データベース †

レピソステウス科Lepisosteidaeに含まれる属。 あきらかにMasillosteus属は違いがありますが、それ以外は度々 アリゲーターやマンファリなどのAtractosteus、 ショートノーズやスポッテッドなどのLepisosteusに再分類されています。

Cuneatus属 †

Cuneatus cuneatus
学 名

Cuneatus cuneatus  Cope,1878

種小名 由来

くさび状、くさび形の

特 徴

70~100cm
表記分類に、旧分類でありシノニムでもある Lepisosteus cuneatus、それ以前のAtractosteus cuneatusでも表記され混乱しやすい。 現在は単独属。

地質時代

古第三紀 始新世 Eocene(約5,600万年~3,700万年前)~新第三紀 中新世 Miocene

化石発見地

アメリカ ユタ州 Green River Formation

Cuneatus wileyi
学 名

Cuneatus wileyi  Grande,2010

特 徴

平均35㎝、31~40㎝

地質時代

古第三紀 始新世 Eocene(約5,600万年~3,700万年前)~新第三紀 中新世 Miocene

化石発見地

アメリカ ユタ州 Green River Formation

Masillosteus属 †

レピソステウス科 Lepisosteidae に含まれるのが一般的なようですが、文献の分類によっては科すら異なる Masillosteinae としてあることも。 甲殻類・二枚貝など大量に生息していた場所から化石が発見されること、他のガーに比べ とても短い吻に扁平な歯が並び、 他の小型魚類を捕食するより殻などを粉砕するのに適していることから、それやワームなど無脊椎動物を捕食していたと考えられている。


Masillosteus属名の由来は メッセルの骨  Masilla+osteus

Masilla

発見地名 メッセル採掘場(Messel

osteus

原意はギリシャ語の τό ὀστέον、osteosがラテン語化したもので骨格・骨のように硬いものの意味
ostreatusは牡蠣のように粗くて硬い

Masillosteus janeae
学 名

Masillosteus janeae  Grande,2010

地質時代

古第三紀 始新世 Eocene(約5,600万年~3,700万年前)

化石発見地

US:ワイオミング州 Green Rriver Formation

Masillosteus kelleri
学 名

Masillosteus kelleri  Micklich & Masillosteus Klappert,2001

特 徴

体長100㎝、もしくはそれ以上
ヒトの大臼歯のように噛み潰すのに適した歯と頭蓋骨構造から、非常に強力的なアゴを持つ。

地質時代

古第三紀 始新世 Eocene(約5,600万年~3,700万年前)

化石発見地

北米、ドイツ:ヘッセン州 メッセル採掘場 メッセル・ピット(Messel Pit)

Oniichthys属 †

いまのところ1属1種のみ発見されています。


Oniichthys falipoui
学 名

Oniichthys falipoui  Cavin & brito,2001

特 徴

部分的に発見されている頭蓋骨の構成が未発達ではあるもののAtractosteus属と類似する箇所があるため再分類の可能性がある。 しかしLepisosteidae科に含まれる全ての属と生息地が異なることから固有的な派生との見方もあり、今のところ系統分類は保留中。

地質時代

中生代 白亜紀後期

化石発見地

アフリカ:モロッコ ケムケムベッド(Kem Kem beds) Ifezouane Formation