鏡に映る服装だけでなく、背景までバーチャルに。
ファッションチェックを主な用途としたAmazon Echoこと「Echo Look」。自分の服装を撮影することで、ファッションの専門家(と機械学習アルゴリズム)からのアドバイスをもらえるようになるというのが特徴の一つです。しかし、今後もしかしたら、このファッションチェックの機能が更にレベルアップするかもしれません。
GeekWireによると、Amazon(アマゾン)が、仮想の風景と仮想の衣服を重ねて表示させる魔法のような鏡の技術の特許を申請したようなんです。この鏡は、イメージを投影するディスプレイとイメージを反射する鏡を合わせたようなもので、カメラを通して得られるユーザーの3D映像データを元に、まるで着せ替え人形のように衣服だけでなく、自分の映る場所まで変えることができるんだとか。
複数のビジュアルイメージを重ね合わせた複合現実を映し出す鏡のような感じでしょうか。服装選びのときって、やっぱりその衣服を着る実際の場所で自分がどう見えているのか、という全体像が気になるもの。たとえば江ノ島のビーチで着ていた水着も、ハワイのビーチに行くときは何となく変えてみたくなりませんか?この魔法の鏡があれば、よりリアリティを持って服装の選択ができるようになるということでしょう。
そしてもちろんAmazonが作っているので、「こんなのも似合いますよ!」ってAmazonで取り扱う商品のオススメもしてくれるはず。また、専門家からもEcho Lookのときより具体性のあるファッションアドバイスを受けられそうですよね。ちょうど昨年Amazonは、似たような技術を持つBody Labsというスタートアップを買収していましたが、この鏡はまさにその技術を応用したものとなるのかもしれませんね。
まだ特許の段階ですので実際に製品化につながるかはわかりませんが、実現すればEcho Lookと何らかの形で連携していくことになるのではないでしょうか。