『キングスマン: ゴールデン・サークル』を見てきた。
例によって心拍数を計測していたので、その結果について報告する。
ネタバレは無い。
『キングスマン: ゴールデン・サークル』の心拍数
というわけでこれが『キングスマン: ゴールデン・サークル』視聴時の心拍数である。
0:00:00以前の値は予告を観ている時のものだ。
本編視聴時の平均心拍数は89.1bpm、最大値は125bpmである。ちなみに去年の最高値は『メッセージ』の121bpm*1。新年早々に記録を更新してしまった。
そして特筆すべきはタイトルにある通り、開始75分あたりからの上昇だ。
物語が佳境になるにつれ、俺の心拍数も上がっていく。後半の怒涛の展開は、確かに凄まじいものがあった。それが見事に反映されている。
csv化して気がついたこと
ところで2017年映画の心拍数について言うべきことがある。
これを書いた時はデータをcsvで扱えていなかった。なので正月休みにcsv化して改めて比較したところ、気になる結果が出た。
下のグラフは『メッセージ』と『最後のジェダイ』について、先ほどと同じように心拍数をグラフ化して重ねたものである。見てほしいのは0:00:00以前の予告を観ていた時の値だ。
全体的に心拍数の高い『メッセージ』は予告の時点で心拍数が高い。一方の『最後のジェダイ』は予告の低い心拍数から始まり、本編で上昇して最終的には『メッセージ』の後半と同等の値となっている。
もしかして心拍数の絶対値は、体調などの影響が大きいのではないだろうか。そう思って予告視聴時の平均心拍数と本編視聴時の平均心拍数に相関があるか確認してみた。
これは「ある」な。
どうやら単純に比較してはダメなようだ。これまでの結果から、観ている間の変化量は意味があるだろうが、映画間で絶対値の比較は無意味と思われる。
そこで本編視聴時の心拍数から予告視聴時の平均心拍数を引いてグラフを作成してみた。予告視聴時を基準とすることで、日による差を抑えられるはずだ。
こうしてみるとダメダメと思われていた『最後のジェダイ』は優秀だということが分かる。150分以上あるにも関わらず、中盤以降は予告時よりも心拍数が上昇しているからだ。実際、予告を基準とした場合、平均値でも最大値でも『最後のジェダイ』が2017年で一番高い結果となった。金をかけて作られただけのことはある。
キングスマンを見ろ
以上の事実を知ってしまうと『キングスマン2』にも疑いの目を向けなければならない。最大値125bpmというのは、当日の俺の心拍数が高かっただけではないのか、と。そこで同様に予告を基準とした値を算出し、先ほどのグラフに重ねてみた。
全体的には『最後のジェダイ』の方が上だが、『キングスマン2』は後半に怒涛の追い上げを見せ、最終的には『キングスマン2』の方が上だ。瞬間的な値については言わずもがな。変化量で見ても『キングスマン2』はすごかった。
終わりに
心拍数的に『キングスマン: ゴールデン・サークル』は後半の盛り上がりがすごい映画であるということが分かった。ただし、これは映画館で観た結果である。どこぞの増田*2ではないが、タブレットでこの興奮を味わうことはできないだろう。なので気になるならすぐに映画館へ向かったほうがいい。
劇場が興奮をつくる。
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1作目はレンタル100円、購入500円*3。
使ったもの
心拍数を計測するのに使ったのは今回から新しくなった。
[エプソン パルセンス]EPSON PULSENSE 腕時計 脈拍計測機能付活動量計 PS-600C
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別の機器とはいえ、メーカーが同じなので計測差はそれほど無いと思う。さらに今回は予告視聴時の平均値で補正した上で比較をしているので、ブログ記事としてなら問題ないだろう。
これでも例によってデータは専用アプリでしか見ることができないため、csv化はプリキュアの記事と同じくこれで行っている。
先行例
映画視聴時の心拍数を計測するというネタは俺が自分で考えたものだが、やはり同じことを考えている人は他にもいた。
例えばこれは心拍数の変化で「映画ジャンルの分類」に挑戦している。
俺とほとんど同じネタを大々的にやろうとした人もいるようだ。この後どうなったかは知らないが。
俺は自分一人で淡々とデータを蓄積していくつもりである。
似たような記事
去年見た映画の心拍数まとめ。上で書いた通り、当日のコンディションは考慮されていない。
3年分のプリキュアの心拍数まとめ。こちらはcsvデータで見ているが、やはりコンディションは考慮していない。ただ特定話ならともかく、シリーズの傾向ならば日毎の差は薄まっているはずである。