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長野ニワトリ絞めてさばく体験講座 下條、食と命の大切さを学ぶ
卵を約二年間産み、役目を終えたニワトリを食用としてさばき、命と食の大切さを学ぶワークショップが九日、下條村睦沢の養鶏場「青見平のたまご屋さん」であった。 近隣住民ら三十三人が参加。鶏舎で飼育方法などを聞いた後、グループに分かれ、一羽ずつ捕まえて絞めた。血抜きをして、それぞれの部位を調理用に切り分け持ち帰った。 昼食には、同養鶏場の卵を使う東京都のフレンチレストランのシェフ鈴木琢也さん(43)が、鶏肉と伊那谷で収穫した有機野菜のスープを振る舞った。産みたての卵をかけたご飯も提供され、参加者たちは命に感謝しながら味わっていた。 中川村から家族四人で参加した和田周晋(ひろむ)さん(28)は、卵用のニワトリを九羽飼っているといい「血抜きは勇気が必要だった。勉強になった」と話した。 ワークショップは伊那谷の自然環境や文化を伝えるNPO法人「F・O・P」(飯田市山本)が、二〇一五年から企画。二月十二、十三の両日にも開催予定で参加者を募集している。(問)同NPOの杉浦さん=090(8023)5302 (牧野良実) 今、あなたにオススメ
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