Apple Vinegar Award

 悪夢を見ては忘れ、淫夢を見ては忘れ、年中しょうもない夢ばかり見ては起きた瞬間に忘れている俺ですが、2017年に見たひとつの夢は今でも鮮明に覚えています。

 それは『Apple Vinegar Award(アップルビネガーアワード)』という新人賞を創設する夢でした。

 何がなんだかわからないけれども、これは天啓のようなものではないのかと思ったので、新人賞を作ることにしました。文学の新人賞は数あれど、音楽はないですものね、新人賞って(いくつかあるけど「ない」と見做す。笑)。「音楽」と言っても、ポップ・ミュージックの新人賞です。

 とはいえ、ひとりでコンセプトを練っているので、はじめからバキっと固めるのは難しい。そのあたり、やりながらアップデートしていこうかなと思っています。

<今のところの考えている第一回の概要>

・賞金10万円(俺の自腹)
・2017年に発売されたアルバムとミニアルバムが対象
・1stアルバムでなくてもよい(文学の新人賞を参考に)
・新人でなくてもよい
・1月〜2月に5〜10作のノミネート作品を選考。発表
・3月末くらいに受賞作品発表

 こんな感じです。すんごいざっくり。笑。

 いわゆる人に送られる新人賞というよりは、作品に送られる賞です。誰かの3枚目のアルバムが受賞するかもしれません。

 賞金はひとまず、機材代くらいになればと思うのですが、それだと20万くらい欲しいなと自分なら思うので、もう少し考えます。文学賞とかもっともらえる賞もあるんですけれど、なにしろ私設の新人賞なので、このくらいかなと。でも、10万はショボいよなと思いつつ…(真剣に悩んでます)。宝くじ的な収入があったら増やしますね。

 とりあえず、ロゴの制作だけは去年のうちに友人に依頼しました。サイトなどはこれから準備します。

 10回くらいは続けたいなと思いますが、どうなんでしょうか。それまでにアルバムという概念がなくなってしまわないことを祈ります。「一緒にやりたい!」という人や団体や企業(メディアとか)があったら大歓迎ですので、連絡ください。

 あとは最終選考を手伝ってくれる選考委員も探さないといけませんね。

 ちなみに新しい権威を作りたい、みたいな気持ちはまったくありません(でもアワードって権威的な性質がどうしてもあるんですけれど…)。

「だって夢に見たんだもの!」としか言いようがないのですが、まあ、少しでも音楽にまつわる何かが盛り上がれば、意味があるんじゃないかなと。「アイツ、全然わかってないよね」とか、居酒屋で放談してもらえたら本望です。まあ、意味なんて自分でもわからないというか、大体、「Apple Vinegar」って何?って話なのですが。笑。

 というわけで、よろしくお願いします。