<iframe src="//www.googletagmanager.com/ns.html?id=GTM-5M48NC" height="0" width="0" style="display:none;visibility:hidden"></iframe>

メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

通販

「お試し価格」よく確認を 契約トラブル急増

ネット通販での「定期購入」に関する相談件数

 インターネットの通販サイトに記載してある格安の「お試し価格」で1回限りの注文をしたつもりが、通常料金で定期購入契約をしてしまうトラブルが急増している。国民生活センターによると、2017年度のネット通販での定期購入に関する相談件数は、一昨年度から2.8倍に増えた昨年度を大幅に上回っている。弁護士らで構成するNPO法人「京都消費者契約ネットワーク」は昨年12月、東京都内の2社を相手取り、誤認させるような表示の差し止めを求め、京都地裁に提訴した。【飼手勇介】

 訴状によると、2社ともに筋力を増強させるサプリメントを販売。1社は、トップページで「初回実質無料」と強調しつつ、読み進めると「4回以上のご継続が条件となります」との表記があり、定期購入を前提としていた。別の1社も、初回1カ月「500円」との表記とは別に、「最低4回(4カ月)以上の継続をお約束いただいております」と表示。いずれも申し込めば、約2万~2万4000円の定期契約が締結される仕組みになっていたという。ネットワークの担当者は他にも同様の例があるとして、「契約内容をよく確認してほしい」と注意を呼びかける。

 一方、国民生活センターによると、全国の消費生活センターに寄せられた相談件数は、11年度に128件だったが、16年度は約96倍の1万2337件。17年度は12月25日現在で9868件と昨年同期より1200件以上多い。

 訪問販売などと異なり、ネット通販などでは特定商取引法のクーリングオフ制度が適用されない。「2回目の商品が請求書とともに届いて気付いた」「解約したいが電話がつながらない」などの相談が多いという。

毎日新聞のアカウント

話題の記事

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです