「我が家のオリジナル餅レシピ」って、ありませんか?
明けましておめでとうございます!
メシ通ライターのタケダキョウコです。
お正月といえば、欠かせないのが餅ですよね。
お雑煮に磯辺焼き、きな粉に納豆、大根おろしをまぶしたからみ餅と、メジャーな食べ方に飽きた頃に我が家で出てくるのが、「餅のベーコン巻き」です。
この「餅のベーコン焼き」の作り方ですが、熱したフライパンの上にベーコンの片面を軽く焼き、その上に餅を乗せるというシンプルなものなのですが、和食に飽きた頃に食べると実力以上のパワーを発揮してくれますよね。
……というようなことを、先日、知り合いに話していたら「珍しい食べ方ですね!」と驚かれたんですが、うちの実家では定番の食べ方なんですよ。実はそういう「我が家の餅の食べ方」ってご家庭によっていろいろあるのではないでしょうか。
お正月の余った餅をどう消費するかは、日本人であれば誰もが直面するであろう国民的大問題。
というわけで、今回はちょっと変わった餅の食べ方レシピを収集&実際に作って試食してみました。
1.牛肉のふすべ餅
ふすべ餅は、東北地方の郷土料理。
「ふすべる」とはものを燃やすこと、いぶすことを意味である場合と、「辛い」を「ふすべる」というから、とさまざまな説があるようです。
すりおろしたごぼうと具材を醤油と砂糖で甘辛く煮たものを餅の上にかけて食べますが、その具材についてもドジョウだったり、鶏ひき肉だったりと、地方によって違ってくるそうです。
今回は、ごぼうと相性がぴったりの牛ひき肉で作ってみました。
材料
- ごぼう 1/2本
- 牛肉 100~200g(お好みで)
- 砂糖、醤油、酒 それそれ同量
作り方
- おろしたごぼう(あく抜きは不要)とひき肉とを鍋に入れて炒める
- 火が通ったら砂糖と醤油、酒で味をつけます。辛いものがお好みの方は刻んだ鷹の爪を入れてもgood
- 焼いた餅の上にかけていただきます
牛肉とごぼうの相性の良さは、テッパンのうまさ。
甘辛く煮たひき肉はこってりとしたおいしさですぜ。
2.葱油餅(ツォンヨゥピン)
北京や中国でよく食べられている葱油餅(ツォンヨゥピン)は小麦粉で作りますが、こちらは餅でアレンジしたバージョンです。
材料
- ねぎ 適量(多めがおいしいです)
- かつおぶし 適量
- 醤油 少々
作り方
- フライパンに油をひいて、ねぎを炒める
- 油が絡んだら焼いた餅を投入して、表面に焼き色を付ける
- かつおぶしと醤油をかけていただく
トロトロとシャキシャキのちょうど中間くらいのねぎのうま味が、かつおぶしと醤油で一層引き立てられます。
お酒のおつまみにもピッタリの餅料理です。
3.変わり磯辺餅
新潟県の妙高高原で作られる香辛調味料「かんずり」。
唐辛子を雪にさらした後、こうじ・柚子・塩と混合して熟成させたものです。
まろやかで爽やかな辛みが特徴で鍋料理を始め、焼いた肉や刺身など、万能に使うことが出来ます。
バターと合わせてのりの内側に仕込むことで、ひと味プラスされた絶品の磯部餅が出来上がります。
材料
- バター、かんずり それぞれ適量
- 醤油 少々
- のり 1枚
作り方
- 焼いた餅にバターを塗り、さらにその上にかんずりを適量塗る
- 醤油をまぶしてのりで包んだら完成
バターのコクがのりの磯っぽさにベストマッチ。
さらにかんずりがそこに鮮烈なアクセントを。
ひと言でいうと「大人の磯辺巻き」。
これまたお酒に合うんですよ。
4.お茶漬け餅
新年会から帰ってきて、小腹が減って何か汁ものを胃に入れたい時におすすめなのがお茶漬け餅。
めちゃくちゃ簡単なので酔っ払って作っても、失敗することはありません。
材料
- お茶漬けの素
作り方
- 焼いた餅をお椀に入れて、お茶漬けの素を投入する
- お湯を注いだら出来上がり
即席のお雑煮感覚で楽しめます。
さらさらっと飲むように食べられてしまうお米よりも、食べ応えが感じられるのもうれしいところ。
5. はちみつバター餅
食事にもなり、スイーツにもなる餅の底力。
家飲みのシメに出すと、おなかいっぱいでも「別腹」でイケてしまいそうな食べ方がこちら。
材料
- はちみつ 適量
- バター 適量
作り方
- 焼いた餅にバターを塗る
- そこにはちみつをたっぷり掛ける
この時期にぴったりなおやつ餅。
とろーりとしたお餅にトロトロのはちみつと溶けたバターが絡んで絶品です。
6.ベーコン餅のチーズまみれ
我が家の定番、「餅のベーコン巻き」にアレンジを加えてみました。
ベーコンにチーズが合わないわけがない!
カロリーなんて気にせずに!!
材料
- ベーコンスライス 1枚
- とろけるチーズ 1枚
作り方
- ベーコンを熱したフライパンで焼き、その上に焼いた餅をのせて巻く
- その上にスライスチーズをトッピングしてふたをして溶かす
ベーコンとチーズに塩っけがあるので、味つけはなしでもいいですが、ちょこっとお醤油を垂らしてもウマいです。
チーズが熱々のうちにお召し上がりください。
餅は、もとの味がシンプルゆえにいくらでもアレンジが効く食べ物です。
あなたの家庭オリジナルの食べ方があったら、ぜひ教えてくださいませ!
※この記事は2018年1月の情報です。