こんにちは、つるみです。
今回も、前回に引き続き、TOEICのスコアアップのコツを皆さんとシェアしたいと思います。
前回の記事をまだ読んでないよ〜という方は、こちらから読んでいただけるとありがたいです!
前編は、初学者の方や、英語がニガテな方に向けた記事でした。後編では、800点をターゲットに設定して話して行きたいと思います。
また今回は、600点以上を保持しているのが前提となります。もし、あなたが初受験や高校生の方ならば、目安としてセンター試験で160点以上を取れるのが前提です。
この点数未満の場合、基礎が欠落している可能性が高いため、まずは600点を目指して見ることをオススメします。
短期間でスコアを上げるたった5つのコツ
1. 800点に必要な正解率を知る
800点を超えるためには、受験回にもよりますが正答率80%〜85%以上がボーダーラインだと思います。
もちろん、得意、不得意はあると思いますが、どんなにニガテなパートだとしても70%以上の正答率は欲しいです。それ以下は、現実的に他パートでのカバーが難しいです。
直近で受験している方や、学習を継続している方は、ある程度ニガテなパートはわかっていると思います。ただ、初受験の方や、久々に受ける方は、模試を受けることをオススメします。
オススメな模試として挙げられるのは、やはり「公式問題集」でしょう。
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こちらを用いて、ニガテを明らかにし、学習計画を立ててみましょう。
また、私が800点に到達するまでに用いた参考書は、前回の記事で触れた文法問題集と単語帳、公式問題集のみです。
そのため今回は、公式問題集の解き方、復習の仕方を中心に紹介して行きます。
2. リスニングの短文は「ディクテーション」で対策
前回の記事でも触れましたが、短期間でのスコアアップは、やはりリスニングです。リスニングは、リーディングの英語よりも比較的簡単で、中級者も得点を伸ばしやすいです。
リスニングは、Part1~4までありますが、まずは短い文Part1, 2から対策しましょう。Part1,2は、「ディクテーション」での対策をオススメします。
「ディクテーション」とは、耳から聞いた英語を書きとる学習法です。メリットは、以下の3点が挙げられます。
- 自分が聞き取れなかった音がわかり、ニガテな音や単語を知ることができる
- 集中力がつく
- 細かい部分まで聞き取るクセがつく
この3点はどれも大切ですが、特に大切なのは2番です。
リスニングの勉強でありがちな悪い例として、1回解いて、答えを見て、あ〜あってたんだな〜とか、この部分間違ってたんだな〜となって、次に行く人が多いと思います。
これだとほとんど伸びません。高得点を出すために必要なことは、とにかく集中して細部まで聞き取ることです。
具体的な勉強の流れは、
- 問題を解く
- 解き直す(何度もトライする)
- ディクテーションを行う(選択肢全部)
- 英文を見る
- 知らない単語や熟語をチェックする
という形になります。
1個の問題に多くの時間を割くことになりますが、それでも構いません。リスニングでは、解いた問題の数より、集中して聞き取った英文の数が大切なので、ぜひ頑張って見てください!
3. リスニングの長文は「シャドーイング」で対策
次に、Part3, 4の長文のリスニングの対策についてお話しします。基本的な流れは、Part1や2と同じですが、Part3, 4は「シャドーイング」での対策をオススメします。
「シャドーイング」とは、英語の音声を聞いて、それを追いかけるように口から発音する学習法です。「ディクテーション」ほど時間もかからないため、長文に向いています。
具体的な勉強の流れは、
- 問題を解く
- 解き直す(何度もトライする)
- 答えを見る
- 知らない単語や熟語をチェックする
- シャドーイングを行う
という形になります。
はじめは、スクリプトを見ながらで大丈夫です。少しずつ、見ないでもシャドーイングをできるようにして行きましょう。
こちらも、1問1問の復習時間はかかりますが、この勉強法で得られる集中力や注意力はとても大きな武器になります。皆さんもぜひ、参考にして見てください。
4. 長文には「多読・速読」はいらない、徹底的に「精読」を
最後に、長文の対策になります。中級者の方多くがニガテ意識を持っているのではないでしょうか。
長文のスコアがなかなか伸びない理由は、読んだ長文の数が少ないからではなく、読み込んだ長文の数が少ないからです。
勉強するときも、設問で間違っていたところのみを復習するのではなく、本文全体をしっかり復習するクセをつけてください。間違った部分以外でも自分の欠落していた部分を見直すことができるはずです。
ここでまず行うべきなのが、精読です。精読とは、英文解釈のようなものです。英文の文法・文構造を正確に処理していくことが大切になります。
そして、それを反復するために行うのが音読です。音読のメリットは以下の2つになります。
- 黙読と違い、なんとなく読み飛ばすことができない
- 精読を何度も行うことで、文構造の取り方を頭に染み込ませることできる
- 本文中の単語を口に出すことで、覚えることができる
音読と言ってますが、声を張る必要はありません。自分にだけ聞こえるくらいの小さな声でいいので、音読をやってみましょう。
また、具体的な勉強の流れは、
- 問題を解く
- 答え合わせ
- 精読を行う
- 語彙のチェック
- 音読する(10回くらいを目安に)
という形になります。
10回は多いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、やった分の価値がある勉強法です。本文が正確に読めれば、必ず正答率は上がりますので、頑張ってください!
5. リーディングはペース配分を意識する
TOEICのReadingは、3パート計100問から構成されています。
- Part5 : 短文穴埋め問題 30問
- Part6 : 長文穴埋め問題 16問
- Part7 : 長文読解問題 54問
制限時間は75分で、どこから取り組んでも大丈夫です。
しかし中級者の人が、1問ずつじっくりと解答していくと、多くの場合Part7でタイムアップとなり、最終的に20問〜30問が「塗り絵」になってしまいます。
これは、目安としてTOEIC850点以上の英語力がないと全問を解き終えられないようになっているからです。
よって、目標スコア800点の人にとっては、少し考えてもわからない問題は捨てていき、最後までたどりつく努力をしましょう。
これは、すべての問題に目を通すことで、解ける問題を自ら捨てるリスクを避けるためです。
理想的な時間配分は、
- Part5 :10分
- Part6 :10分
- Part7 : 55分
となります。
この配分でPart5 , 6を20分で終わらせるためには、事前練習をしないと困難です。
そして、もしもPart7で捨てなければいけない部分が出た場合、単語の言い換え問題だけは、一瞬で解ける可能性があるので、残り問題にサッと目を通してください。
最後の最後まで、抵抗しましょう笑
いかがでしたでしょうか。
TOEICで800点を取ると、周りからも英語ができる人と評価されることも多くなってきますし、就職などでもアドバンテージを得ることができる点数です。
皆さんの努力が、結果に結びつくことを願っております。
ではでは〜