大学受験や、会社の採用や昇進にまで、影響を及ぼすTOEIC。
皆さんは、TOEICは得意ですか?
実は、私はかつて苦手でした。具体的なスコアを言うと、大学入学時に、400点程でした。しかし、今では800点というスコアまで到達することができました。
この点を保有していると、どうやって勉強したの?オススメの教材は?と聞かれることも多い(多少なりともニーズを感じた)ので、
今回と次回の2回に渡って、勉強法や、用いた教材などをご紹介したいと思います。
まず始めに、私がどれくらいの期間で800点に到達したかをご紹介しますと、
- 大学2年時 : 8月後半-9月前半の1ヶ月間勉強し、9月のテストで685点に到達
- 大学3年時 : 3-4月の2ヶ月間勉強し、5月のテストで800点に到達
という形です。
400点という点数から、2回のスコアアップを経て800点に達成しました。
それぞれで勉強のアプローチが若干違うので、この記事では、上記の1での経験を元にお話ししたいと思います。
今回のターゲットは、600点と設定して話して行きます。この点数を目指す人は、英語が苦手であったり、学習を習慣化できていない人が多いと思います。
この記事では、そんな方へ向けて、この目標に達成するまでのコツを5つほど、ご紹介したいと思います。
短期間でスコアを上げるたった5つのコツ
1.1日あたりの勉強時間を最低2時間は取ること
私は、短期留学や、学内での英会話をやっていたこともあり、色んな人の英語学習の体験談を聞いてきました。その中で、英語の能力が短期間で上がる人は、以下のような人が多かったと感じています。
- 大学受験の貯金がある人
- 文法が強い人
- 普段から英語を使う環境に身を置いている人
- 1日2時間以上勉強している
ということで、辛くても最低限2時間頑張ってください。
私の場合、集中が続く朝に、問題を解き(アウトプット)、復習のポイントを確認していました。その後、電車内や、細切れな時間、脳が疲れてくる夜の時間には、復習(インプット)の時間に当てていました。
問題を解く時間は、ある程度必要だと思います。しかし、復習を行う際は、電車内や、細切れ時間など、まとまった時間でなくても大丈夫です。どこかに行く際は、カバンの取りやすいところに、本や小さなノートを入れておくといいですね!
2.わざわざ勉強机に向かう必要はない
皆さんは、勉強と聞くと「机でやるもの」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか、私も以前はそうでした。机に向かうの自体が面倒くさくなって中々続かないですよね。
しかし、朝の通勤電車で英語の本を読むとき、ふと、座ってやるときよりも、立ってやる時の方が眠くならないし、集中が続くと感じたのです。そして、集中力に関して本を読み漁ったところ、どうやら立って勉強すると集中力が続くことが判明。
さまざまな研究から、人は15分以上座っていると、認知能力や集中力が低下していくことがわかっています。しかし、立って勉強することにより、座っているときに比べて認知能力や判断力も大きく上昇することが研究によって明らかになっています。
この点を考えてみると、英語は数学などの教科と異なり、立って勉強できますよね!
ぜひ、なかなか机に向かえない方は、「立つ勉強」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
3.TOEICの解き方(テクニック)を学ぶこと
ここから、やっとTOEICの勉強法らしくなります(笑)
TOEICは、試験の性質上、テクニックを知っていると知らないのとでは、スコアに差ができてしまう試験です。
私も、685点に達した際には、対策本でテクニックを学びました。ここで、私が使用した本を紹介させていただきたいと思います。
この本は、TOEIC初心者にはかなりオススメの本です。TOEICの当日までのフローや、パート別の解き方(テクニック)が丁寧に載ってます。特にリスニングは、大変参考になるので、私も繰り返しやった記憶があります。
また、問題で使われた単語は、全て復習できるよう、見やすくまとめられており、その音源まで付いているという優れものでした。600点を取るには、ボリュームに若干の物足りなさを感じますが、入門書としては最適なのでぜひ。
4.短期間でスコアの上がりやすいPart1 , 2 , 5を重点的に
TOEICの試験は、リスニングが1〜4パート、リーディングが5〜7パートで、計7パートあります。
簡単に説明すると、Part1とPart2は、短文のリスニング、Part3と4は、長文のリスニング、Part5は文法問題、Part6と7は長文問題です。
600点を目指す人は、伸びるまでに多少時間が掛かる長文ではなく、短期的に取り組んでも、点数に直結しやすいPart1 , 2 , 5を重点的に行うことを勧めます。これは、挫折を防ぐためで、小さくても結果が出るとモチベーションに繋がりやすいからです。
リスニングに関しては、前述の参考書を繰り返しやるのがいいと思います。ただ、Part5は、こちらの参考書をやり込むのが大変オススメです。
私がこの本を手にとった時は、試験の1週間前でした。文法に苦手意識を持っており、6割ほどの正答率しかありませんでしたが、薄くて要点がまとめられてるこの本を1週間やり込み、本番では文法の正答率は9割に到達することができました。
この本は、例題と解説が最初に提示され、理解した(覚えた)後に、問題演習があります。私は、以下のような使い方をしていました。
- 問題を解く
- 解答を確認し、間違った問題はチェックをつける
- なぜ間違ったのかを確認する(ケアレスミスであれば、確認で終わり)
- 解説や、例題を通して理解する
- 次の日、問題を解く前に、前回チェックの付けた単元(問題)を復習する
これで、Part5は大きな武器になることでしょう。
5.単語帳は必ずしも必要ではない
私が600点に達成した時は、単語帳をやっていたわけではありません。主に、上記の参考書を行い、その復習の際に出てきた単語を、全て覚えるようにしていました。
ただし、人によって、今までの単語学習の背景は異なると思います。私の場合は、大学受験の際に、単語帳を1冊やっていたので、単語学習においては多少の貯金がありました。
単語に関してモレが多い方(~400点レベル)は、不安であれば単語帳からスタートするのもアリだと思います。
しかし、単語帳から始める場合、できるだけボリュームのない、2週間くらいで覚えられそうなものからで良いでしょう。
【余談】
英単語の覚え方がイマイチわからないよ〜という方のために、単語の覚え方について、簡単に解説いたします。
単語というと、コツコツ暗記していくというイメージを持つ方が多いかと思います。今回ご紹介する方法は、全くの逆で、短期集中で覚えるというものです。
この方法は、私が塾で教えている学習法の1つで、スタディサプリでも有名な関正生 先生が提唱している方法になります。
- 回数の目安は、1ヶ月につき、6回は見ること(期間は、これより短くてもok)
- 英語→日本語が言えれば大丈夫
- 1つ1つに時間をかける必要はなく、その瞬間に覚えたと思えば次に行っていい
1回1回しっかり覚えようとせず、薄くてもいいから回数をこなすこと重要なポイントです。私も今まで、この方法で3冊の単語帳を覚えました。
単語がなかなか覚えられない人は、ぜひお試しあれ。
いかがでしたでしょうか?
TOEIC600点という点数まで到達すると、英語に対する苦手意識もなくなり、会社の採用などにおいても有利に働くことが多くなります。
今回の記事が、皆さんのTOEIC学習の参考になれば嬉しいです!!
次回は、800点をターゲットにお話したいと思います。
良かったら、そちらもみてください!
ではでは〜