着物の着付けやレンタルを手掛ける業者「はれのひ」と連絡が付かず、新成人が晴れ着姿を披露できなくなったトラブルを受け、佐賀県佐賀市柳町のフォトスタジオ「ハレノヒ」に8日、無言電話がかかってきたり、ウェブサイトにアクセスが集中したためか一時閲覧ができなくなったりした。代表は「一切、関係がないのに」と困惑している。
佐賀市のハレノヒは2015年に開店し、昨年10月からは呉元町で別名の貸衣装店も営んでいる。今月7日には佐賀市の成人式に合わせて、着付けや写真撮影を終えている。
8日午前11時ごろ、顧客からの問い合わせで騒動を知ったという。サイト上に「当社とは関係ございませんので、ご安心ください。悲しいニュースに心を痛めています」とコメントを出すなどして対応した。
笠原徹代表は「人の大事な時間や思いを扱う商売に背を向ける行為で、あり得ない」と業者に対して憤り、「私たちはこれからも、お客さまの特別な一日を全力でサポートしていく」と話した。