Microsoftの「Cortana」が、「Windows」搭載PCで競争に勝てないとすれば、他にどこで勝てるというのか。CES 2018では、Amazonの音声アシスタント「Alexa」が、Acer、ASUS、HPの各システムに搭載されることが発表され、搭載システムは今後さらに増えるとみられている。
Amazonは1年前に、Alexaをあらゆる分野に送り込む戦略を展開し始めた。CES 2018では、Alexaの基盤がスマートホーム全体を網羅し、各種提携によって拡大していることがうかがえる。
フロントエンドアシスタントとしてのCortanaの未来はますます翳りゆく一方だ。以下の事実がそれを示している。
MicrosoftのCortanaは現在、いくつかのスマートスピーカやサーモスタットに搭載されているが、その分野はAlexaと「Googleアシスタント」によってほぼ占有されている。
そして今、CortanaはPC業界でもAlexaの参入を受けている。Alexaを搭載するPCを各社が開発中で、Microsoftにとってはゆゆしき事態だ。CES 2018では次のような動きが発表されている。
Cortanaが完全に消えてなくなることはないかもしれないが、一連の人工知能(AI)機能と連携するバックエンドの強化技術として活用されるようになり、当初説明されていたような用途にCortanaが使われることはなくなるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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