ウイスキー入門の2回目は、早速ウイスキーを買って飲んで見るところまで進めてみましょう。

どのウイスキーを買ったらいいのか?

まず最初に悩むのは、どのウイスキーを買えばいいか、というところでしょう。

下手に安いものを選んでしまうと、ウイスキーとしての香りや味わいも薄く、アルコールの刺激、辛味しかなく、がっかりするのは目に見えています。
その上での基本的なポイントを教えていきます。

1.予算は1500円を見込むこと

ジャパニーズ、スコッチ、バーボンともに、だいたいの選ぶ最低限の予算は1500円辺りになります。

1000円以下になるとジャパニーズの安いものしか選択肢がなくなり、そこから美味いウイスキーとなるととても限られてしまいます。

ですので、最低限の予算としては1500円を確保しておきましょう。
もちろん、それ以上の予算があるほど選択肢は広がります。

2.自分の求める傾向を理解すること

ウイスキーと言っても、銘柄によって香りや味わいが異なります。
一体どういう香りや味わいを求めるかを考えておきましょう。

甘い香り、甘さが主体のウイスキー

  • キリン 富士山麓
  • カティサーク
  • ザ・フェイマスグラウス
  • ホワイト・アンド・マッカイ
  • ジムビーム
  • カナディアンクラブ

芳醇な香りが主体のウイスキー

  • サントリーオールド
  • ブラックニッカ リッチブレンド
  • バランタイン ファイネスト
  • ジョニーウォーカー レッドラベル

さわやかな香りが主体のウイスキー

  • サントリー 白角
  • グランツ ファミリーリザーブ
  • デュワーズ

スモーキーなウイスキー

  • ブラックニッカ ディープブレンド
  • ホワイトホース ファインオールド

ボディの強いウイスキー

  • サントリー 角瓶 黒<43°>
  • ブラックニッカ スペシャル

3.一緒に買っておくべきもの

ウイスキーの飲み方によって、必要な物はいくつか出てきます。
いろいろな方法で飲もうとする上で買っておくべきものを挙げておきます

マドラー

箸で代用してもいいですが、ステアー(混ぜる)する上では手元に置きたいですね。

ロックアイス

ロックで飲む場合だと、冷蔵庫の氷では粒が小さくて解けやすいため、加水される変化をゆっくりと楽しみにくくなります。
逆に水割りやハイボールであれば、冷蔵庫の氷でも構いません。

炭酸水

ハイボールにおいて必須なのが炭酸水です。クラブソーダの名前でも売られています。
最近はコンビニでもプライベートブランドの安いものが有りますが、刺激の強いものがほしいのであれば、アサヒ飲料が出すウィルキンソンタンサンがおすすめです。

どうやって飲むか?

さて、いざ飲むとなると、アルコール度数が40度前後とかなり高いため、いきなりストレートで飲むのはハードルが高くなってしまいます。
個人的には、最初は水割りやハイボールから始めるといいです。慣れたところでロック、トゥワイスアップとハードを上げていくことをおすすめします。

ストレート(ニート)

常温の状態でそのまま飲む方法です。
普通に飲んでしまうと、口や喉に刺激が強く出てしまいますので、一緒に水などをチェイサーとして用意して、口直しに飲むようにしましょう。

オン・ザ・ロック(オーバーアイス)

大きめのロックアイスをグラスに入れて、20回ほどステアーしてグラスを冷やし、ちょっと解けた水を一度捨てます。
その上でウイスキーを上から注いで再びステアーして用意します。
時間が経つごとに氷が解けて加水されることで、香りや味わいに変化が生まれてきます。

トゥワイスアップ

水とウイスキーを1:1で割って、常温で用意します。
ウイスキーのテイスティングとして飲まれることが多いです。

水割り

グラスに氷を入れ、ウイスキー1に対して、水を4前後入れてステアーします。
ウイスキーの高いアルコール度数に慣れていない人にはうってつけで、癖の少ない銘柄であれば食事と一緒に飲めるところにもメリットが有ります。

ハイボール(ウイスキーソーダ)

グラスに氷を入れ、ウイスキー1に対して、炭酸水を4前後入れてステアーします。
香りや味わいをプラスする意味でレモン汁を加える場合もあります。
さっぱりと飲めることで、若い人に人気が出てきました。

いいウイスキーを選び、飲み方を理解することで、ウイスキーが単なるきついお酒ではないことが理解できるでしょう。
その上で、ブレンドをする理由として、シングルモルトやシングルグレーンウイスキーの道に入ることで、ウイスキーの奥深さを理解していくでしょう。