分類図

近年になり現生種や化石種など喜ばしいことに新種が続々発見されています。これがまた混乱を招くことにもなって悲しくもあり。 例えば 、ビュティコファリーの場合、パルマス パルマスの同物異名（シノニム）として分類されていたことや、 バリエーション豊富な色彩からパルマス パルマスの亜種とされていた過去があります。 パルマス ポーリーの場合には P. コンギクスの異物同名（ホモニム）であったことが発覚し、 改めて独立種 P. ポーリーとなり、さらにその後の研究で P. パルマスの亜種に含まれるようになりました。

亜種とは、種として独立させるほど相違点がなく、むしろ形態的変異・地理的変異・生態的変異に対して用いられます。 これらを学名で 属名＋種名＋亜種名の順に付けることで、その関係を表します。
亜種が存在するエンドリケリーの場合は、基本となる亜種がエンドリケリー エンドリケリー Polypterus Eendlicheri Eendlicheri、 その亜種が エンドリケリー コンギクス Polypterus endlicheri congicus となります。 亜種が存在しない独立種レトロピンニスの場合では Polypterus Retropinnis となります。
ポリプテルスの国内流通名は 学名そのままでの名前なので、学会審議により学名が変更されると、旧学名の表記であったり正しい学名での表記であったりと流通名に混乱がおこります。 ショップごとに表記が異なる場合が多いので もぅワケわかんない みたいな ややこしい事に。

ポリプテルス科