bacardi_gold_今回は、番外編として、ラム酒、バカルディのゴールドラムを飲みます。

ラム酒は、17世紀頃からカリブ海の島々を中心に生産された蒸留酒です。
原材料となるサトウキビは、原産国だった東南アジアからスペイン人などが持ち込んだことで、中米で盛んに栽培されるようになりました。

その後、サトウキビのプランテーションが広がるごとに、製糖の過程で生まれる廃蜜糖(モラセス)を原料としたインダストリアルラムが盛んに作られるようになりました。

イギリス海軍では20世紀後半まで、士気の高揚や娯楽の目的でラム酒を兵士に支給していました。
今ではカリブの海賊とともにラム酒がカリブ海のアイコンとして日本人にも浸透しています。

ラム酒(インダストリアルラム)は製造方法によって2種類に大別されます。

酵母を入れて発酵、醸造させた後、連続式蒸留器で蒸溜した後で樽に貯蔵するものをライトラムといいます。
このうち、熟成したまま出荷するものはゴールドラム、活性炭で濾過して色を取り除いたものをホワイトラムと言います。

一方でモラセスを自然発酵させ、単式蒸留器で蒸溜、樽に貯蔵したものはヘビーラムと言われます。
この中で3年以上熟成させたものはダークラムと言われ、色の濃い液色になります。
その中で、癖を抑えた製法を取り入れたものはミディアムラムと呼ばれます。

ラム酒のメーカーとして有名なバカルディは、1862年にキューバで設立されました。
同社のラム酒は、カクテルベースとして使われ、モヒート、ダイキリ、クーバ・リブレといったカクテルを生み出すこととなりました。

しかしキューバ革命が起こり、国営化を恐れたバカルディ社はバミューダ諸島に移転、現在に至っています。

バカルディブランドとしてのラム酒は基本的にライトラムで、ホワイトラムのスペリオール、ゴールド、長期熟成させたブラックの3種類がレギュラーラインナップされています。

最初は、ストレートから。
香りはゴム、そしてカラメルへと移り変わります。
味わいは、アルコール由来の辛みはそこそこありますが、その後は甘みがメインになります。

ロックでは、ゴムの香りの奥からバナナを感じられるようになります。
味わいは軽い酸味や苦みを持ちつつも、やはりフルーツやカラメルの甘みが支配します。

そのままで飲んでも美味いですが、ここで代表的なカクテルを紹介します。

<ダイキリ>

レシピ

  • ラム酒:45mL
  • ライムジュース:15mL
  • シロップ:小さじ1杯
キューバにあるダイキリ鉱山で働いていた技師が作ったと言われています。
基本的にはカクテルグラスに注ぎますが、私はこれをちょっとアレンジしたものを飲んでいます。daikiri_
  • ラム酒:3
  • ライムジュース:1
  • 炭酸水:9
  • 氷:適量
簡単に言ってしまえばダイキリソーダです。砂糖やシロップは入れません。

ゴクゴクといきたいときにはいいかと思います。

他にはクラッシュアイスを加えてシェイクして作るフローズンダイキリというものもあります。

<クーバ・リブレ>

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レシピ

  • ラム酒:45mL
  • ライムジュース:10mL
  • コーラ:適量
ラムコークとも呼ばれる、第二次キューバ独立戦争において、キューバの自由を祝して作られたと言われています。

ライムジュースを使わないレシピもあるので、ハイボールの感覚で気軽に作って飲めるカクテルです。

<モヒート>

レシピ

  • ラム酒:40mL
  • ライムジュース:30mL
  • ミント:6葉
  • 砂糖:小さじ2杯
  • 炭酸水:適量
タンブラーにミントの葉と砂糖を入れ、すりこぎ棒などで軽くすりつぶした後、ラム酒、ライムジュース、炭酸水を加えてステアして作ります。

手間がかかるカクテルですが、バカルディからあらかじめ混ぜ合わせたリキュールが発売されていて、炭酸水を割るだけで簡単に作れます。


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