IntelやAMDなどの主要プロセッサに「Meltdown」「Spectre」と呼ばれる脆弱性が発覚した問題で、MicrosoftのWindows向け更新プログラムをインストールしたAMDプロセッサ搭載マシンの一部が起動できなくなるなどの不具合が報告されている。米Microsoftは1月10日、サポート情報を公開して対応を説明した。
Microsoftはこの問題が発覚した1月3日から9日にかけ、緩和策などを盛り込んだ更新プログラムをWindowsやInternet Explorer(IE)などのブラウザ向けに公開して、脆弱性に対処している。
ところが、AMDのプロセッサを搭載した一部の端末で、Windowsのセキュリティ更新プログラムをインストールした後に起動できなくなったという報告が相次いだ。
Microsoftは調査の結果、「事前にMicrosoftに提供され、チップセットの脆弱性に対するWindowsの緩和策を開発するために使用した文書に、AMDの一部チップセットが適合していない」と判断。こうしたマシンが起動できない状態に陥るのを防ぐため、影響を受けるAMDプロセッサを搭載したマシンに向けたWindows更新プログラムの配信を停止したという。
現在はAMDと協力して問題の解決に当たっており、できるだけ早くAMDマシン向けのWindows更新プログラム配信を再開する予定だとしている。
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