手がライバル選手の飲み物に禁止薬物を入れていたことがわかりました。問題が起きたのは去年9月、カヌーのスプリント日本選手権が行われた小松市の木場潟の施設です。日本カヌー連盟によりますと、県外から訪れていた鈴木康大選手がライバルの小松正治選手を失格させようと、飲み物に禁止薬物を混入したということです。この飲み物を気づかずに飲んだ小松選手は、ドーピング検査で陽性が出たものの、禁止薬物の摂取を否定していました。こうした中、薬物を混入した鈴木選手本人が連盟に名乗り出たことで事実が判明。鈴木選手は「東京オリンピック出場が危うくなったと感じライバルを陥れようとした」と話しています。日本カヌー連盟によりますと、2010年ごろから選手のパドルに細工がされたり、カヌー用のGPSなどが盗またりする被害が相次ぎました。連盟に対し鈴木選手は自分がしたと認めていて、複数のライバル選手に妨害行為を繰り返していたということです。禁止薬物を混入された小松選手は去年11月下旬、小松警察署に窃盗の被害届けを出しました。